DDT 5/29 板橋産文ホール大会



「オレたちDDT!」ということで、オープニングにはウィリアム・テル序曲が流れる。しかし1曲フルに流しちゃうと逆に「ひょうきん族」のテーマではなくて、クラシックのウィリアム・テル序曲でしかないと思うが。
木村リングアナがリング上からあいさつし、「まず、リングインタビューとは関係なしに、昨日FAXが来まして、・・・・」と「誰が」を言わずに経緯を説明する。「それでは、シャーク土屋選手に上がっていただきましょう!」ここで驚きの声。やはり全員がオフィシャルWebを見ているわけでも、ましてや毎日チェックしているわけでもない、ということか。土屋リングイン。イスを要求。座ってインタビュー受ける。
木村「DDTには女子部はあるんですが、選手がいませんので・・」
土屋「他んとこから呼んでこいよ!フリーなんだから、どこでも出てやるんだ。戦ってやるから、試合組め。お前何ていうんだ?」
木村「ボクは・・・通称キムタクです。」
土屋「お前がキムタクぅ?」
木村「今後前向きに検討するということで・・・」
土屋「前向き、じゃないよ。組め。」
木村「どうか今日のところは・・・」
土屋「せっかく来たのに無駄足かぁ?」
木村「お席を用意しますので、ぜひ見て行ってください。」

代わってトニー金子登場。
「えーとですね、先週の金町大会の経緯とかをご報告したいんで、ネオDDTの篠代表を。」
ネオレディースのテーマに乗って篠社長入場。
篠「疲れちゃうんで、イス。」
菊澤が「社長ー!」と叫びながらイス持ってくる。
篠「いやあ、先週から反響すごくてですね、メールとか電話とか、売り込みが。」
トニー「どういう選手が?」
篠「それは言えないなぁ。楽しみにしていて下さい。」
トニー「Xは?」
そこに「ALL MY TRUE LOVE」流れる。Xは佐野?会場沸く。そして佐野直入場(左写真)。篠社長、菊澤は手で「バッテン」を作って「違う」と主張。
篠「ダメダメダメダメ。」
佐野「売り込みに来たんですけど。」
篠「勘違いしてもらっちゃ困ります。ボクが欲しいのは、ステキな試合をやってくれる人。」ここで起きた「佐野はステキだ!」の野次に菊澤、「別の意味でね」と切り返す。
佐野「年内に大ブレイクを目指してますんで、ステキな実績を作ったらネオDDTに。」
篠「がんばってね。」
篠帰る。トニーも帰る。カード発表。「第2試合終了後にグッズ紹介のために休憩をいただきます。」ははは、予告までせんでも。


第1試合 スーパー宇宙パワー vs 藤沢一生(湘南プロレス)

藤沢は今日も「TAKE THE DREAM」で入場。

ロックアップ、ロープブレーク。ロックアップ、宇宙ヘッドロック。藤沢ロープに振る。宇宙ショルダータックルで吹っ飛ばす。宇宙ロープに走ってラリアット、藤沢これをかわしてラリアットに行く(左写真)が、宇宙には通じない。藤沢ボディスラム、なんか変な落とし方。宇宙場外に出たかと思うと屈伸運動を始める。

宇宙リングに戻ると藤沢の張り手をブロックし、ローキックで倒す。背中にサッカーボールキック(右写真)。藤沢立ち上がる。宇宙張り手、ヒザ蹴り。

宇宙ブレーンバスターの体勢、藤沢こらえて逆に投げる。藤沢ストラングルホールド(左写真)、宇宙はこの態勢から背中を蹴り上げて脱出。藤沢ロープに振ってラリアット。自らロープに飛んでドロップキック、これは当たりが弱い。

