FMW 12/13 後楽園大会



今日の売店ではトミー・ドリーマー、ビル・アルフォンソ、サブゥー、ロブ・ヴァン・ダムの4人がサイン会。Tシャツには普通にサインしていた4人だが、CDにサインする時はジャケットのサンドマン、キャンディードの顔に落書きしてたらしい。

その頃場内ではゲストに中山香里(左写真)を迎え、リッキー・フジのトークコーナー「ハードロック・マニア」の真っ最中。「土屋に『がんばれよ』と言われて(12/11)どういう気持ちでしたか?」という質問に「がんばります、でした。」「他にあります?『がんばれ』と言われて?」と答える中山は確かに素っ気無い。(あと、大阪人なのに納豆好きらしい)ちなみに師匠・サブゥーがちょっと顔を見せたときも「何だったんでしょうね?」



第1試合 Over The Top トーナメント2回戦第1試合
黒田哲広 vs モハメド・ヨネ

ヨネがローキックで先制。バック取ってグラウンドヘッドロックに。黒田はアームロックに切り返す。ヨネ再度切り返し、キックから腕を取ってワキ固めに。黒田立ち上がってロープに振る。ヨネショルダータックル。ヨネ走る。黒田ショルダータックル。ストンピング入れてレッグロック。場外に降りて、ヨネの足を鉄柱で攻める。リングに戻り低空ドロップキックからヒザ十字。ヨネロープ。逆片エビ(右写真)、これもロープに逃れる。黒田ニードロップ。ヨネかわす。ここから逆に黒田のヒザ狙いスタート。ローキック連打からヒザ十字、黒田はロープに手を伸ばすがヨネ放さずにリング中央に引っ張ってアンクルロック。黒田懸命にロープに。5分経過。

ミドルキックでコーナーに詰めヒザを入れるヨネ。黒田体勢を入れ替えてコーナータックル。黒田串刺しラリアット、ヨネかわしてニールキック。コーナーに振って串刺しニーアタック。ブレーンバスターからギロチンドロップ、カバー、カウント2。コーナー振る。黒田切り返してバックを取りジャーマン、カウント2。黒田ノーザン、これも2。黒田ラリアット、ヨネかわしてコブラツイストからモハメド・ボム、2カウント。黒田ラリアット、ヨネかわしてワキ固め。黒田脱出してバック取る。ヨネ切り返す。ヨネロープに振る。黒田ラリアット(左写真)、カバー、カウント2。黒田もう一発ラリアット、ヨネ両腕でブロックしてハイキック、首筋にヒットし黒田ダウン。と思いきや黒田すぐに起き上がって渾身のラリアットから片エビ、カウント3。

黒田(8分10秒 片エビ固め)ヨネ

いやー、最後の展開はよかったなあ。昨日の第1試合と大違い。



第2試合 Over The Top トーナメント2回戦第2試合
非道 vs 折原昌夫

折原と比べても、ガタイはデカイ>非道。ロープワークからタックルすると折原吹っ飛ぶ。腰も痛そう。しかし折原顔面かきむしりからいきなりオリキン、金的ギロチン。非道はパンチで返すが、折原はオリキンで動き止める。折原サーフボードストレッチに捕らえる。さらにスリーパーと見せかけて顔面かきむしり。最初はいなかった小野営業部長もリングサイドに姿を現す。折原掌底から垂直落下式ブレーンバスター、カウント2。コーナー振ってオリキン(パンチ)一発。コーナーに上げて雪崩式フランケン。折原も首から落ちたが大丈夫なよう。カウントは2。折原頭突き。しかし頭の固さは非道が上。非道が調子に乗って頭突きに行こうとするとまたオリキン。折原串刺しラリアット、非道かわして逆にラリアット。非道ミサイルキック。バック取る。オリキン。わかってるのになんでバック取るかね?テッドが注意。折原テッドに自分のバックを取らせ、オリキン。テッド苦悶しながらゴング要請。

非道(5分32秒 反則)折原

別に折原がこのトーナメント勝ち上がっても何かあるわけじゃなし、昨日の試合だいなしにした非道とヘタクソレフェリングのテッド・タナベにオリキンかましたんで、個人的には満足。



