DDT 7/26 北沢タウンホール大会



6時40分、「Into The Light」が流れてスタート。木村拓郎リングアナがリングに上がり、「今日の欠場選手(高井、黒影、木村)」を発表。種市は?
カード発表の後すぐに大作のテーマが流れそのまま第1試合の開始。


第1試合 大作 vs 西野勇喜(フリー)

藤沢の出現もあって最近は健介色が薄れてきたように感じる西野(右写真)。両者ロックアップ、西野がロープに詰めてチョップ。再度ロックアップ、今度は大作がロープに押し込んでキック。三度目は西野がヘッドロックに。大作ロープに振る、西野タックル。西野突っ込むが大作はトラースキック。大作ミドルキック打ち込む、西野はラリアットで返す。またロックアップ、西野バックから崩してマウントに。張り手入れて十字に取るが大作は起き上がってヒザ十字に切り返す。西野立ち上がってストンピング。

西野がチョップを打ち込めば大作はミドルキックを打ち返す(左写真)。西野が4発目のチョップで倒す。西野足を取ってトーホールドに。大作は下からキック。大作コーナーに振って串刺しニーアタック、ダブルアームスープレックスからカバー、カウント2。

大作延髄蹴り、1発目はかすったが2発目はヒット。バックドロップは2カウント。コーナー上ってニードロップ、これも2。縦回転のニールキックを打ち込んだ(右写真)大作だが、西野はすぐにラリアットを打ち込む。さらにもう一発ラリアット打って、抱え上げるとトルネードボム一発、これで3カウント。

西野(4分29秒 片エビ固め)大作

真っ正面からのぶつかり合いは見てて気持ちいい。


第2試合 ファントム船越(ネオDDT)vs タノムサク鳥羽(二瓶組)

船越、アゴを突き出して挑発。鳥羽は牽制気味のハイキックを出しつつ、間合いを詰めて脇腹にパンチ。船越よろける。船越アリキック、鳥羽笑う。鳥羽がパンチで詰めていくと船越逃げる。船越あおむけに寝て猪木vsアリ状態。ちょっと前だとこうなると立ち技側は手が出せない、というのが定説だったが、今の流行はジャンプして相手の足を飛び越して攻撃へ、の流れ。鳥羽も期待通り船越の両足を飛び越えてマウント。そのままパンチボコボコ。船越ダウン取られる。カウント7で立つ。

鳥羽コーナーに詰めてパンチ連打(右写真)、さらにヒザ蹴りでダウン奪う。今度はカウント9まで進む。鳥羽のパンチを船越ようやくキャッチしてワキ固めに。しかし鳥羽は回転して逃げる。船越十字に。鳥羽起き上がる。あっさり反撃を封じられた船越は一旦場外に出て呼吸を整える。鳥羽はリング上で寝っ転がる。船越コーナーに上がるが、ただの雪崩式リングイン。

鳥羽キック連打(左写真)。船越何発目かでようやくキャッチするが、接近戦になると鳥羽のパンチの嵐。鳥羽ソバットからミドル、船越またキャッチには成功するがパンチ浴びる。顔面にフック入る。船越ダウン。カウント9で立つ。まだ目は死んでないようだが。5分経過。

鳥羽パンチ、ミドルキック連打、船越大きく受け身とってダウン。受け身ができるくらいならまだ大丈夫か。カウント8で立った船越にミドルキック、船越キャッチ。3度目にしてようやくドラゴンスクリュー成功(右写真)。

船越すかさず足4の字に(左写真)。しかし鳥羽はロープエスケープ。鳥羽立つとまたミドル、船越キャッチするが鳥羽はパンチ連打、船越ダウン。立ったところにストレート、またダウン、これは危ないか?8で何とか立つ。

鳥羽細かいパンチを当てていく。船越低空ドロップキックで反撃に。フルネルソンに行くが鳥羽も必死に投げだけはブロック。船越足をすくってうつぶせに倒すとジャパニーズレッグロールクラッチホールド(右写真)、2で肩上がったようにも見えたがレフェリーのカウントは3。

船越(8分14秒 ジャパニーズレッグロールクラッチホールド)鳥羽

あんまりステキな勝ち方じゃなかったなぁ。


ここで最近のDDT興行には欠かせないプロジェクター登場。ネオDDTの流れをおさらい。1シーン流れるたびに挿入される黒地に白の極太明朝体(左写真)。え、エヴァだ・・・。しかもBGMは「第9」だし。ビデオは木村が高木に怒りをぶつけるシーン(7/13)で終わる。