藤沢もう一度ロープに飛ぶ。宇宙がカウンターでラリアット。カバーはカウント2でハネ返す。宇宙ローキック入れて、腰投げ、すぐ十字(右写真)、藤沢タップ。

宇宙(3分28秒 腕ひしぎ十字固め)藤沢

宇宙マイク。「正座シナサイ、正座。藤沢クン、DDTノ若手ハミンナコレヲ体験シテイマス。モウチョットガンバッテクダサイ。マタヤリマショウ。握手デス。」

藤沢、恐縮しながら握手。

第2試合 ジャッキー・リン(酔拳)vs 硬派・山崎金次郎(喧嘩空手)

こちらが硬派・山崎金次郎。「喧嘩空手8段」と紹介されると自分でも笑ってる。酔っ払って「うぇ」とか言ってるリンにレフェリー・長瀬館長がぺし、と突っ込みを入れて試合開始。

試合は基本的に山崎の鋭い蹴りをリンが酔拳の独特の動きでかわし、たまに攻撃を加える、という感じ。しかし試合中にも時折酒を飲みながらのリンの動きに山崎しばしば苦笑。

ラウンド間の休憩時、リンは出されたイスには座らずに横になる(左写真)。座ってるのもつらいほど泥酔しているのか?

山崎、第2ラウンドでは空手着をぬぐ。見事な刺青。はいいが、雑誌には載らないんだろうなあ、たぶん。第2ラウンドも基本的に「これ」というシーンはなく、引き分け。とくに言わなかったが「エキシビション」なんだろうなあ。それで不満はないが。

リン(2ラウンド引き分け)山崎


「グッズ紹介のための」休憩。

スーザンではなく、「グッズ・ガール」がリング上に。売店で500円で売っていたサイン色紙(手形付き)を1500円で売るという暴利なオークション(しかしファントムタオルは原価割れ)の後、「それでは、このグッズ・ガールが着ているTシャツを!1000円から!」とキムタク。そこに土屋が1000円札持ってリングに。「なんだこの女ぁ!おら脱げよ!」と土屋はグッズ・ガールからTシャツをはぎとる。前回のスーザンみたいに下にもう1枚着てるのかと思ったら、着ておらず、ブラが露わに(ビックリしたんで写真撮り損ねたよ)。そこに飛び込んできた正義の味方は佐野直!自分の着ていたジャンパーをグッズガールに着せて(左写真)、土屋に突っ掛かって行く。

しかしラリアットで吹っ飛ばされる(右写真)。土屋、「なんだこいつは!」と、なぜかキムタクに詰め寄る。するとキムタク、
「私は6月27日、北沢タウンホールで、シャーク土屋選手と佐野直選手の試合が見たいです!」とどっかで聞いたようなセリフ。念願通り試合が組まれた土屋、キムタクに張り手をかまして退場。佐野立ち上がり、篠に「土屋に勝ったら、ネオDDTに!」とアピール。いやあ、凄いことになってしまった。こうなるとはとても予想付かなかったな。


第3試合 アジアン・クーガー&西野勇喜(フリー) vs 菊澤光信&X(ネオDDT)

西野、クーガー先に入場。ネオDDTの入場を待つ。前回から(?)使い始めた菊澤の新テーマに乗って、菊澤、サンダー、篠社長がブリブラダンスで入場。Xは誰なんだー!篠社長マイク取る。「オレたちネオDDT!」そこにあまり聞きなれないテーマ。声がかぶる。「俺の名前を知ってるか?知らない?そいつぁモグリだな。」こ、この寒いしゃべりは・・・・
加藤茂郎だ!
あいや、ネオDDTかい、加藤。加藤、いつものNew Age Outlawsライクなしゃべりの後菊澤とポーズ決めるが、スベる。(

菊澤選手、ステキな衣装です。(上着はドラえもん、中のTシャツは「ジャイアンリサイタル・ワールドツアー」)

先発は菊澤とクーガー。クーガーが腕を取ると菊澤足取って切り返す。菊澤がホイップ、クーガーもホイップで返す。クーガーロープに振る。リープフロッグでかわす。ドロップキックは相討ち。両者いい動きを見せ、西野と加藤にそれぞれタッチ。

