FMW 12/12 後楽園大会



試合前の売店ではダドリー・ボーイズ、フランチャイズ、フランシーンがグッズにサインを入れていた。何より、「本当に来てくれてよかった。」
Tシャツ2枚購入。Tシャツ1枚3000円というのは適正価格だな。

「リッキー・フジのハードロック・マニア」のゲストはディレクTVコメンテーターの杉作J太郎。濃いなあ。

予定の6時半にスタート。正確に言うとその数分前から平岩リングアナはリング上に。生放送でないのに、ちゃんと始めるという姿勢は評価すべきところだろう。


第1試合 Over The Top トーナメント1回戦
非道 vs 小野武志

小野のテーマって前からVan Halenの「Ain't Talking 'bout Love」だったかなあ?まあいいや。非道が求めた握手に応じるふりをしてパンチを出す小野。さらにヒザ蹴り。ガタイだけはある非道にはちょっと小野の打撃が軽く見える。(実際の効き目はわからんけど)小野はエプロンに出るとスワン式の延髄蹴り。非道が場外に出るとすかさずプランチャ。非道はリングに戻るとまた握手を要求。小野が応えると今度は非道がパンチ。ロープに振ってニールキック。小野はタックルで倒すとチョーク攻撃。非道は腕ぶんまわしパンチ。あくまで見かけだが、やっぱこっちの方が重そう。(的確に当たっているかは別)小野はネックロックに。非道抱え上げてマンハッタンドロップ。小野はひるまずヒザ蹴り、ロー、ハイを連打して倒れたところをアームロックに。非道ロープ。小野はスリーパー。非道ロープ。非道唐突にニールキック、小野かわしてキック、非道キャッチしてパンチ。さらにパイルドライバー。「非道ちゃんボンバー」と予告しての一発はかわされ、逆に裏拳から卍。小野は自らリリースしてヒザ蹴り。外道バックを取られると急所蹴り2発からスモールパッケージ、これで3カウント。

非道(5分55秒 スモールパッケージホールド)小野

うーん、なんちゅうか、この終わり方は・・・・第1試合でそれやっていいもんかねえ?ただの手抜きだよなあ。



第2試合 Over The Top トーナメント1回戦
リッキー・フジ vs 折原昌夫

会場からリッキーに寄せられる「Rock n' Roll」コールに折原は不機嫌になり、控室に帰ろうとする。ルチャドールかいな。するとリッキーは本部席のゴングを奪って「リングアウト勝ちだ」と言わんばかりに連打する(一瞬ほんとにそういう裁定かと思ってビックリした)。折原説得に応じてようやく戻ってくる。試合開始。リッキーヘッドロック。折原ロープに振る。リッキーショルダータックル。リッキーも折原に比べるとデカく見える。倒れた折原の腰目掛けてストンピングを打つ。リッキーロープに振ってラリアット、折原かわして逆にラリアット、リッキかわしてラリアット(さらに2回繰返し。)結局両者ともヒットせず。リッキー小さいチョップを当てる。コーナーに振って串刺しラリアット。折原かわして浴びせ蹴り、リッキー場外転落。折原ケブラーダ、リッキーかわす、折原着地。折原はリッキーを客席に投げ込む。さらにリッキーを鉄柱にぶつけ、鉄柱を背に立たせてイスフルスイング。当然かわすリッキー、折原は思いっきり鉄柱をイスで殴る。リッキーは折原をかつぐと場外カミカゼ。

リングに戻してブレーンバスターからカミカゼ(左写真)、カウント2で起こす。垂直落下式ブレーンバスター2発から片エビ、これは折原が2でキックアウト。リッキージャーマン、カウントは2.5。5分経過。「もう一発カミカゼ見たいかぁ?」と叫んでのカミカゼは折原着地してバック取る。リッキーバック取り返す。当然折原はオリキン。リッキーも金的打ちで返しブレーンバスター狙い。折原着地してまたオリキン、そのままスモールパッケージホールド(下写真)、これで3。

折原(6分7秒 スモールパッケージホールド)リッキー


あーあ、第1試合と第2試合が全く同じ結果だよ。たぶん折原の方は第1試合もそうなったなんて知らずにやったんだろうけど。こういうカード順にした方が悪いのか、考えなしに第1試合第2試合から金的フィニッシュをやってくれた方が悪いのか。個人的には非道が悪いような気がする。