ネオのテーマが鳴り響き、篠社長、菊澤、サンダー、加藤が入場(後で船越も)。
「木村くん、怒っちゃいましたねー。やめちゃいましたねー。これで、私の大いなる力も使わないうちに、DDTは最終回を迎えてしまいましたー。」観客から拍手起きる。
「さあ、最終回も盛り上がって行きたいと思います!」

ここでFire。高木と佐々木が入ってくる。

篠社長、佐々木に握手求めるが佐々木は拒否。菊澤笑う。
篠社長は高木と佐々木に「メインで私たちが勝ったら、すっきりネオDDT入りするというのはどうでしょうか?」と提案。
佐々木は「そんな条件飲む訳ねーだろ!」と毒づくが、高木の答えは「いいよ。」佐々木驚く。高木「俺達が勝ったらなんでも俺の言うこと聞くんだな?」
観客が口々に「要求」しだす。
高木「俺の言うことを聞け!」

菊澤「じゃ、メインまでに小さい夢をせいぜい考えといてね。どうせこっちが勝つんだから。ファイヤー!はしゅーりょー。ミュージックスタート!」
菊澤のテーマかかり、ネオDDT勢がコーナーでポーズ(左写真)。佐々木は高木に「なんであんな条件飲むんですか!」と食って掛かる。高木「うるせー!」ぶ、分裂か?
高木「俺の曲かけろ!」Fire流れて高木と佐々木も退場。


第3試合 エキサイティング吉田&勇作 vs 内藤恒仁&ポイズン澤田(フリー)

吉田&勇作、コンビニ袋を提げたスーザンと入ってくる。勇作「ジジィとはやってられねーんだよ!」この言葉に怒った内藤・ポイズンがゴングを待たず奇襲。しかし一旦落ち着いたとこで吉田がコンビニ袋からまむしドリンクを取り出し、「これでも飲んでがんばれ」。まず内藤が飲む。続いてポイズンも、なぜかスーザンの方を見ながら「何すっかわかんねーぞ」と言いつつ飲む(右写真

いつもだったら「セコンド座れー!」とか言うんだが、スーザンだから言わない(左写真)。


まむしドリンクの効果が出たのか元気に勇作に襲い掛かるポイズン。内藤・ポイズン組はクイックタッチで勇作を攻めつける。交互に逆片エビ(右写真)。内藤ダブルアームスープレックスからカバー、吉田カット。まだ内藤の笑みは崩れない。ポイズン首4の字。勇作が立ち上がると足を取ってアキレス腱固め、吉田カット。

ポイズンはまむしツイスト(左写真)。リリースしてロープに振るとニールキック、しかし勇作かわしてラリアット。内藤にもラリアット。5分経過。

勇作ポイズンをロープに振ってパワースラム、カウント2。エルボー落として吉田にタッチ。吉田は内藤を呼び込む。吉田顔面かきむしりからランニングエルボーに行くが内藤は受けない。逆に吉田の首をエプロンから出してカチ上げ式エルボースマッシュ。リングに戻って逆片エビ(右写真)、勇作がカット。内藤ネックロックからマウント。グラウンドでは完全に圧倒。

内藤が足を取る。吉田も足を取ってヒールホールドの掛け合い(左写真)。吉田が先にロープエスケープ。ポイズン入ってニールキック。吉田は金的ヘッドバットで勇作にタッチ。勇作アキレス腱固め、ポイズン立ち上がって内藤にタッチ。内藤きれいなフロントスープレックス、カウントは2。内藤また逆片エビ固め。10分経過。

吉田がカットに入るが内藤放さない(右写真)。しつこいカットについに内藤の笑みが消える。勇作が自力でロープエスケープすると内藤は吉田に張り手。しかしそのスキをついて勇作はジャーマン。内藤怒りに任せて勇作にも張り手、エルボースマッシュ。ポイズンにタッチ。ポイズンブレーンバスターからカバー、吉田カット。勇作金的、ニールキックで吉田にタッチ。

吉田キック入れてトライアングルスコーピオン(左写真)。内藤がスリーパーでカット(斬新すぎ)。

吉田は勇作に押さえさせて内藤にランニングエルボー敢行(右写真)。勇作も続くがそれはやっぱり受けない内藤。勇作のキックもあしらってヒザ蹴り入れてポイズンにタッチ。だんだん試合の体をなさなくなってきた。