西野チョップで先制。首投げからエルボースタッブ入れてスリーパーに(左写真)。加藤を立たせてまたチョップ。加藤が倒れるとストンピング。ロープに振ってエルボー、クーガーにタッチ。クーガーコーナーに振ってニールキック狙う。加藤かわす。クーガーはエプロンから戻って延髄蹴り、加藤不意をつかれて場外転落。


クーガー助走を付けてトップロープ越えのトペ(右写真)。お見事。リングに戻して低空ドロップキック、ダブルのレッグブリーカー。

西野がサソリに固める。クーガーエプロンから「返してみろ!」加藤が腕立てで上げようとするとクーガーがロープ越えギロチン(左写真)。次は西野がペンデュラムバックブリーカーに取ってクーガーがギロチン。

続いてエプロンから首を出してのギロチン(右写真)。しかしこれだけ受けても大丈夫な加藤というのも、細身に見えて強いのだろう。西野コーナーに振って串刺しラリアット、すぐにブルドッギングヘッドロック。しかし監獄固めには行けず。加藤低空ドロップキックを浴びせて菊澤にタッチ。5分経過。

菊澤は西野の顔をエプロンから出してエルボースマッシュ2発。リングに戻り、ロープに振ってのドロップキック、フィストドロップ。加藤にタッチ。加藤ブレーンバスター狙う、西野が逆に投げる。西野もう一発狙う。加藤着地してサミング。パイルドライバーからカバー、カウント2。加藤両足を取って、腹にストンピング。突然腕のテーピングを外して投げ捨てるととレフェリーのグレース浅野に「拾って」。グレースがそっちに気を取られたスキに急所にニースタンプ。菊澤にタッチ。菊澤ネックブリーカードロップ。西野ボディスラム打ってクーガーにタッチ。クーガーは座った状態でのコブラツイスト(左写真)から後ろに引き倒してフォール、2カウント。

菊澤張り手打ってボディスラム。コーポレートエルボーに行くが、今日は「タメ」なし。加藤にタッチ。クーガードロップキック。西野が入り、スパインボム、それにクーガーがギロチンを合わせる(右写真)。西野ラリアット、カウント2。10分経過。

西野バック取る。加藤急所蹴りで菊澤にタッチ。菊澤がトルニージョでプレス。クーガーがカット。菊澤ラリアット(左写真)、西野こらえる。

菊澤もう一度ロープに振ってラリアット、西野かわしてロープに飛ぶ。そこにサンダーの竹刀。今日は息もピッタリ。予想外の攻撃にダメージを受けた西野を菊澤は妙技!菊クラッチ(右写真)で丸め込んで3カウント。

菊澤(10分53秒 妙技!菊クラッチ)西野

篠登場。「ステキな試合でした。クーガーさん、マスクもそろそろ新調する頃でしょう。金ピカのマスク作ってみませんか?ご検討ください。」
加藤「クーガー!西野!お前らDDTの選手じゃねーだろ!クーガー!お前新婚だろ!いい生活したいだろ!」
クーガー「考えとく。」
篠「今日の祝勝会は六本木のキャバクラで。」


第4試合 木村浩一郎&エキサイティング吉田 vs 内藤恒仁(フリー)&高井憲吾

今日のスーザンはヒネリなし。



先発は吉田と高井。ロックアップ、ロープに詰めるがクリーンブレーク。吉田ロープに振る。高井ショルダータックル、吉田倒れない。双方ロープに飛ぶ、両方とも倒れない。3発目、吉田は抱え上げてボディスラムに。エルボードロップ落としてスリーパー、高井切り返す。高井腕を固めてヘッドバット。吉田もヘッドバットで返す。手四つと見せかけて吉田キック。首投げからサッカーボールキック入れて木村にタッチ。木村はロックアップすると高井を軽く投げ飛ばす(右写真)。高井は内藤にタッチ。

