「DDT夏場所・初日」8/27 北沢タウンホール大会



6時15分頃タウンホールに着くと、当日券を買うための長い列が。今日は多いかな?
中に入ると、今日はスタンディングではなくイス席。さらにステージと花道まで設置。気合いが感じられる。

タイコの音でスタート。篠社長が「木村浩一郎出て来てください」の紙を掲げて歩き回る。

木村リングアナがリングに上がりあいさつ、CTNテレビ放送開始の記者会見のビデオを流す。いきなり篠&サンダーがCTNの並木プロデューサーを拉致するが、

ストーンコールドばりに素肌に革ベストの高木(左写真)が救出、会見に移る。
その後実際のオープニング映像。8/22の高木被爆まで使ってて、なかなかカッコいい。

カード発表。当初「イリミネーション」と発表になっていたセミが10人タッグに変更。


第1試合 種市課長 vs 西野勇喜(フリー)

西野が先に花道を入場。

「♪サラリーマンは、気楽な稼業ときたもんだ♪」のテーマに乗って現れた、これが種市課長だ!(左写真

キムタク、グレース浅野と名刺交換する種市課長(右写真)。

ゴング前に「部長のバカヤローーーーー!」ドロップキックで先制する課長。さらにカバンの上へのフェースクラッシャーを決め、コーナーからフットスタンプを敢行するがこれは外れ。西野が張り手入れるとメガネが飛び、あわてて探す課長。

ロックアップ(左写真)。どう見てもプロレスラーと素人の取っ組み合い。西野パンチ、ストンピング。ヘッドロック、課長振るが西野はタックルで吹っ飛ばす。

課長キック入れて(右写真)ブレーンバスターで投げるが西野は1カウントで返す。

西野串刺しラリアット(左写真)。コーナーで逆水平、そしてボディスラム。課長は場外エスケープ。

場外から戻るとネクタイを頭に結びつけて気合いを入れた種市課長(右写真)。しかしそれでは酔っ払いだよ・・・・。

ロックアップするが西野すぐに投げ捨てる。課長タックルから逆エビに行くがあっさり返される。

西野バックドロップからラリアット、バンザイ状態で吹っ飛ぶ種市課長(左写真)。

もう一発ラリアット(後ろのグレースまで痛そうな顔)、西野は足でフォール、3カウント。

西野(4分32秒 体固め)課長


第2試合 仮面シューター・スーパーライダー vs 内藤恒仁(フリー)

今日も掣圏道スーツで入場のライダー。コーナーに立って敬礼。

内藤バック取る。ライダーは前転してヒザ十字に。内藤抵抗。ライダーは腕にスイッチ。内藤は足を刈って上になるがライダーはガード。内藤足を取ってアキレス腱固め。

ライダー腕固める(左写真)、内藤ロープ。

ライダー内藤の内ももにローキック。崩れ落ちたところにさらにキック(右写真)。ライダー十字、内藤ロープ。

手四つから内藤はフロントスープレックス、アキレス腱固めに。ライダーはカカトで蹴って脱出、ヒールホールドに(左写真)。内藤ロープ。

ライダー変形の股裂きに(右写真)。内藤上になり逆エビを狙うがライダーはコークスクリューホイップで投げる。内藤すぐに起きてアームロックからハンマーロック。ライダー苦痛の声。5分経過。