第3試合 3ウェイ・ダンス
大矢剛功 vs 佐々木嘉広 vs スーパー・レザー

今日のレザーはマスクあり、5寸釘ブラシ持参。大矢と佐々木はこれに対抗すべくイスを手にする。レフェリーの指示でレザーがブラシをコーナーに置くと大矢がリング下に蹴り落とす。しかし中山香里が拾って戻す。3人ロックアップからまずは佐々木を標的に。しかしダブル攻撃が誤爆して大矢が吹っ飛ぶ。レザーブレーンバスターから佐々木をカバー、大矢がカット。佐々木がレザーのDDTを逆に切り返してカバー、大矢これもカット。佐々木がレザーを捕らえて大矢にパンチを入れるよう指示。大矢なかば故意に誤爆しようとするが、読んだ佐々木が逆にショルダータックルを大矢にかます。レザーが突っ込む。大矢と佐々木がショルダースルー(?)でレザーを場外に。ここで「レザー選手、オーバー・ザ・トップロープにより退場」のコール。えー、そんなルールなの?3ウェイ・ダンスってバトルロイヤルじゃないのにー。

とにもかくにもわずか3分でレザーが退場し、ただのシングルマッチに。大矢ダイビングニードロップ、バックドロップ、卍(右写真)とつないでギブアップ勝ち。

大矢(4分28秒 卍固め)佐々木

それはつまんないだろう、おい。



第4試合 冬木弘道 vs モハメド・ヨネ

この試合から実況席に伊藤豪と欠場中の邪道が。ゴング前にヨネがニールキックで先制、さらにキック連打。冬木は場外に落としてイス攻撃。リングに戻ってブレーンバスター、カウント2。パイルドライバーを狙うがヨネはワキ固めに切り返す、冬木ロープ。ヨネキック連打からまたワキ固め、冬木またロープ。ヨネ串刺しニーアタック、ブレーンバスター、カウント2。ヨネ冬木をコーナーに振って「ワッハッハ」と笑って突っ込むが、冬木が逆にラリアット。5分経過。冬木パワーボムから本家「ワッハッハ」しかしヨネがカウンターのニールキック。冬木すぐに立ちあがるとラリアット、3カウント。

冬木(5分38秒 体固め)ヨネ

まあ、そういう試合なんで写真が撮れなかった、と。
しかしここまでサクサク進み過ぎ。



第5試合 ダドリー・ボーイズ vs 黒田哲広&吾作

ババ・レイ、「We Are ECW World Tag Champion, You Are オカマ Boys!」と黒田&吾作を挑発。黒田これに対し「お前ら犯したるわ、ボケ!」と。前代未聞の「犯せ」コールが会場から。(まあ、「Fuck 'em Up」の日本語版と思えばECWっぽいかもしれんが)
先発はD-vonと黒田。D-vonパンチ、黒田ラリアット。ババ・レイがタッチ要求。D-vonは黒田にエルボー入れてババ・レイにタッチ。ババ・レイ、黒田をコーナーに押し戻すと「We Want That オカマ Boy!」と吾作を指す。黒田しぶしぶ吾作にタッチ。吾作ラリアット、ババ・レイかわしてサイドバスター、カウント2。ババ・レイ、キック、ボディスラムからギロチンドロップ打つが、なぜか目測誤って失敗。振ってラリアットに行くが吾作が中途半端によけたため、不格好にふたりで倒れる。D-vonにタッチ。D-vonキック、ボディスラムからダイビングヘッドバット打ってまたババ・レイにタッチ。D-vonはいいなあ。5分経過。

ババ・レイチョップ入れて吾作をコーナーに振る。ババ・レイが突っ込むと吾作カウンターキック。計3度これを繰り返した後吾作がババ・レイに不敵にもダイアモンド・カッター、しかし体勢崩れて自分の上にババ・レイを落とす。ババ・レイ「どうすべえ」といった感じでD-vonに渡す。黒田が入って4人で場外戦開始。ババ・レイと黒田はお約束通り南側の通路まで行き黒田が花道疾走ラリアット。黒田イス攻撃、ババ・レイも反撃。D-vonは吾作をイスで打ってリングに戻す。ババ・レイとダブルタックル、ダブルエルボードロップ、ダブルヘッドバット。ババ・レイ「ゴサク!」と檄飛ばすが肝心の吾作にどうにも覇気がない。張り手を入れるとようやく張り返す吾作。しかしD-vonが後ろからタックル、大して当たってないのにヘニャヘニャ倒れる吾作。ババ・レイコーナーに振って「C'mon!」吾作ラリアット、ババ・レイ倒れない。10分経過。吾作チョップ、キック。ババ・レイ受けてあげ、オーバーに倒れる。ババ・レイのラリアットをかわし吾作裏投げ(?)に行くがもちろん持ち上げることができない。吾作黒田にタッチ。D-vonも入る。黒田に急所打ち。テーブルを持ち出し、コーナーに立てかける。黒田を立たせて突っ込むが、黒田かわし、逆にコーナーに上ってテーブルプレス(左写真)。