まずは探り合いからグラウンドに入るが、木村が難なくバック取ってスリーパーに。え、そんなに差があるの?内藤レッグロックで反撃。

木村足を取る(右写真)。内藤ロープエスケープ。内藤立ち上がると右足をひきずっている。かなり痛めている様子。木村蹴りまくる。内藤片足タックルに行くが倒せない。内藤は高井にタッチ。

高井キック、ロープに詰めてチョップ、腕折りと果敢に攻めていくが木村はあっさりビクトル投げで形勢逆転(左写真)、アンクルホールドに。高井ロープ。5分経過。木村ロープに振って逆水平。吉田入ってダブルチョップ。

吉田ボディスラムからギロチン。吉田ヘッドバット、高井もヘッドバット、吉田もさらに返す。壮絶な頭突き合戦(右写真)。が、吉田大きなモーションからヘッドバットと見せかけて、回転しての急所蹴り。吉田ボディスラムからランニングエルボー。ブレーンバスターは2カウント。2発目高井がこらえる。吉田ヒザ蹴り入れるが高井はこれをキャッチしてキャプチュードに。

高井逆片エビ、木村が強烈なキックでカット(左写真)。高井は内藤にタッチ。内藤足取って逆片エビ、吉田ロープ。内藤は吉田の背中にヒザを押し当てる。内藤キャメルクラッチに。木村カット。

吉田片足タックルからグラウンドに。内藤ヒールホールドに切り返す(右写真)。吉田は内藤の痛めている足を攻めて逆転、内藤は高井にタッチ。吉田も木村にタッチ。木村張り手、チョップ、キック。コーナーに振る。高井切り返して串刺しラリアット、もう一度振って串刺しエルボー。ヘッドバットからボディスラム打ってムーンサルトプレスに行くが低い。木村キック、投げっ放しタイガードライバー。吉田が「死んじゃうよ」と声を掛けると木村「殺すんだよ。」木村が言うとシャレにならん。木村さらにストンピング、張り手。10分経過。

高井ドロップキック打つが木村動じずにサッカーボールキック返してくる。ブレーンバスター打って吉田にタッチ。吉田ヘッドバットからネックブリーカードロップ。「内藤出てこいこのヤロー」の挑発に内藤が出ると足を取ってニースタンプ。内藤苦悶。吉田はスピニングトーホールド(左写真)から4の字。高井がカット。

内藤エルボー打って十字に。吉田ロープ。吉田足取って裏アキレス腱固め(右写真)、内藤ロープ。

木村が高井を場外に叩き出し場外でブレーンバスター。その間に吉田はサソリの態勢から相手の足を自分の股間で固定する。これで反転させればトライアングルスコーピオンだが、吉田はそのまま腰を下ろして体重を掛ける。内藤たまらずギブアップ。

吉田(12分50秒 エキサイティングスコーピオン)内藤

吉田「木村さん、今日は負傷者とかいっぱい出て組ませてもらうことになりましたが、僕は、今年の1月に宇宙パワーに負けたくやしさを忘れてません。木村さんでも宇宙でも、またお願いします。」
木村は内藤に矛先。「お前、レスリングがどうとか言ってたが、お前のレベルはウチの高校生程度だよ!メインで船越が負けたら30/30は解散!俺から宇宙にはよく言っとくから。高木!お前も秒殺するつもりで行け!ブザマな試合したら高木だろうが30/30だろうが俺がぶっ潰すぞ!ネオDDTだのくだらねーことやってないで、俺んとこ来いよ!」



第5試合 三上恭平 vs 佐々木貴

セミファイナルは正規軍同士のシングル。アングルも何もない世界。

まずは握手。しかしなかなか組み合わない。手四つになるが(左写真)、やはり組まない。ロックアップ、佐々木がロープに詰める。クリーンブレーク。三上が低いタックル、佐々木はかわす。手四つから佐々木がバックを取る。佐々木首に移行するが三上切り返す。佐々木さらに切り返そうとするが三上がこれを封じる。一旦ブレークして手四つから再スタート。