ライダー裏十字に(左写真)。

内藤は腕を抜いてアキレス腱固めに。ライダー切り返す(右写真)、内藤ロープ。

ライダーロー、ミドル。内藤キャッチして倒し、両足を取るとジャイアントスイング(!)から逆エビに(左写真)。

ライダー切り返すとニーオンザベリーの状態からパンチ(右写真)、すぐ十字。

内藤持ち上げて落とすが、ライダーは放さず三角絞めに移行(左写真)、ニアロープではあったが、内藤動けずギブアップ。

ライダー(7分25秒 三角絞め)内藤

さすがだ>ライダー。面白かった。


ここで再びビデオ上映。7/13板橋産文ホール大会の「事件」(右写真)、7/26北沢タウンホールの展開を流したところで、

高木登場(左写真)。マイク「有明の花火はきれいだったぜ!」

「おい、俺の今日の相手はどっちなんだよ?おい篠!聞いてんのかオラ!どっちだよ出てこい!」

篠社長、顔には無精ひげ、格好はいつものスーツではなく戦闘(?)モード(右写真)。「がんばったんですけどね。見て下さい。」

「篠社長の木村浩一郎に会いたい!」上映。

群馬の木村の自宅を訪れる篠社長とサンダー。まず呼び鈴を押すが、なぜか逃げる篠社長。ピンポンダッシュすなー!「いや、昔の習性で・・・」
改めて木村に話。篠「お願いしますよ。」木村「DDTには出ない。帰れ!」逃げる篠。篠「ファンは木村浩一郎の試合を見たがってんだよ!」木村「言ってろ。」

しかし「誠意を尽くしてもう一度」。玄関前で土下座する。1日たち、2日たち、3日目、「そして8月26日の夜を迎えた」のテロップが。結局返事はなし。

見終わった高木、「これじゃいやがらせじゃねーかよ!お前が俺とやるんだな?」

サンダーが「うるせーな、やってやるよ!」
篠「無理無理。」
サンダー「やる前から負けることを考える奴があるか!」でビンタ。篠吹っ飛ぶ。

決定、か・・。


第3試合 三上恭平 vs Neoウィンガー(Neo DDT)

三上入場。左ヒジの包帯が気になる。

ウィンガー、出て来た時はいつものこのマスクだったが、コールの後に取る。下にもう一枚マスク。

手四つでスタート。しかしなかなか本格的には組み合わない。

ウィンガーは腕極め首固め(左写真)。三上腕を抜いて上に。一旦離れる。ウィンガーがスリーパー、三上切り返してグラウンドヘッドロック。

ウィンガー切り返して弓矢固め(右写真)。リリースしてストンピング入れるとキャメルクラッチに。三上はかみついて脱出。三上足取って倒す。レッグロックから足にニースタンプ、サマーソルトドロップ。レッグロックからワキ固めに移行。

ウィンガーは足を取って切り返し、スピニングレッグブリーカーからフルネルソンデスロック(左写真)。5分経過。三上は場外にエスケープ。

三上戻る。チョップ合戦はウィンガーが優勢。三上の頭部にニースタンプ。ウィンガーヘッドロック。三上ロープに振る。ウィンガータックル、ロープに飛ぶ。三上カウンターのドロップキック(右写真)、ウィンガー場外転落。

ウィンガー戻ると急所攻撃。ニールキックで三上を場外に落とすとプランチャ。ちょっと失敗。「久しぶりにやったからよ。」三上戻る。ウィンガー串刺しラリアット、三上2発目をかわしてコルバタ、場外に落とすと独特のフォームのトペコン?(左写真

リングに戻してトペ・アトミコ、ダイビングセントーン、カウント2。三上ロープに走る、ウィンガーキッチンシンク。ストマックブロック、ボディスラムからダイビングフットスタンプ、2カウント。ラリアット、これも2。パワーボムに行くが三上は十字に切り返す(右写真)。三上一度放して(?)、飛びつき十字、今度はウィンガーがパワーボムに切り返す。

ウィンガーダイビングニードロップ、三上かわして低空ドロップキック。エアスマッシュからファイヤーバードスプラッシュ(左写真)、3カウント。

三上(13分19秒 片エビ固め)ウィンガー

しかし勝った三上の方が腕を押さえて立てない。コールドスプレーばんばんかけまくって、場外マットを担架代わりにして運び出す。結局脱臼だったようだが、なんで今日に限ってドクターも何もいなかったのだろうか?


