1.11 Jd' 後楽園大会



なんかこう、憤懣やる方ない、という感じで終わったJWPから約2時間、それでも酒飲んだりなんかして、また後楽園に。17:45には、やっぱり開場していない。

50分をまわり、ようやく開場。DJタイムのゲストはまずラス・カチョの2人、そして坂井澄江。なんと「愛のジャガー」を振りつきで歌うという。さすがクルクルミラクル。そして流れる「愛のジャガー」。しかし「振り」は走るようにリズムを取るのと両手をパンパン叩くのみ(「これがやりたかった」そうだが)。その後「レディゴン新人賞」授賞式も。

試合(入場式)開始は18:40。


第1試合 李由紀&エステル・モレノ vs ファング鈴木&龍羅

裁恐軍がゴングと同時に先制。李がキックで場外に叩き出し、エステルがケブラーダ。リングに戻るやダブルでブレーンバスター。しかしその後エステルが肩を痛めた様子で動き悪くなり、裁恐軍に捕まってしまう。李はたまにキックでカットを試みるが、形勢逆転には至らない。エステル、得意のロープ渡りからホイップもまた肩を打ってしまい決まらず。ファングはそのエステルを捕らえて風車式バックブリーカーまで披露。足はもうだいぶよくなったようだ。途中からレフェリー・グレース恵にすら手を出してやりたい放題の裁恐軍。エステルにファングがスーパートラップバスター風投げ、龍羅ラリアット、そして龍羅の本家スーパートラップバスター。エステル2で返す。龍羅がコーナーに上る。李が止める。エステルは雪崩式フランケンシュタイナー、カウント2。エステル、ムーンサルト3連発、しかしカウントは2。李が入り、ファングにパワースラム2発。低い弧。龍羅の片足キックがファングに誤爆。そこにエステルはミサイルキック。チャンス!李のハイキックは空振り。カカト落しも空振り。もう一回カカト落し、ようやく当たってファングをフォール。

李(15分4秒 体固め)ファング

うーん、今日の李はまた元に戻っちゃったなあ。エステルがマイクを取る。「アンタタチ、アスカサント組ンデナイトダメダネ。ヨワイヨ。ダメダヨ、コノヒト。モウ、ぷろれすヤメテイイヨ。」
向き直り、「ミナサン、アケマシテオメデトウゴザイマス。ワタシ、コレデサイゴ。コウラクエン。」(ええーっ!)
「マタクルケド。トリアエズ、コレデサイゴ。」

場内「また呼んで」コール。高杉リングアナから「えー、今事情が判明しました。まだ契約を結んでいない、ということでエステル選手は一旦メキシコに帰ります。おそらく4月頃にはまた来るのではないかと。」と説明。なんかの雑誌で「オーバーホールのためしばらく帰国」と出てなかったっけ?今の体調だとそうするしかないよな。Jd'の第1試合がつらくなるかもしれんけど。



第2試合 坂井澄江 vs 中西百重(全女)

昨年のジュニアオールスター以来の再戦。あの時は坂井の足の怪我があってあそこまでの好勝負になった、ということで、だいぶ良くなった今ならきっとそれを超えられる試合が・・・・と思ったんだけどなあ。坂井がドロップキックで先制。2発目を中西かわしてモンゴリアンチョップ。それをかわして坂井一本背負い、そして十字固め。中西はブロック。坂井、その後もワキ固め、ヒザ十字固め、十字固めと関節技中心。中西は俊敏に動いて極めさせない。しかし中西もムーンサルトアタックで坂井を飛び越しそうになったり、ジャックナイフ固めを失敗したり、三角飛びプランチャではゆるいロープのせいか一旦間があいたり、ともう一歩のでき。坂井は5分過ぎに早くもSSS(サカイ・スミエ・スペシャル)、カウントは2。ドロップキック5連発。キャメルクラッチからフェースロック。十字固め。(バラバラ)中西これを切り返してエビ固め、カウントは2。中西はドロップキック3発、ミサイルキック2発。肩固め風に押え込む中西。ぐあ。押さえ込みルールか?坂井がドロップキック、ミサイルキックで反撃。しかし坂井が肩を押さえて痛がっている。ああ。中西はミサイルキックを打つと押さえ込み。2で返す坂井。中西ミサイルキック、押さえ込み、2。またミサイルキック、押さえ込み、2。もういいよ。ショルダースルー、ミサイルキック、押さえ込み、3。

中西(11分36秒 全女固め)坂井

これはちょっと、なあ。好みの問題だけど、押さえ込み連発で終わりってえのは。あと坂井がまた負傷だし。しかも場所が肩じゃあ、押さえ込み返せないし。2人とも、もうちょっと考えてくれい。