佐々木が後ろに回って足を取って倒す。グラウンドのフェースロックに。三上切り返す。佐々木またバック取って足をたたむ。腕に移行しワキ固め、三上は回転してかわし、グラウンドヘッドロックに。腕も取るが佐々木はロープ。三上レッグロック。ヒザにニースタンプ、ニードロップ(ジャンプして)落としてからまたレッグロック。佐々木ロープ。三上足を固めて腕も取り、ロイヤルストレッチのような形で攻める(右写真)。5分経過。

佐々木体勢引っくり返してカバー、カウント2で三上返す。佐々木ヘッドロック、三上振る。佐々木タックル。佐々木走る。三上リープフロッグで飛び越して待つが佐々木はロープから戻ってこない。三上突っ掛かるが佐々木はかわす。三上低空ドロップキック、佐々木場外エスケープ。戻ってきたところにまた低空ドロップキック(左写真)。三上張り手、佐々木キック打つが、軸足に力が入らないのか打った後自分が崩れる。それでもミドルキックを打っていく。三上はこれをキャッチしてヒザにパンチ。さらにローキック3連打。

三上張り手、佐々木ミドルキックからソバットをボディに。もう一発、今度は顔面にヒット。佐々木首投げからサッカーボールキック、三上すぐに立って首投げから低空ドロップキック。三上ロープに振ってドロップキック、カバー、カウント2。三上がミドルキック連打(右写真)、佐々木は3発目をキャッチしてキャプチュード、カウント2。佐々木チキンウィングフェースロック、三上ロープ。佐々木スタンドからもう一度チキンウィングフェースロック、三上後ろに下がってコーナーにぶつける。三上突っ込む、佐々木トラースキック。10分経過。

佐々木コーナー2段目からミサイルキック、当たり所が悪かったのか三上はダウン。カウント9でなんとか立ち上がる。佐々木がドロップキック、三上場外転落。佐々木がロープ越えのニーアタック、三上が場外でダウン。三上が立ち上がると佐々木スライディングキック、三上よけて佐々木を落とすと「飛ぶぞっ!」と叫んでひねりプランチャ。リングに戻るとツームストーンドライバー(左写真)からダイビングセントーン、カウント2。三上コーナーに上ってウルトラ・ウラカン・ラナ(ミサイルキックか?)狙う。それを佐々木は下からドロップキックで撃墜(あぶねー)。

佐々木みちのくドライバー(右写真)、カウント2。フィッシャーマンバスターも2。佐々木ラリアット、三上ブロックして飛びつき十字固め、佐々木ロープ。三上もう一度飛びつき十字、佐々木は押しつぶしてエビ固め、カウント2。15分経過。

三上低空ドロップキック、バック取る。佐々木取り返す。三上再度バックに回ってジャーマンスープレックス(左写真)、カウントは2。佐々木立ち上がってラリアット、エビに固める。三上2で返す。

佐々木再度ラリアット狙う。三上かわしてウラカンラナ(右写真)、カウント2。三上抱え上げると体重を浴びせるようなボディスラム、コーナーに上ってローリングセントーン、カウント2。掌底の打ち合いから佐々木がラリアット、三上一回転、しかしカバーは2で返す。

佐々木ロープに走る。三上カウンターの掌底打ち込んでみちのくドライバー(左写真)。カバーにはいかず。

佐々木が立ち上がるところに三上は一回転反動を付けての掌底を叩き込み、渾身のカバー(右写真)、3カウント。

三上(17分30秒 体固め)佐々木

いい試合だった。「これ」と言ったフィニッシュ技のない三上が最後に選んだのが掌底(というより思いっきりの張り手にも見えた)つーのがまた凄い。2人抱き合って健闘を称え合った後、2人とも後方に倒れた。


第6試合 高木三四郎 vs ファントム船越(フリー)