勇作スイングDDT、ジャンピングツームストン。バックを取るとポイズンは金的。内藤がジャーマンで投げてポイズンはキャトルミューティレーション(左写真)、勇作ギブアップ。

ポイズン(13分46秒 キャトルミューティレーション)勇作

ポイズンマイク「勇作見たか!これがまむしの実力だ!」

吉田の独演会始まる。勇作にもモルツを勧めるが勇作「ボクはまだ未成年なんで爽健美茶で。」とボケる。吉田「お前21じゃないか!」でスーザンと3人で乾杯(右写真)。


ここで休憩。キムタクリングアナから「9月3日より中野ケーブルテレビ(シティテレビ中野)でDDTが1時間番組として放送開始」の発表。


第4試合 スーパーライダー&三上恭平 vs アジアン・クーガー(フリー)&FM-TARO(YF21)

ライダー、白のスーツ風のコスチュームに黒帯。これが掣圏道の市街戦スタイルか?(写真はクーガーだが)

先発は三上とFM-TARO。TAROバックから崩してグラウンドヘッドロック。三上立ち上がってカニばさみで倒す。

三上レッグロック(左写真)、TAROキーロックに切り返すが三上はさらに切り返す。TAROはハンマーロックから逆さ押さえ込み、カウント1。手四つから三上は腕を絞り上げてライダーにタッチ。

ライダーローキック連発、TARO腰が引けている(右写真)。

手四つ、力ではTAROが上回ったように見えた(左写真)がライダーは体を沈めるとコークスクリューシザーズで投げ飛ばす。TAROバックを取るがライダーはブレークして飛びつき十字、TAROロープ。5分経過。

ライダージャーマン、TAROバック宙で着地、バックを取るがライダーはヒザ十字に(右写真)、TAROエスケープ。TAROサイドキック、エルボードロップ、ボディスラムと攻め込んでからクーガーにタッチ。

クーガーはボディスラムからロープ越えギロチン(左写真)。コーナーに振って串刺しニールキック、サイドスープレックスでカウント2。TAROにタッチ。TAROコーナーからダブルアックスハンドル。ブレーンバスターで投げてカウント2。羽根折り固めに固める。

TAROアームストレッチに移行、すぐクーガーにタッチ。クーガーはロープに振ってドロップキック、ライダー場外転落。クーガートップロープノータッチ・トペコン(右写真)。

ライダー戻る。クーガーとTAROダブルの股裂き。TAROサソリと見せかけて金的、はいいが、金的に行く時には完全にレフェリーが見ていたぞ。クーガーがのたうち回るライダーの背中にギロチン。TAROはセカンドロープからローリングセントーン。ライダーはキック、ダブルアームスープレックス(左写真)で三上にタッチ。10分経過。

三上ロープ越しのトペ・アトミコ。ロープに振ってドロップキック。ボディスラムからセントーン(右写真)、カウント2。

スリーパーに取るがリリースしてマウントから十字。TARO起き上がって(左写真)十字に切り返す。TAROサイドキックからロープに振ってエルボー、クーガーにタッチ。

クーガーコーナーに振る。三上コーナー飛び乗るが、クーガーはこれを捕らえてスタンピードに持っていく。三上投げられる寸前に着地、飛びつきのヘッドシザーズホイップ。クーガー場外転落。三上ひねりを加えたトペコン。

クーガー三上をエプロンに置くとロープ越えギロチン(場外へ)。リングに戻ってカバー、カウント2。TAROにタッチ。

TAROボディスラムからフィストドロップ、トップロープからエルボードロップ。続いてパイルドライバー(右写真)。しかしこの固定しないフォームは危なっかしく見えるなぁ。場外落としてラ・ケブラーダ。三上が戻って来たところをトップロープにスタナー。15分経過。

TAROコーナー上る。三上ドロップキックで落としてストンピング。ライダーにタッチ。ライダーはキック、ソバット、コーナーに振る。TAROキック、スイングDDT打ってクーガーにタッチ。しかしTAROのジャンプしてのエルボー(?)はクーガーに誤爆(左写真)。