坂井がマイクを取る。「中西さん、去年、中西さんが『ジュニアも全女が一番だ』っておっしゃって、今日勝ってぇ、Jd'も一番だって言いたかったんですけどぉ、中西さんは強かったです。今日もいろいろ勉強させていただきました。どうもありがとうございました。」高杉リングアナ、「負けてもさわやか。さすがクルクルミラクル」というが、そういうもんじゃないだろう。中西だって誉められた内容じゃあないし。



第3試合 小杉夕子&曽我部美幸 vs 本谷香名子&大隅沙理(JWP)

大隅、いきなり曽我部の腕にパンチ、そして十字固め。ロープブレークも聞かないヒールぶり。そして腕にかみつき。本谷も出てきてかみつき。本谷は曽我部をロープに振ってカウンターのミドルキック。DDT、セントーン、サマーソルトドロップ、セントーン、カウント2。十字固めに。曽我部ロープブレーク。小杉が出る。バルコニーからの「番長」コールに応えてウンコ座りをする大隅。そして小杉も。小杉、大隅の腕を取るやかみつきのお返し。曽我部も入るが、なぜか腕を取るだけでかみつくことはしない。曽我部、大隅にドロップキック、フェースクラッシャー。本谷がダイビングセントーンを出すが、曽我部かわす。曽我部はアキレス腱固め。本谷切り返せずロープエスケープ。小杉にタッチ。本谷、小杉をソルトで投げるが、次のセントーンはかわされ、フットスタンプ3連発を食らう。カバーはカウント2。小杉、さらにコーナー利用のフットスタンプ、これもカウント2。「もう一発!」大隅が妨害する。本谷が肩車して大隅がラリアットのダブルインパクトを狙うが、当たり浅い。大隅のミサイルキックが本谷に誤爆。小杉が曽我部をファンタスティックフリップで叩き付ける。またコーナーフットスタンプ、大隅カット。小杉が本谷、曽我部が大隅をホイップしてリング中央でぶつける。そしてダブルジャーマン、カウントは2。小杉が2発目狙う。大隅のカットがまた誤爆。曽我部がトップロープから飛ぶ。片足キックが本谷の顔面に命中。さらに小杉がミサイルキック、ジャーマン、1、2、3、ええーっ!3!?本谷が取られちゃった。

小杉(11分49秒 ジャーマンスープレックス)本谷

フォールを取られたあとも目を押さえている本谷。大丈夫だろうか。あんまりシャレにならんよな、目への打撃は。高橋洋子の反則キックでいまだに天野が戦列復帰できてないのに、本谷まで曽我部にやられたんでは(わざとではないだろうが)。にらみ合う大隅と小杉。本谷が目を押さえたまま仲裁。高杉リングアナ「この試合の結果をもちまして、次回より小杉選手は『番長』とコールされます。」起きる「番長」コール。



ここでバイソン木村引退セレモニー。入場と同時に白い紙テープが投げ込まれる。「まだだよ」とか言ってる声もあるが、どうも一部のファンはそれを意図的にやったようで、要するにファン同士でも意志の疎通が取れてないってことね。まず高杉リングアナがバイソンのJd'での足跡を紹介。白鳥・李がリングに上がり、記念品を渡してメッセージ。相変わらず白鳥は聞いてて情けなくなる内容。バイソンのメッセージは「3度目はありません。二度とリングには戻ってきません。今までありがとうございました。」という短いもの。そして場内暗くなり、10カウントゴング。終わると同時に今度は黄色の紙テープ。場内暗いまま、バイソンが退場。花道に全女61年組(アジャ、工藤、C豊田、KAORU、Cooga)がいたようだが、大部分の席からは見えず。花束をもらい終わったあたりで、バイソン「トンファーをリングに置くのを忘れてきた」とリングに戻る。がくーっ。トンファー置いて、再度退場。最後にCoogaからのメッセージ。なんか段取り悪い引退式だ。



第4試合 Jd'ジュニア選手権決定戦
ザ・ブラディー vs 藪下めぐみ

藪下から握手を求める。ブラディーその腕を取ってホイップ。藪下切り返す。ブラディー、ローリングクレイドル。ロープ近くて回れず。ブラディー足攻撃から4の字。ドロップキック、ダブルアームスープレックス。藪下もラリアットをかわしてドロップキック。ブラディー、藪下の逆さ押さえ込みをつぶし、ヒザ固めに。藪下はブラディーのラリアットをかわして背後から飛びつき十字固めに。ブラディーはロープへ。ブラディーはコーナーホイップを切り返してクロスボディ、そしてコーナープレス。藪下ワキ固め。ブラディー逃げる。藪下ドロップキック4連発。藪下はダブルアームスープレックス、ボディプレス風にカバーに行くとブラディーはヒザを立てる。しかし藪下は払い腰でブラディーを投げる。ブラディーもビクトル投げで応戦。全くの一進一退。ブラディー、流れを変えるべく場外へ。イス攻撃。リングに戻ってジャーマン、さらにもう一発。しあkしフォールには行かず。藪下ミサイルキック2発、カウント2。払い腰から十字固め、ブラディーはロープへ。10分経過。ブラディー、藪下のパンチをかわしてバックドロップ。トップロープからダイビングプレス、カウント2。藪下、カウンターのボディアタック失敗。ブラディーはバックドロップからセントーン。ブラディー、ロコモーションジャーマン2発からだるまジャーマン。藪下2で返す。もう一発。3カウント。