Over The Top トーナメント2回戦第3試合
ミスター雁之助 vs 金村ゆきひろ

注目の一戦。雁之助は東側から黒装束で入ってくる。リングに上がろうとすると、後ろから金村。リングに入ったところでイス攻撃。すぐゴング。金村コーナー振ってイス攻撃狙うが雁之助はドロップキックで撃ち落とす。乱闘の舞台は客席に。

金村雁之助を客席の中に叩き込み、テーブルを雁之助に投げつける。さらに北側ステージの下にテーブルをセットするとそこに雁之助を寝せ、イス一発入れてステージからセントーン(左写真)。折れたテーブルの破片で雁之助の額から流血させる。リングに戻り、立てかけたテーブルに打ち付け、ラリアット、額へのパンチ、テーブルスープレックスと金村やりたい放題。さらに雁之助の顔面にテーブル投げ付け、顔面キック。雁之助の流血ますますひどくなる。雁之助金村のボディにパンチ入れるが金村は金的でお返し。

金村雁之助の首をセカンドロープに引っかけ、エプロンを走ってギロチンドロップ(右写真)。さらにロープを飛び越えてボディプレス、カウントは2。金村ボディスラム打ってセカンドコーナーからダイビングギロチン、これも2。5分経過。金村テーブルの破片で殴り掛かる。雁之助は金村の足を取って曼荼羅捻り。不意をつかれて投げられた金村の持っていたテーブルの破片が南側客席にまで飛んで行く。

雁之助は破片を拾い上げるとエプロンから場外の金村に思いっきり一撃(左写真)、金村も流血させる。金村をリングに戻し自らはコーナーに上る。合掌してミサイルキック。

コーナー付近に置いた巡礼衣装から数珠と金属棒(?)を取り出すと、数珠で金村の首を絞め、金属棒で金村の額を突きまくる雁之助(右写真)。会場からは「人生とやってた頃の雁之助が復活だ!」との声も。雁之助前蹴りからラリアット。金村も同タイミングで腕を出しこれは相討ちに。

金村先に立って前蹴りから拝みパワーボム狙う。雁之助は体勢入れ替えて雁之助クラッチ(左写真)に。カウントは2。金村金的からボディスラムを打って爆YAMAスペシャル。カバーには行かない。雁之助前蹴り。金村足をキャッチ。雁之助延髄蹴り。ファイヤーサンダーから涅槃に行く。金村ブロックしてエビ固め、カウント2。10分経過。

金村のラリアットかわして雁之助ジャーマン、2カウント。雁之助エルボーからラリアット、カウント2。もう一度抱え上げてファイヤーサンダー(右写真)からエビ固め、カウント3。

雁之助(10分53秒 エビ固め)金村

時間は短かったが、凄い試合であった。



第4試合 Over The Top トーナメント2回戦第4試合
ハヤブサ vs 大矢剛功

ハヤブサが入場してくると、先に入っていた大矢が襲い掛かる(左写真)。ゴング鳴る。ハヤブサはドロップキックで大矢を場外に落とすと、ガウンを着たままトップロープノータッチのトペ・コン。大矢をリングに戻し、ハヤブサラリアット、大矢これをかわしバックドロップ。ロープにハヤブサの足が届く。会場からは大矢コール。

大矢が突っ込むとハヤブサハイキックを入れて早くもファルコン・アロー(右写真)、カバーには行かずネックロックに取る。大矢は腕を取って切り返し腕折り。ハヤブサスクールボーイで転がす。大矢裏十字、ハヤブサヒザ十字。大矢一旦立ち上がり、足を取ってアキレス腱固め。ハヤブサヒールホールドに切り返す。大矢ロープエスケープ。大矢パンチ入れ、ヘッドロックから顔面グリグリ。スイングネックブリーカードロップに。大矢アームロックに取るが、ハヤブサ切り返して上に。

ハヤブサハンマーロックからキーロック。大矢切り返してデスロックに。5分経過。インディアンデスロックには行かず、弓矢固めに移行する大矢。すぐに放してアームロックに。ハヤブサロープ。大矢はロープを使って腕を絞り上げる。大矢コーナーに振って突っ込む。ハヤブサカウンターのニールキック。大矢場外エスケープ。ハヤブサケブラーダで追撃。リングに戻しトペ・アトミコ、反対側のロープに飛び乗りムーンサルトプレス、カウント2。さらにフィッシャーマンバスター(左写真)、カウント2。