黒田再度コーナーへ。D-von追って雪崩式ブレーンバスター狙うが黒田はD-vonの首を取ってトップロープにぶつける。黒田ラリアットからカバー、ババ・レイカット。黒田吾作にタッチ。会場からため息。吾作はD-vonをコーナーに上げサンドカッター。ババ・レイがカット。そして何の前振りもなく、3−D(テッドのせいで見えないけど右写真)、黒田がカットする間もなく3カウント。

D-von(14分15秒 体固め)吾作

なんか最低の内容だなあ。原因はひとえに吾作だが。ECW勢に限らず外人とからませるには「受け」ができないとダメですね、ほんと。流血とか有刺鉄線には耐性がついてそれなりのもん見せられるようになったとかもしれんけど、こういう試合で膳膳ダメー、ではどうしようもない。



第6試合 Over The Top トーナメント1回戦
金村ゆきひろ vs 保坂秀樹

金村がリング上で踊っている(左写真)途中で保坂が急襲。場外へ。しかし金村あっさり形勢逆転。金村突っ込む。保坂場外フランケン。これは見事。双方イスを持ってリング復帰、イスチャンバラ。保坂が勝って金村の脳天に一撃。さらにイスの上にDDT。保坂スリーパー、金村ロープ。保坂それでもしつこくスリーパー。金村コーナーに突進して保坂を頭からターンバックルに突っ込ませる。金村コーナースプラッシュ、保坂かわしてまたスリーパー。金村急所打ちで脱出。さらにミドルキックをキャッチさせて急所蹴り。イスをリング中央にセットし、保坂を座らせてドロップキック。保坂の首をロープにひっかけてのギロチンは「行くぞキャシー中島!」という意味不明の掛け声付き。5分経過。

金村イスで2度殴る。保坂フラつく。金村突っ込む。保坂フランケン。金村場外転落、保坂トペ・スイシーダ。保坂ロープ越しブレーンバスター狙い、金村背後に着地するが保坂金的。さらに投げっ放しジャーマン、カウント2。保坂雪崩式フランケン、ビルディング・ボム、ムーンサルトプレス、いずれも2。再度雪崩式フランケン狙い、金村無造作に突き落とす。金村後頭部にギロチン入れるとコーナーに上がって爆YAMAスペシャル、3入ったかと思いリングアナはゴング鳴らすが、微妙なカウントを嫌った金村はすぐにもう一発爆YAMA(右写真)、きれいに3カウント。

金村(8分53秒 片エビ固め)保坂



第7試合 Over The Top トーナメント1回戦
ミスター雁之助 vs 中川浩二

黒の巡礼姿、というのもかなり変なギミックのような気もするが、まあもうすっかり定着してしまったようだ。

一方記者会見を「結膜炎」だか「ケツマクマヤコン」だかで欠席した中川は左目に大きく包帯(右写真)、いかにも視界が悪そう。雁之助がパンチをヒットさせる。中川場外にエスケープ。カウント9でリング復帰。雁之助パンチ、ラリアット、ボディスラム、またラリアット。中川のパンチは空を切る。

雁之助がバック取る。待ってましたとばかりに金的。中川包帯を取り、セコンドの非道からフォークを受け取る。テッドはどうしてもこの物体が見えないようである。雁之助あっという間に流血。さらに傷口にかきむしり、ヘッドバット。さらに中川は雁之助の左ヒザを狙ってローキック、ステップオーバートーホールド、パンチと見せかけてまたローキック。5分経過。中川ヒザ固め、雁之助ロープ。中川ヒザにストンピング入れて、ロープを使って締め上げる。

中川場外に出て、雁之助のヒザをエプロンの角にぶつける。リングに戻ってシャープシューター。雁之助なんとかロープへ。中川ファイヤーサンダー、雁之助着地してスリーパー。締め上げるがギブアップしないので放してカバー、カウント2.5。雁之助ラリアット、垂直落下ブレーンバスター、カウント2。10分経過。雁之助フルネルソンに取る。中川コーナーまでバックしてブレーク。体を入れ替えると逆にキャメルクラッチに。雁之助ロープ。中川ロープに振ってマンハッタンドロップからラリアット、カウント2。再度フォークを手にするが、雁之助はワキ固めに捕らえる(右写真)。中川フォーク落とす。