ブラディー(11分43秒 だるま式ジャーマンスープレックス)藪下
※ブラディー、第3代王者に。

ブラディー、卯木代表にベルトを巻かせるが、マイクはなし。反則も、もちろん乱入もなし。ブラディー圧勝じゃん。



第5試合 Cooga、白鳥智香子、阿部幸江 vs 下田美馬、三田英津子、遠藤紗矢(ネオレディース)

おお、こんな後ろの方で阿部ちゃんの試合だ!ラス・カチョの新テーマソング、なんか変。前の方がよかったな。そして下田=金、三田=銀一色の衣装もやっぱり変。Jd'勢が先に突っかける。しかしすぐに下田がマイチェアーをCoogaに打ち下ろし、形勢逆転。そのまま一回目の場外戦に。ひとしきり暴れて戻ってくるとCoogaのマスクが血に染まっている。白鳥が入り、下田を呼び込む。しかし下田は白鳥を子供扱い。三田はボディスラム、パイルドライバー。遠藤はドロップキック、下田が逆エビ。阿部がドロップキックでカット。下田、白鳥を突き返して阿部を呼び込む。下田パイルドライバー、三田ブレイジングチョップ、カウント2。三田ボディスラム、逆エビ、遠藤エルボードロップ、ミサイルキック、カウント2。阿部必死でエビ固めに切り返す。しかし遠藤は逆エビに取る。下田が出、パンチ、ストンピング。阿部は逆さ押さえ込みに取ってようやく脱出、Coogaにタッチ。しかしCooga、下田を倒すとすぐに「阿部上れ!」でファンタスティックフリップ。白鳥がミサイルキック。しかし三田が出て、また白鳥を圧倒。遠藤が出るや、白鳥衛星を逆転し、Coogaにタッチ。15分過ぎ、また白鳥が出る。三田にネックブリーカードロップ。三田弾き返す。白鳥腕を押さえて苦悶。またアクシデントか?阿部が出る。三田、場外に叩き出す。場外のCoogaと阿部に遠藤を投げつける三田。続いて下田がトペコン。最後は三田のトペ。そして二度目の場外。今度はCoogaが下田にイス攻撃のお返し。その間もずーっと白鳥は応急処置でうめいている。リングに戻り、阿部を捕まえた三田が肩車バックドロップ。下田がボディプレス、遠藤ギロチン、カバー、Coogaカット。阿部首固めで脱出し、Coogaにカット。20分経過。3vs2のままダラダラと続く。Coogaが下田にダブルリストアームサルト。遠藤がカットし、低空パワースラム。下田と遠藤がダブルでブレーンバスターを決めようとするが、Coogaは2人まとめてDDTに。Cooga、遠藤に浴びせ蹴り、DDT。そこに三田がイス。Cooga首固め、カウント2。下田はCoogaをコーナーに乗せ、雪崩式ダブルアームスープレックス。白鳥、ここでようやくテーピングをしてエプロンに戻る。下田タイガースープレックスの体勢、Coogaはブロック。Cooga、下田をコーナーに振って浴びせ蹴り。タイガードライバーは遠藤が阻止。阿部がトップロープからヒッププレス。かわされる。三田のイスが下田に誤爆。もう一度ダイビングヒッププレス、今度は成功。下田のラリアットかわしてバックドロップホールド、カウント2。しかしCoogaのトペコンは阿部に誤爆。下田ミサイルキック、カウント2で返す。デスレイクドライブの体勢、Coogaが阻止。阿部がダイビングプレス敢行、足を出す。三田が阿部をパワーボム、そこに下田がムーンサルトでフィニッシュ。

下田(25分36秒 体固め)阿部

下田マイク。標的は・・・白鳥。「白鳥!お前ちっとも変わってねーじゃねーか!阿部ちゃんの方が全然いいじゃねーかよ。」

白鳥「確かに自分は何も変わってません。(場内失笑)Jd'に来てからも下田さんにはいろいろお世話になって(また失笑)、変わったところを見せたかったんですが、今日もこんなでした。すいません。・・・・こんな私でも、Jd'を背負っていかなければなりません。そのために・・下田さん、私とシングルで闘ってください!(涙声)」