大矢ラリアット、ハヤブサかわしてドラゴンスープレックス。ハヤブサコーナー上る。大矢起き上がり、コーナーにハヤブサを追う。ハヤブサ突き落としてダイビングプレス、大矢ヒザを突き立てる。大矢自ら走ってランニングネックブリーカードロップ、カウント2。DDTから逆エビ、ハヤブサロープ。バックドロップから片エビに取るがハヤブサの片足がロープに。10分経過。大矢卍。体勢崩れてロープ。大矢かんぬきスープレックス2発、ダイビングニードロップからバックドロップ、ハヤブサ体をひねってつぶす。カウント2。ハヤブサハイキック、かわして大矢延髄蹴り。またバックドロップ、今度は大矢の体勢が崩れる。再度トライ、ハヤブサ足を掛けてブロックすると、掌底を入れて再度ファルコン・アロー(右写真)、大矢これも2で返す!

ハヤブサはタイガードライバー、これも2。ボディスラムを打ってファイヤーバードスプラッシュ(左写真)、これも2!会場は大矢応援が大勢に。

ハヤブサ3度目のファルコン・アロー、大矢背後に着地するとコブラツイスト、後ろに引き倒す。1、2、3!

大矢(13分28秒 グラウンドコブラツイスト)ハヤブサ

「腕折ってやる」なんて勇ましい試合ではなかったが、「新日テイスト」いっぱいでハヤブサにフォール勝ち。いやー、素晴らしい。しかしこのトーナメントの決勝はてっきりハヤブサvs雁之助になると思ってたからなあ、予想が外れた。



第5試合 リッキー・フジ、フライングキッド市原、スーパー・レザー vs 冬木弘道、中川浩二、外道

レザー今日はチェーンソー持参。先発は市原と外道。市原ロープワークからクロスボディ、アッパーブローで外道を場外に落とす。ロープくぐりフェイントは失敗して失笑を買うが、場外コルバタで外道を舞わす。市原がリングに戻ると冬木がラリアット。市原冬木にドロップキック。外道が戻って金的。中川が捕らえて外道パンチに行くが同士打ち。市原外道をマヒストラル、カウント2。おお、市原いいぞ、と思ったのも束の間。中川がラリアット、外道ラリアット、冬木もラリアット。冬木がコーナーに上りスーパーパワーボム。外道と中川が2人を押さえる。市原自力で返す。しかし直後に冬木ラリアット、カウント3。

冬木(2分10秒 片エビ固め)市原

うーん、市原には悪いが、面白かった。まあリッキーとかのファンには不満だろうが。

もうひとり不満なスーパーレザーが試合後大暴れ。リッキー、市原をなじり倒し、ツームストーンドライバーで制裁。入ってきた山崎にもラリアット。最後は観客席でチェーンソー振り回す(右写真)。ま、これでレザーはフェニックスとは組めない、と。(元から「フリー」ではあるが)



ここで休憩。


第6試合 ECW世界ヘビー級選手権試合
シェーン・ダグラス(王者)vs トミー・ドリーマー(挑戦者)

挑戦者・ドリーマーが当然ながら先に入場(左写真)。

ダグラスはフランシーンとゆっくり入ってくると、
「STOP The F'N Music!」今日はその後は
「Franchise, Francine イチバン of the world!」

バックの取り合いでスタート。ホイップしてはブレーク。しかしトミーがロープに飛ぶとフランシーンが外から足引っ張る。怒ってフランシーンを追い回すトミー。エプロンに戻ってきたトミーをダグラスはトップロープ越しにブレーンバスター狙う。トミー返そうとするが結局ダグラスが投げ切る。ダグラスロープに振る。トミー回転エビ、ダグラスジャックナイフ、エビ固めの応酬、いずれも2カウント。トミーワキ固め、ダグラス場外に逃げて客席で乱闘始まる。展開早いなあ。

南側の階段席とアリーナをへだてるフェンスの上にダグラスをアトミックドロップするトミー。さらに今日は観客が持ってたなんかの缶を見つけ、凶器として使用。リングにイスを持って戻るとダグラスの腕をイスで挟んでニースタンプを落とすつもりがダグラスに逃げられ自分のヒザのみイス直撃。逆にダグラスにイスでニークラッシャー食らう(左写真)。ダグラス低空ドロップキック。フランシーンが入ってトミーの足にヒップドロップ(伏線)。