第4試合 佐々木貴、エキサイティング吉田、アジアン・クーガー(フリー)、勇作、大作 vs 菊澤光信、加藤茂郎、黒影、ファントム船越、ポイズン澤田(Neo DDT)

Neo DDTはまず4人で入り、「もう一度輝きたい」ポイズン澤田がひとりで後から入場。菊澤は8/22の爆破マッチでボロボロになったコスチュームで登場(左写真)。

スーザンは浴衣で登場(ああ、ロープが邪魔だ)。

加藤「社長、メイン出るんだからこんなとこいないでアップしておくように。」篠社長悲しげに控室に戻る。

先発は加藤と大作。大作キックで攻めていくが、加藤はうまくいなして足殺しに。大作「エースクラッシャー」打って佐々木にタッチ。佐々木は黒影を呼び込む。黒影一瞬入るがすぐにポイズンにタッチ。佐々木もクーガーにタッチ。ポイズンとクーガーはグラウンドでやり合い。決まりそうになると前回対戦で因縁アリの吉田がカット。

菊澤と佐々木が入る。ロープワーク、サンダーが竹刀振るうが佐々木は無視。菊澤ドロップキック、ギロチンドロップ。加藤が入りステップオーバーレッグストレッチ。リリースしてパイルドライバー、カバー、カウント1。5分経過。佐々木ドロップキックで落としてロープ越しのライダーキック、エプロンに寄りかからせてのニールキック。

リングに戻すと加藤は目突き、黒影にタッチ。黒影サッカーボールキック、佐々木はヒザ蹴りで応戦、ロープに振ってドロップキック。佐々木はマウントパンチ。勇作と大作が入る。大作トラースキック、勇作ネックブリーカードロップ。大作がキャメルクラッチに捕らえて勇作がドロップキック(左写真)。勇作ラリアット、スパインボム。両軍タッチして勇作と船越に。

ファントムブレーンバスター打って黒影を呼び込む。黒影スワンダイブ式・・・パンチ。ニールキック、ダブルのドロップキック、ダブルのワキ固め。ポイズンにタッチ。勇作もクーガーにタッチ。クーガーがポイズンをコーナーに連れ帰り、吉田のランニングエルボー、クーガーのギロチンが交互に2度ずつ(右写真)。勇作もセントーン落とす。10分経過。

ポイズン急所打ちで脱出しニールキック、まむしツイストに行くが吉田がカット。勇作ジャックハマー、2カウント、佐々木にタッチ。ポイズンも黒影にタッチ。黒影は裏投げ、三角飛び延髄から雪崩式ミステリオ・ラナ(左写真)。ムーンサルトプレスは吉田がカット。船越入ってロープに振るとカウンターのフロントスープレックス。あとの4人を呼び込んで串刺し5連発。

ポイズンまた入ってフィッシャーマンズスープレックス、ノーザンライトスープレックス、いずれもカットに遭う。ポイズンはニールキックからキャトルミューティレーションを佐々木に決める(右写真)。全員でカット。そのままあとの8人は乱闘開始。

ポイズンはノーザンライトスープレックス(左写真)、カウント2。ポイズンが佐々木のバックを取る。菊澤がラリアットに行くが佐々木かわしてポイズンに誤爆。

クーガーは黒影を捕らえて場外でアキレス腱固め(右写真)。

佐々木はDDTからポイズンを変形マヒストラルに丸め込み(左写真)3カウント。

佐々木(14分 変形ラ・マヒストラル)ポイズン

菊澤、加藤とポイズンが仲違い。

吉田「俺達今から乾杯やるから仲間割れは後にしてくれ。俺達は一枚岩でやってくから、君らは仲間割れでもなんでもしてくれ。」

菊澤はポイズンに「流山帰ってヘビでも飼ってろ!お前なんかいらねーよ!」

さらにDDT軍にも、
「お前らよーく聞け。北沢タウンホールは喫煙・飲食は固くお断りだ!」

しかし「勝利の美酒に酔わせてください!」(佐々木)ということで構わず乾杯。


ここで休憩。焦げたボブワイヤーボードがコーナーにセットされる。


第5試合 高木三四郎 vs 篠泰樹

なんと試合前の篠社長の「LIVE」映像がスクリーンに(右写真)。

高木はボブワイヤーボードを蹴倒して四方でファイヤーポーズ(左写真)。

篠社長、NeoDDTトレインで入場。

焦げたボブワイヤーボードを背に篠社長が覚悟を決める。しかし名前がコールされようとしたその瞬間、会場にホルストの「火星」が。

木村浩一郎、登場。

高木「ボードおろせ!」高木と木村の一騎打ちに。


第5試合 高木三四郎 vs 木村浩一郎

ゴング鳴る。木村速いタックル。すぐマウント取って張り手の雨を降らせる(左写真)。木村腕取って十字に。高木ロープ。木村サッカーボールキック、ヒザ蹴り、ブレーンバスター。