船越先に入場。高木のテーマ「Fire」がかかると高木応援団が盛り上がる。その応援団の度肝を抜くように船越がまずエプロンに上がってきた高木にガウンを着たままドロップキック。さらにガウンを着たままトペも敢行。まるで藤波。高木ようやくリングに上がる。さらに蹴ってくる船越に着ていた「3:46」Tシャツを投げつける(左写真)。船越は足を取ってドラゴンスクリュー、足にストンピング。アキレス腱固め、高木ロープ。

船越低空ドロップキックから逆片エビ固め(右写真)。足をたたんでインディアンデスロックに移行。さらに鎌固め。

高木がロープに逃げると中央に引き戻して弓矢固め(左写真)。船越アリキック連打。さらにドラゴンスクリューから4の字固め。高木返す。船越自分の体勢に戻す。高木ロープ。5分経過。

船越ローキック。高木首を取ってDDT。船越すぐに立ちあがってチョップ。高木もチョップ打ち返す。高木DDTの体勢(右写真)。船越これをノーザンライトスープレックスに切り返す。カウントは2。船越フルネルソン、高木投げられてなるかとロープに。船越後から崩してヒザ十字に。高木ロープ。

船越ロープに振る。高木帰ってきたところで船越の首を取ってDDT。さらにブレーンバスター(左写真)。高木、船越をターンバックルにぶつけ、コーナーに上ってスイングDDT。

高木コーナーに上ってミサイルキック、2発目狙ってコーナーへ。船越追いかけて雪崩式ブレーンバスター(右写真)、カウント2。

船越投げっ放しジャーマンからカバー、カウント2。ジャパニーズレッグロールクラッチホールド(左写真)、これも2。

船越ドラゴン狙ってフルネルソン、しかし高木が切り返して逆にドラゴンスープレックス(右写真)、船越2で返す。

高木ロープに振ってドロップキック、カバー、カウント2。ブレーンバスター狙いを船越ワキ固めに切り返すが高木は立ち上がってDDT(左写真)に。

高木ロープに振ってラリアット、船越かわしてフルネルソン、高木ストーンコールドスタナーで切り返す。最後は予告付きの三四郎スタナー(右写真)、これでカウント3。

高木(9分40秒 片エビ固め)船越

10分行ってなかったのか。ちょっとびっくり。

高木マイク。
「俺が勝って、お前らがどうなろうと、俺の知ったことじゃねえ。こうやっていい試合できるんだ。一緒にやっていこう。歳とか関係ねえよ。
船越、握手には応じるが「今日勝ったからってないい気になるな、次また行くからな!」

高木「OK、ミュージックスタート!」

しかし流れたのは「Fire」ではなくネオのテーマ。篠社長がスタンガン持って再登場。菊澤ももちろん随行。さらに後ろには花束持ったキングダムの入江。入江、高木に花束渡す。
篠「感動しました、30/30の最終回。DDTの最終回までもあとわずか。みなさん、後半戦盛り上がって行きましょう。ステキなゲストをお連れしました。ちょっと高かったんですけどね。」と入江を紹介。
入江「僕は、格闘技戦なら、どこの団体の、どのリングにも上がる用意があります。高木さんがやる気なら、今からスーツ脱いで延長やりませんか?」
高木花束投げつける。
篠スタンガンで威嚇。
高木「6/27、上がってこい、相手は俺が決めてやる!」

決めるだけ?



高木、船越と吉田を呼び寄せる。まさか入江を6人タッグに?

「OK、ミュージックスタート!」
今度は「Fire」流れる。四方のコーナーでビール飲み、ファンにアピールする高木。船越にも渡す。船越が「モルツ兄弟」入り(長男)なのか?

同じメンバーで離合集散を繰り返すのではなく、次々に外から敵が来る、という形は見てて面白い。しかもその出方がこっちの想像を遥かに超えてたりするとたまらない。今日はセミとメインがシングルで、試合内容も良かったしね。



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