ダグラスはトミーの股間を鉄柱で攻撃(右写真)、トミー悶絶。5分経過。リングに戻しレッグロック、トミーロープ。

レッグブリーカーから4の字固め(左写真)。トミーなんとか体勢引っくり返す。ダグラスがロープエスケープ。フランシーンがテッド・タナベの気を逸らす。その間にダグラスは「サミングやられましたよ」と言わんばかりに倒れる。(トミーは倒れたまま)ほんとはここでダグラスに気付かなきゃいけないんだが、テッド・アタナベはフランシーンを制止するのに集中して、ダグラスに気付かない(はっきり言って、アホ)。

フランシーンに言われてようやくダグラスの元に向かうテッド。そのスキにフランシーンがリングに入ってまたトミーの足にヒップドロップ、トミー起き上がって、ムンズとつかむ。(どこをつかんだかは右写真参照)盛り上がる会場(特にディレクTV実況席)。フランシーンリングを下りても股間押さえる。よっぽど痛いのか。

ダグラスは起き上がりクロスボディからレッグブリーカー、レッグロック。しかしトミーは金的入れてスクールボーイ(左写真)、カウント2。トミースモールパッケージ、カウント2。ダグラス体ズラして上に。カウント2。トミー再逆転、これも2。ようやく2人が離れる。

トミーはスピコリドライバー(右写真)、フランシーンが入って妨害。

トミーはフランシーンを捕まえて「お尻ペンペン」(左写真)。

ダグラスがトミーを捕まえてベリートゥベリースープレックス(右写真)、トミー2で返す。トミーDDT狙う。ダグラス大外刈りで返す。カウント2。

ダグラスは腕の包帯を外し、ギプスでパンチ入れようとする。トミーかわして再度スウピコリドライバー、ダグラス着地して金的からフィッシャーマンバスター、エビに固めて3カウント。

ダグラス(12分8秒 エビ固め)ドリーマー

トミーはフランシーンからベルトを奪うと自分でダグラスの肩に掛けて、勝利を称える。根っからのベビーフェースだな。この関係がアメリカに帰っても続くとは思えんが(いや、どうだろう?「トリプル・スレット」が全くいなくなっちゃったからなあ)。ダグラスは「Tokyo, FMW & ECW イチバン! Dreamer is Champion at heart. Franchise Is The Champion.」



第7試合 ECW世界タッグ選手権試合
ダドリー・ボーイズ(王者組)vs サブゥー&ロブ・ヴァン・ダム(挑戦者組)

今日も入場時からいきり立つサブゥー。RVDやフォンジーとの関係もちょっと変。

サブゥーがゴング前にババ・レイに突っ掛かって(左写真)スタート。すぐに場外戦に。昨日は持ち味発揮といかなかったババ・レイも今日は最初っからハイテンション。サブゥーに向かってイスを投げつけまくる(そのうちの一個が客の顔面直撃。いてーだろうなあ)。リングに戻りサブゥーが飛びつきのウラカン・ラナからスワンダイブプレス、カウント2。続いてコーナー三角飛びウラカン・ラナを狙うがこれはライガーボムに切り返される。ババ・レイがD-vonにタッチ。D-vonパンチ。サブゥーは得意の低いタックルで倒し、ロープ反転ギロチンを打ってRVDにタッチ。RVDミドルキック連打から飛びついてのカニばさみからエビ固めに、ババ・レイがカット。RVDコーナーに振って突進、D-von足を出す。RVD未然にキャッチ、すぐに放してウラカン・ラナ、カウント2。D-vonバック取ってバックドロップ、RVD着地。

RVDまたコーナーに振って突進、今度はD-vonかわす。RVDコーナーに飛び乗る。しかしその首を後ろからひっつかんでD-vonはジャンピングのネックブリーカードロップ(というのかな?左写真)に。さらにスイング式のネックブリーカードロップ狙うが、RVDは動きを途中で止めてノーザンに切り返す。カウント2。高度な攻防。RVDスピンキック打ってサブゥーにタッチ。RVDサブゥーをアトミックドロップ風に抱え上げてギロチンを落とさせると同時に自分もジャンプしてギロチンドロップ。