さらにローキック(右写真)で崩すとサッカーボールキック、顔面にもキック。高木ダウン取られる。カウントは4。

高木張り手で反撃するが、木村はかわしてバック取るとスリーパー。高木ロープ。木村ローキック連打、張り手、またローキック、ハイキック、高木ダウン。しかし高木は今度はすぐ立ち上がって低空ドロップキック。

高木もう一発低空ドロップキック打ち込むと逆片エビに(右写真)。

木村の顔を踏みつける高木。

高木が再度足を取って逆片エビを狙うと木村は下からヒザ十字、さらに倒してから足をひねり上げる(右写真)。高木ロープ。木村は顔面キック、サッカーボールキック連打。ブレーンバスターからまた十字。高木が上体起こすと三角絞めに、高木ロープ。5分経過。

木村キック、串刺しラリアット(左写真)、ハイキックで高木場外転落。木村はマットをはがしてツームストーン。鉄柱攻撃、場外でローキック。高木はハイキックをかわして場外で垂直落下式ブレーンバスターに。さらに場外ジャーマン、先にリングに戻る。木村は頭を押さえてカウント10でリング復帰。

高木は後ろから前から(右写真)ラリアット、カバー、カウント2。

高木、魂のジャーマン(左写真)、

しかし木村はアームロックに取る。これは前回対決で高木が負けた展開。木村上になってチキンウィングアームロックに移行(右写真)、高木がロープに近づくと首も両足で挟み込む。しかし高木はなんとかロープエスケープ。

木村パワーボム(左写真)、がっちり押さえ込むが高木はカウント2で返す。

木村タイガードライバー(右写真)、高木はこれも2でハネ返す。10分経過。

木村ロープに飛ぶ。高木キック入れてストーンコールドスタナー(左写真

高木垂直落下式ブレーンバスター(右写真)、カウントは2。

高木は首を取って三四郎スタナー狙う。木村ワキ固めに切り返す。高木前転して立ち上がると三四郎スタナーに(左写真)、カウント2.5!

高木は再度三四郎スタナーに。木村切り返して高木を投げると肩をひねり上げる(黒影の肩を外した、アレ)。そして十字(右写真)。高木はこらえるが、木村の「折れるぞ!」の声にレフェリーがストップ。

木村(11分31秒 レフェリーストップ)高木

木村マイク。最初は宇宙語で「勝っちゃった」と言うが、声裏返る。その後は地声で「篠!今日来たのはお前が最後に言った『ファンが試合を見たがってる』、それだけの気持ちで来たんだ。」
そして「すいませんでした。高木もよくぞここまで成長してくれてよかったと思います。明日からDDTがんばります。よろしくお願いします。」と戦列復帰宣言。リングに一礼して(左写真)花道を去る。

高木マイク(右写真)。木村はステージから見ている。
「オレは、木村浩一郎に出会えてよかったと思います。まだまだこれからです。ありがとうございました!」
木村控室に下がる。

高木「控えめに言わせてくれ。俺の曲かけろ。」
痛めた肩をかばいながら片腕でファイヤーポーズ。

花道を下がり、ステージまで来たとこで、ヒザを着き、目頭を押さえる高木(左写真)。


木村がDDTを離れると言うのなら、それも仕方ない(外の闘いに向かうのならば)とも内心思っていたが、こうして会場に現れ、また高木といい試合を見せてくれた。そしてまだまだ高木にとって高い壁であることを見せつけた。やっぱり帰って来てくれてよかった。



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