Jd' 9/17 クラブチッタ大会


開始予定の7時になってもまだまだ売店には選手の姿が。当分始まらないな。中ではDJタイムやってるし。前川と脇澤が、このタッグに落ち着くまでの事情を説明。まず納見が間に合わないとなった時点で前川&豊田紀子になったそうだ。それが豊田のケガにより前川&脇澤ということになったと。続いてのゲストは小杉&阿部。「この試合に負けたらオルレアンは解散?」という問いには「そういう意気込みで」というのみ。話題変わって小杉は黒髪になるべきか茶髪でいるべきか。小杉「まわりの人は半々。」会場に拍手を求めると黒髪がやや多いか。しかし阿部の「茶髪が似合う」という言葉もあって、小杉「黒髪にする気はない。」

結局開始は7時20分。今日も遅くなるか?

選手入場式は第1試合の2人とTWFタッグ王座決定トーナメント出場チームから6チームのみ(右写真)。


第1試合 神田菜々子 vs 武藤裕代

この2人の試合を見るのは初めて。武藤はアマレスの大会に出たのを見たけど。神田の腰には黒いサポーター。相当悪そう。神田ドロップキックで先制。武藤は髪ホイップ、ショルダースルーなどで中盤を制する。グラウンドでは武藤。神田かみつきで脱出するが、肝心の立ってからでロープワークをミスる、相手をロープに振っておきながら真正面から当たる、などどうも動き悪い(武藤が動きいいわけでもないが)。

神田必死にクロスボディを出していくが、武藤はカウント1でハネ返す。武藤逆エビ、神田逃げられない。武藤放してストンピング、エルボー。神田スモールパッケージで形勢逆転するとドロップキック連打。しかしスタミナ切れ。武藤がエルボー連発、ボディスラムからの押さえ込む(右写真)と一発で3カウント。

武藤(8分7秒 体固め)神田



第2試合 TWFタッグ王座決定トーナメント1回戦
おばっち飯塚&藤原和子 vs ザ・ブラディー&龍羅

今日は自転車で登場のおばっち(左写真)。今日は「秋バージョン」だそうである。一旦通り過ぎるが、また戻って来て、例によって似顔絵ビラをみんなに配布(右写真)。セコンドの藪下がビニール製の凶器(?)を用意する。


にこやかにおばっちを見守る裁恐軍(左写真)。しかしゴングが鳴ると先制攻撃をかける。おばっちはビニールのハンマーで逆転して龍羅にフライングヘッドアタック5連発。得意のストッキングを持ち出すおばっち。藤原にも渡す。しかし裁恐軍はこれを取り上げて、ダブルでストッキング攻撃(下写真)ブラディーはレフェリーのグレースにもストッキング攻撃を仕掛けようとするが、グレース場外に逃げる。収まらないおばっちは買い物カゴからイガグリを取り出すと裁恐軍に投げつける。しかしブラディーはうまいこと藤原をリング上に転がるイガグリの上に落としてみせる。さらにセントーン、5分経過。龍羅もイガグリ攻撃からラリアット、カウント2。おばっちはタッチロープにゴムを接続してタッチしようとするがグレースはこれを認めず。おばっちあの手この手で裁恐軍を妨害しようとするが、グレースがこれを封じる。10分過ぎ、ようやくおばっちがリングイン。しかしなぜかまたすぐに藤原にタッチ。ブラディーはローリングクレイドル、龍羅はスーパートラップバスターを浴びせる。おばっち入る。龍羅のラリアットをかわし大根攻撃。ここから場外戦に。ここまではこんな感じでのどかな試合だった。しかしこの場外戦の際、私のいた方と反対側から藤原の「痛い〜痛い〜」という泣き声が聞こえる。セコンドの小杉が「折れてる折れてる」と医者(客席にいた)を呼びに行く。ここからはおばっちの孤軍奮闘(というより、なんで藤原がコーナーにいないのか理解していなかった)。裁恐軍のダブルイス、龍羅のラリアット、ダブルのクローズライン、すべて自力で返すおばっち。15分過ぎ、逆転のおばっちドロップ、しかしカウントは2。ブラディーリバーススプラッシュ、カウント2。ダイビングセントーンはおばっちかわす。おばっちドロップキック連発。ここまで受けてブラディーは高速ローリングジャーマン。3回転目でホールド、3カウント。