サブゥーはD-vonを場外に落とす。ババ・レイが入る。サブゥーとRVDはダブルのブレーンバスターでババ・レイも場外転落。5分経過。サブゥー、イスをリング上に置いて3ステップのプランチャを狙うが、何度やってもトップロープ上でバランスを崩して失敗。その間にRVDはトップロープノータッチでトペ・コン(右写真)。これはあまりリングに影響されないからいいよなあ。サブゥーしかたなくただのトップロープからのプランチャに。フォンジーもリング上から飛ぶかと思ったら、イスを投げつけるだけ(当たり前か)。

サブゥーはD-vonをリング内に戻し、3ステップのムーンサルトプレス(左写真)、これは見事に成功。ババ・レイがリング内にテーブル入れる。サブゥーがそれを使ってババ・レイ殴り付けるがババ・レイは受けるだけ受けて反撃。やはり凄いぞ>ババ・レイ。サブゥーラリアット、ババ・レイ倒れない。ババ・レイはサブゥーをフルネルソンに取って、腰からマットに叩き付ける。まさか涅槃?と思ったらそこからなぜか首4の字。サブゥーは切り返してキャメルクラッチ。そこにRVDがミサイルキック打ち込む。D-vonがカット。ババ・レイがRVDをバックドロップで抱え上げ、D-vonが飛びついてネックブリーカー、サブゥーがカット。ババ・レイを場外に落とし、D-vonにエア・サブゥーからRVDの旋回式ギロチン、ババ・レイが戻ってカット。

D-vonがRVDを場外に落とし、ババ・レイがサブゥーにシリー・スラム、そこにD-vonダイビングプレス、RVDカット。サブゥーがD-vonに低空ドロップキック。RVDがババ・レイをコーナーに上げてサブゥーが雪崩式ウラカン・ラナ、そこにRVDがフロッグ・スプラッシュ、D-vonカット。ババ・レイ場外にエスケープして荒れまくる。サブゥーも外に出る。RVDはスワンダイブプランチャ。10分経過。ババ・レイがサブゥーをリング内に引き戻す。サブゥーは下から蹴り上げてコーナーに上がり、ミサイルキック。RVDがテーブルとイスを持ち込む。ババ・レイはテーブルを奪い取ってサブゥーにぶつける。しかしRVDはイスを使ってヴァンダミネイター(右写真)。

RVDのサマーソルトプレスとサブゥーのギロチンの合体、D-vonがカット。ババ・レイはRVDにエルボードロップからキャメルクラッチ。サブゥーはD-vonにギロチンドロップ落とす。ババ・レイがRVDにベリートゥベリースープレックス。サブゥーがテーブルでカットに入るがババ・レイ殴り返す。ババ・レイRVDにパワーボム(左写真)、サブゥーイスでカット。

さらにイスで殴りつけてDDT。2人を寝せてステレオスプラッシュ、タイミングはずれるがヒット、ダブルでフォール、カウントは2。15分経過。ババ・レイがテーブルの破片を取る。RVDそれ目掛けてヴァンダミネイター、同時にサブゥーはD-vonにアトミック・フェースバスター。結局ババ・レイを2人がかりで押え込んで3カウント。

どっちか(16分59秒 エビ固め)ババ・レイ
※サブゥー&ロブ・ヴァン・ダム新王者。

ババ・レイは最後の一撃で流血(右写真)。余勢をかってサブゥーとRVDがダブルのラリアットにいくが、これは逆にラリアットで吹っ飛ばす。

一旦3人で王座奪取を喜んでいた(左写真)が、サブゥーはまた釘を取り出してババ・レイを襲う。

東側通路で取っ組み合い(右写真)ババ・レイさらに大流血して控室へ。止めに入るRVDにも一撃浴びせるサブゥー。なんとかとりなして控室に帰ったかと思ったらまた出て来て観客席に乱入、今度は客を蹴っていた。シーク・スタイルになっちゃったのか?>サブゥー



第8試合 Over The Top トーナメント準決勝第1試合
ミスター雁之助 vs 非道

意外なことに、レザーが雁之助のセコンドに(左写真)。リングアナのコール時に非道が雁之助にニールキック、これで試合開始。非道ロープに振ってまたニールキックからSTF。足のロックが不完全、雁之助難なくロープへ。非道パイルドライバー。雁之助はカウント1でカバーをハネ返すが、さっきの試合の傷からまた流血。非道予告しての非道ちゃんボンバー、カウント2。