雁之助ラリアットからファイヤーサンダー(左写真)、カウント2。拝みパワーボムに行こうとするが中川急所打ち。落ちていたフォークを拾う。


中川フォークを振り回す。雁之助かわしてフルネルソンからマットに叩き付けると涅槃に。中川ギブアップの様子(たぶん)。

雁之助(?分 涅槃)中川

試合終了と同時に金村が乱入、メッタ打ちに。非道は止めに入る。


ここで休憩。

第8試合 ECW世界ヘビー級選手権試合
シェーン・ダグラス(王者)vs 外道(挑戦者)

うーん、なんで外道がECW世界ヘビー級に挑戦なんだろう?単に「うまい」「アメプロに合わせられる」で選ばれたような。外道のセコンドにはギターを持った伊藤豪。一方のフランチャイズ、なぜかテーマソングが「Welcome To The Jungle」。あれ、これってビガロのテーマじゃなかったっけ?フランチャイズは「Perfect Strangers」のはず。まさか「入れ替え」はないよなあ?ま、本人は委細かまわずフランシーンとゆっくり入場。

リングに上るとマイクを取り、「STOP The F'N Music!」おおお、これやってくれたか。しかし延々としゃべるわけはなく、「Tokyo, Franchise, Francine is No.1!」とだけ。もちろんコールもリングアナに任せる。スタートはクラシックな展開。アームロック合戦をサミングで脱出すると外道をロープに振る。外道は飛び越して回転エビ、ダグラスはジャックナイフに切り返す。外道もさらにエビ固めに。ダグラス再度ロープに振る。体を沈めて一旦飛び越させ、次のタイミングでリープフロッグを見せるが、着地に失敗したのかヒザを痛めた感じ。

外道すかさず低空ドロップキックからヒザにスプラッシュ(左写真)、ステップオーバートーホールド。場外に出てダグラスのヒザを鉄柱にぶつける。伊藤豪もギターでヒザを攻撃。すっかりダグラスはベビーのチャンプに。

外道はヒザ十字から4の字に。ダグラス首固めに丸め込むがカウントは2。外道改めて4の字。両肩が付いてカウント入る。あわてて上体起こすダグラス(右写真)。ダグラス体勢を引っくり返す。外道がロープエスケープ。5分経過。ダグラス急所打ちからネックブリーカードロップ。シブい。

パイルドライバー(左写真)は2連発、カバーは2カウント。うつぶせの外道の首をつかんで自分が一回転するネックブリーカー2発。これもシブいねえ、初めて見る動きだけど。ダグラススリーパー、レフェリーのスキついて(テッドスキだらけだけど)サミング入れる。外道はヒザにパンチ入れてなんとか形勢逆転図るがダグラス意に介さず。ブレーンバスターからカバー、2カウント。ダグラスコブラツイスト、外道腰投げで切り返す。10分経過。

外道ヒザに蹴り。これは効いたか?ダグラスバックドロップ狙い、外道空中回転で着地してニーブリーカー。ダグラス突っ込む、外道パワースラム、2カウント。外道ロープに振ってドロップキック、これも2。ボディスラムからスーパーフライ、ダグラスキックアウト。外道ミサイルキック、これも2。外道ロープに振る。ダグラス切り返す。外道が帰ってきたところを捕まえると持ち上げてフィッシャーマンバスター(右写真)、そのままの体勢でフォール、3カウント。

ダグラス(12分25秒 エビ固め)外道


無事「防衛」してベルトを見せびらかすダグラス。

いやー、うまい。今日のダグラスはレイスやフレアーを思わせる「未知の強豪チャンプ」スタイルだったし、フランシーンの出番もなかったけど。



第9試合 ハヤブサ&トミー・ドリーマー vs サブゥー&ロブ・ヴァン・ダム

サブゥーは入場するとリングの周りを一周。なんかイラついて様子で、時にはフォンジーの笛さえ「やめろ」と制止する場面も。(ま、確かにうるさいけど)