そらまた唐突な。下田、一瞬言葉を失うが、「まず紗矢とやってろ!」

白鳥、泣きながら控え室へ。白鳥も年末の紅戦はまだ良かった方だったんだが、逆戻りかあ。



第6試合 TWF女子世界選手権
ジャガー横田(王者)vs ライオネス飛鳥(挑戦者)

この時点ですでに21:15。認定証を読もうとする卯木代表の足にローキックを入れる飛鳥。飛鳥、セコンド陣に「帰って」と指示。握手でスタート、が、その手をたぐって飛鳥スリーパー。ジャガーは巻き投げに。ジャガーがジャーマン、2カウント。飛鳥バックドロップに行くが、ジャガーは空中回転で着地。これを2回。飛鳥スリーパーに。ジャガー場外に出る。飛鳥早くもマイチェアーでジャガーを殴り、「クリーンに試合やるわけねーだろ、バーカ」。ロープに振ってのイス攻撃を狙うがジャガーはドロップキックでこれをハネのける。ジャガー、トップロープからヒップアタック、これをかわして飛鳥ハイキック、竜巻蹴り。カバーはカウント2。そして場外戦。飛鳥は客の傘を持って戻ってくる。この時点では龍羅らは通路の奥から遠巻きに見ている感じ。昼に沢井らが来たから夜も当然、と思っていたが、彼女らは本当にJWPとの因縁を作りに来ただけなのか。傘でジャガーを殴る飛鳥。傘が壊れ、本体はジャガーの手に。しかし柄を持った飛鳥の勝ち。飛鳥、ジャガーを場外に出し、マットの上にパワーボム。北側ステージ席でまたパワーボムを狙うが、これはジャガーに押しつぶされ、逆にステージからのトペコンを食らう。ジャガーはエプロンでジャガー式ドライバー。小杉が手を貸し、飛鳥をトップロープへ。雪崩式ダブルアームはカウント2。ジャガーのタイガードライバーを飛鳥はこらえ、逆にパワーボムに行くが、ジャガーはウラカン・ラナに切り返す。ジャガーはフィッシャーマンバスター、カウント2。もう一発、カウント2.5。ジャガートップロープへ。飛鳥ジャガーを落とし、ムーンサルトに行くがよけられる。ここでブラディーらが乱入、ジャガーを拉致して南側観客席から東バルコニーへ。4人でジャガーの首にケーブルを巻き付けると、バルコニーから吊るす。降りたところで小杉らが救出しようとするが、すばやく戻ってきたファングらがまたリングへ。その間ブラディーがリングサイドに机をセットアップ。飛鳥がエプロンからパイルドライバー。机一撃で壊れる。ジャガーの頭から出血。リングに戻り、チェーンの上にまたパイルドライバー、カウント2。飛鳥裏拳。ジャガーダウン。トミー蘭がダウンカウントを数える。9で何とか立ち上がるジャガー。飛鳥ハイキック。飛鳥タワーハッカーボム、ジャガー空中で脱出してエビ固め、2。飛鳥もう一度タワーハッカー、ジャガーウラカン・ラナ、また2。飛鳥はライガーボム、カウント2。そして長滞空時間のライガーボム、しかしジャガー返す。龍羅が入ってラリアット。飛鳥はハイキック3発。15分経過。飛鳥は龍羅とダブルのイス攻撃。飛鳥はトップロープからジャガーをブレーンバスター、2.5で返すジャガー。飛鳥まったくひりむことなく「見納めだ。よく見とけ。」と宣言すると、コーナーで肩車に取る。ジャガー体を入れ替えてエビ固め、ブラディーがカット。ファングがコーナーのセカンドロープに机をセット。ジャガーを上げ、自分もその上に立ち、そこからタワーハッカーボム!それでも返すジャガー。とどめとばかりに飛鳥は胴絞めスリーパー。ジャガーが動かなくなったのを見て、トミー蘭が試合をストップ。

飛鳥(17分11秒 レフェリーストップ)ジャガー
※飛鳥、王座奪回。

飛鳥、卯木にベルトを締めさせるが、認定証は「お前の声なんか聞きたくねえんだよ。」と妨害。そしてラス・カチョを呼び出すと、「おい、ラス・カチョのお姉さん達よ。元気よくやってるじゃねえか。どうだ?アスカチョにしたらもっと有名になるぞ。一緒にやらねえか?」

ラス・カチョ苦笑するも、三田が「紗矢だけで手いっぱいなんで、寝言は寝てから言ってください。」

飛鳥「世の中のしくみがわかってねえな。これからゆっくり教えてやっからな。」

うーん、メインは面白かったが、あとはもう一歩だったなあ。柔道コンビがちょっと期待外れ。



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