非道コーナーからムーンサルトプレス、雁之助かわして非道は自爆。雁之助ランニングネックブリーカードロップから拝みパワーボム(右写真)、カウント2.5。雁之助バック取る。非道金的からスモールパッケージ、雁之助2で返す。

雁之助再度バック取る。今度はあっさりフルネルソンを許す。そのまま涅槃でギブアップ。

雁之助(2分22秒 涅槃)非道

ぐわ、ひどい。雁之助が負傷で勝負急いだのはわかるが、非道の存在価値って?奴はこの2日間で何やった?

金村と中川が乱入して雁之助を襲う。レザーがそれを追い払い、雁之助と握手。



第9試合 Over The Top トーナメント準決勝第2試合
黒田哲広 vs 大矢剛功

黒田が先に入場。大矢入ってくるなり黒田を襲い、すぐゴング。黒田を南側階段席通路まで連れて行く。大矢がパイルドライバーを仕掛けるが、黒田は切り返しておなじみ通路疾走ラリアット。しかし黒田のパイルドライバーを大矢切り返して黒田「階段落ち」。大矢イス持ってリングに戻る。黒田をコーナーに振る。黒田得意のカニばさみ狙うが大矢は上を飛び越して背中にエルボードロップ。立たせてコブラツイスト(右写真)。黒田切り返してロープに振り、逆にコブラ。大矢腰投げ。大矢が突進してきたところに黒田低空ドロップキック。

場外に出て大矢の足を3度鉄柱にぶつけてから鉄柱4の字。リングに戻って4の字、大矢ロープ。5分経過。さらに足殺し狙ってヒザ十字(左写真)、大矢ロープ。黒田コーナーに振って串刺しラリアット。2度目大矢足出す。黒田キャッチ、大矢延髄蹴り。

大矢ここで卍固め。黒田が腕を外しにかかるとドリルアホールパイルドライバーにスイッチ(右写真)。このへんがヴェテランだあね。大矢突進、黒田カニばさみ。走り込んでラリアット、カウント2。黒田かわづ落としからダイビングエルボードロップ、2カウント。黒田ラリアット、大矢かわして延髄、黒田かわしてラリアット、大矢くぐってバックを取るとバックドロップ。カウントは2。

大矢かんぬきスープレックス(左写真)から十字固め。黒田ロープ。10分経過。大矢ボディスラムからニードロップ狙ってコーナーへ。黒田起き上がり、コーナー上って大矢の首をトップロープに叩き付ける。黒田ロープに振ってラリアット、大矢かわしてグラウンドコブラ、黒田2で返す。大矢ネックブリーカードロップ、黒田逆さ押さえ込みに切り返す。大矢はさらにこれをワキ固めに。黒田ロープ。

大矢バックドロップ(右写真)、黒田すぐに起き上がってラリアット、ダブルノックダウン。

黒田がカウント6で立って大矢のバックを取る。大矢切り返して延髄蹴り。黒田ブロックしてラリアット(左写真)、カウントは2。黒田大矢を引きずり起こしてもう一発ラリアット、しかしこれも2。黒田卍、大矢耐える。

黒田リリースしてファイヤーサンダー狙う。大矢背後に着地してバックドロップ(右写真)、カウントは2。

大矢もう一発狙う。黒田足を掛けてこらえラリアット、大矢両手でブロック(左写真)してもう一発バックドロップ、黒田は2で返す。大矢に手はあるのか?

大矢黒田を引き起こして延髄蹴り2発からバック取る。ジャーマンスープレックス!(右写真)しかもベタ足! カウントは・・・3!

大矢(13分42秒 ジャーマンスープレックスホールド)黒田

うわー、すげえ。感動的な勝利だ。大矢マイクでなんかしゃべってるが「優勝だ!優勝だ!」しか聞こえない。大矢「いいですかー?」

客リアクションに困る。

大矢再度「いいですかー?」

客とりあえず「おー!」

大矢コーナーに上って「1、2、3、ダー!!!!!」

これには実況席の邪道・伊藤豪もスタンディングオベーション。

いやー、新日テイストだ。これは認めるぞ、私も。


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