スーツ姿でも「ライダーキィーーーーーック!」右写真)。ライダーTAROを場外に出してプランチャ。

三上ラリアット、カウント2。三上コーナーに上る。何をするのかと思ったら、あっと驚くファイヤーバードスプラッシュ!(左写真)この新技で3カウント。

三上(17分27秒 体固め)クーガー

試合後、かまだ屋のおかみの誕生祝いが突然に(ライダーのプレゼントはキス)。ライダー「PWCが分裂して、DDTがここまで来れたのは、ひとえに高木のおかげです。DDTは永遠に不滅です!これからもよろしくお願いします!」

三上「ジュニアの活性化したいんで、どんどん参戦待ってます!自分のことですが、TAKA戦に向けてそろそろ動いていきます。口だけで終わらせたくないんで。」


第5試合 高木三四郎&佐々木貴 vs 菊澤光信(ネオDDT)&加藤茂郎(NMC)

加藤のマイク、Nightmare Crewヴァージョンにマイナーチェンジ。4人がそれぞれのテーマ曲で別々に入場。ゴング前にネオDDT軍奇襲を掛ける。佐々木にダブルのクローズライン、場外転落。

篠社長、小型のスタンガンを手に高木に近づく(左写真)。あわや、というところで佐々木が盾になり、感電。佐々木またもや場外転落。

ローンバトルとなった高木に2人でエルボードロップ連発、菊澤ボディスラムからローリングセントーン、カウント2。ロープに振ってドロップキック(右写真)、エルボードロップで2。高木ボディスラムからニードロップで反撃。しかしサンダーが竹刀攻撃。今日はヒールモードだな>ネオDDT。

加藤スタンディングストレッチ(左写真)。こらまたシブい技を。ロープに固定すると今度は篠社長が竹刀攻撃、続いて菊澤も竹刀。高木ファンのヒートが増す。

菊澤ブレーンバスター、加藤はその間レフェリーのジャッジ金子をいたぶる(右写真)。加藤がボディスラムから4の字。5分経過。なんとか動けるようになった佐々木が四つんばいでカットに入る。しかしまだネオDDTの攻撃は続く。加藤がパイルドライバー2発、菊澤がラリアット、カウント2。

菊澤高木をコーナーに振る。高木キック、そしてラリアット(左写真)。ドロップキック打ち込んで佐々木にタッチ。佐々木は菊澤にラリアット、エプロンの加藤にキック、菊澤にソバットと大暴れ。場外に落ちた加藤にロープを飛び越えてのニーアタック、さらに場外ニールキック。リングに戻って菊澤に延髄ニー。ラリアットで2カウント、高木にタッチ。

高木コーナーからミサイルキック、カウント2。DDT、これも2。再び佐々木にタッチ。佐々木はドロップキックから旋回式のフィッシャーマンバスター(右写真)、サンダーがカット。

篠社長スタンガン取り出す。が誤ってサンダーを感電させてしまう。高木が入り加藤にラリアット、そして加藤を羽交い締め。コーナーの佐々木に飛べ!と指示。加藤よける、佐々木それを読んで高木の前に降り立つと固い握手。うまい!2人で加藤にパワーボム、カウント2。三四郎スタナー(左写真)、一発目は2で返した加藤だが、2連発で食らって3カウント。

高木(9分40秒 片エビ固め)加藤

これを見た篠社長はコソコソと逃げる。高木「おい篠!どこ行った!」エキサイティング吉田がリングまで担いでくる。ヘタリこむ篠社長(右写真)。いよいよ高木の要求が。



高木「言うぞ。8月27日、このリングに、木村浩一郎を連れて来い!もし連れてこなかったらお前と有刺鉄線バリケードマッチだ!「僕が?」という顔をする篠社長(左写真)に「おとなしく言うことを聞け!」とフェースクラッシャー。

そう来たか。何にせよ「木村問題」から逃げなかったのはえらい。

高木さらに「木村!あれが嫌いのそれがイヤだの言っててプロレスができるかって!ここに来い!リング上であったことはリング上で決着付けるのがプロだ!」

佐々木に向かって「一瞬でも疑って悪かった。」

高木、佐々木がFireに乗って退場の後、再びプロジェクタ登場。ル・クプルの「陽だまりの詩」をBGMに暴れる木村浩一郎の姿。投げつけられた宇宙のマスクを見つめる高木。最後に「木村浩一郎は戻ってくるのか・・・・」の文字。

今日は大満足で会場を後に。



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