先発はRVDとトミー。トミーバック取る。RVDアームロックに切り返す。トミー腕取り返す。やはり最初は「ジャパニーズ・スタイル」か。トミーコーナー振る。RVDトンボ切る。RVDはトミーをコーナーに上げて下から片足キック。RVDロープに振る。トミー切り返してスパインバスター。RVDはサブゥーにタッチ。サブゥーハヤブサを挑発。ハヤブサリングイン。しかしRVDがサブゥーと強制的にタッチして中に入る。サブゥー怒りながらもエプロンに戻る。RVD手四つからモンキーフリップ、ハヤブサ着地してソバット。コーナー振って串刺しニーアタック、そのままエプロンに着地してスワンダイブ式のフェースクラッシャー。ロープに振ってドロップキックからカバーは2カウント。トミーにタッチ。トミーRVDをロープに振る。エプロンをフラフラしていたサブゥーに激突、サブゥー場外転落。トミー突進、RVDノーザンで投げてサブゥーにタッチ。サブゥー、チョップ、キック。トミーはパンチで応戦。ロープに振ってパワースラム。トミーエルボードロップ、サブゥーかわす。RVDがイス入れる。サブゥーは3ステップムーンサルト、カウント2。サブゥーキャメルクラッチ。自らリリースしてフライングラリアット、ローリングギロチン、カバー、カウント2。5分経過。RVDにタッチ。ボディスラム打ってロープ反動のムーンサルトプレス。サブゥーとダブルでゼロ戦キック。ドロップキック打ってまたサブゥーにタッチ。トミーをコーナーに振ってまずエアー・サブゥー、続いてRVDがスピンキック。カバー、カウント2。RVD入り、旋回式ギロチンから吊り天井に行くがこれは失敗。サブゥーがキャメルクラッチに取って、RVDは顔面にドロップキック。トミーをコーナーに上げて、ハイアングルのエアー・サブゥー。トミーはサブゥーにラリアットを打ち込んで、ようやくハヤブサにタッチ。ハヤブサ、サブゥーにハイキック連打。RVDが入るとニールキック。トミーがサブゥーにファイヤーサンダーを打って、ハヤブサがダイビングスプラッシュ、RVDがカット。ハヤブサ今度はRVDにファイヤーバードスプラッシュ、サブゥーがカット。10分経過。4人とも場外に。イスで殴り合い。トミーは客のビールをサブゥーにぶっかける(右写真)。缶ビールならもっとよかったのだが。トミーとサブゥーはリングに戻る。サブゥー低空ドロップキック。ロープ反転ギロチンはトミーかわす。サブゥー倒れたままのトミーをスライディングキックで場外に出す。このへんからまさに「乱戦」、誰が「権利」あるのかなんてわからなくなってくる。サブゥーはトミーを鉄柱にぶつける。その間にハヤブサとRVDがリングに戻る。ハヤブサはタイガードライバー、2カウント。RVDバックを取って投げっ放しジャーマン、ハヤブサ着地。飛びついてウラカン狙うがRVDはパワーボムに。RVD逆エビに行こうとするが、足がフラついて失敗。吊り天井に。さらにサブゥーがコーナートップからイスを持って降ってくる。RVD放してサブゥーがアトミックフェーsバスター、カウント2。トミーがようやく立ち上がる。RVDコーナーに上り、場外のトミーに向かってダイブ。ハヤブサはRVDに向けてケブラーダ。トミーもコーナーに上る。しかし後ろからフォンジーが突き飛ばし、トップロープで股間を打つ。フォンジーがイス、サブゥーがテーブルをトミーの顔の前に固定し、そこ目掛けてRVDがドロップキック。「ECW」コール爆発。カバーはカウント2で返す。15分経過。サブゥーはハヤブサにパワーボムを打って、テーブルをセット。ハヤブサをテーブルに乗せてダイビングギロチン。さらにもう一発ギロチン落としてカバー、トミーがカット。トミーがサブゥーを肩に担いでスピコリドライバーを狙う。しかしRVDが妨害、その反動でサブゥーはスイングDDTに切り返す。サブゥーのローリングギロチンとRVDのサマーソルトドロップの合体技、ハヤブサカットに入れない。トミー自力で返す。しかしRVDのコーナートップからのフロッグスプラッシュは返せず3カウント。

ヴァン・ダム(17分17秒 体固め)ドリーマー

試合終了と同時にエプロンに駆け上がってきたカメラマンにサブゥーが襲い掛かる。さらに客席にも乱入。RVDやフォンジーとも一触即発の雰囲気。

トミーがマイク取る。「Tonight, Sabu & Van Dam are No.1. Hayabusa, No.1. FMW & ECW, No.1」(よく意味わからんが)

ハヤブサ「えー、前回の横浜でカード変更などありまして、ご迷惑かけて申し訳なかったです。でも今日ドリーマーや、みんなこうして来てくれて、試合見せてくれました。うれしく思います。そして、みんなが温かく見てくれたのも、ほんとにうれしく思います。今日は、ありがとうございました。」

やっぱキャンディードのドタキャンはFMWとECWの関係にかなり重大な問題を残していたようだ。



試合後再度売店を覗くと、過去パンフが1冊100円で売ってたので、「くどめ引退試合」のやつを買う。


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