ブラディー(17分16秒 ジャーマンスープレックスホールド)おばっち

藤原、ヒジ(?)に応急処置して退場。最初の明るいムードがアクシデントで一変。


第3試合 TWFタッグ王座決定トーナメント1回戦
Cooga&坂井澄江 vs 前川久美子&脇澤美穂(全女)

この試合、もとはメインだったはずだが、なんで納見が外れたら第3試合に落ちるのだろう?Coogaや坂井が主役じゃないのか?(とか言って私も脇澤を大写しにしてみました=左写真)Coogaと坂井はお揃いの水着。まあ、団体側のこのタッグに賭ける意気込みの現われかも。

前川がCoogaを4の字に決めると脇澤は「くと叫んでダイビングプレス2発。さらに首4の字。5分経過。今度はCoogaが脇澤にダブルリストアームサルトから4の字固め、坂井がダイビングプレス3発。坂井と脇澤、足を取り合いながらギャーギャー叫ぶ(右写真)。うるさい。子供か、君ら?(脇澤は年齢的に子供だが・・・・)脇澤がローリング首4の字を見せると坂井もまったく同じ技で対抗。しかも回数は1回多い。

前川は今日も一歩ひいてサポートに徹するが、随所にいい蹴り。Coogaはカカト落としをかわしてのあびせ蹴りなどを見せるが、坂井はモロに前蹴りを食う(左写真)。坂井なんとか何発目かを見切って裏アキレス、しかしロープに振ったところをまたジャンピングキック。脇澤がダイビングプレス、2カウント。坂井はアームホイップから十字固め、前川カット。脇澤ミサイルキック2発からジャーマン、これはCoogaがカット。坂井バックドロップホールド、カウント2。坂井がドロップキックを出すと脇澤もキックで対抗、そしてフィッシャーマンズスープレックス、坂井2で返す。脇澤もう一発ジャーマン狙う。坂井エビに丸めて十字ねらい、前川カット。坂井一本背負いで投げてトップロープに。前川押さえる。脇澤も上るがCoogaが後ろから捕らえてジャーマン。

脇澤が立ち上がるところに坂井は背後からライダーキック、カバーは前川カット。15分経過。Coogaが入るが前川はまとめて場外に落とし、脇澤がプランチャスイシーダ。リングに戻り、前川がCoogaを肩車してそこに脇澤のミサイルキック、カウントは2。前川カカト落とし、Coogaかわして脇澤に誤爆。Cooga脇澤に投げ捨てタイガースープレックス、前川カット。Coogaタイガードライバー、前川カット。坂井が前川を押さえる。Cooga浴びせ蹴り2発、最後はCoogaのダイビング延髄ニーで脇澤負け。Coogaの試合後のマイク、「言わなくてもわかってるだろうけど、2回戦、3回戦も勝って、私たちがベルトを巻く。」と短く、おフザけなし。

Cooga(17分19秒 体固め)脇澤


第4試合 ジャガー横田・引退カウントダウン
ジャガー横田 vs ファング鈴木

ジャガー、いきなりマイク取る。「ファング、お前もうデビューして1年にたつだろ?最初っから悪いことばっかりして。たまには何にも反則しないでやってみろ!せめて5分だけでも。」セコンドの裁恐軍にも「お前らも手出すな。その悪いことするイスに座って見てろ。最初の5分でいいから。5分たって、こいつがだらしない場合はしょうがないけど。」ロックアップでスタート、力ではファングが上。しかしジャガーもロープに詰めたスキに水面蹴りを出すなど相変わらずインサイドワークでは何枚も上。ファングがヒザ十字。ジャガー切り返す。ロープ。ジャガー立たせて卍固め(左写真)、ファング自力で脱出。ジャガーはスクールボーイから裏アキレス。ロープに逃げるがジャガー執拗に攻める。ジャガーはダブルアームボムから4の字固め。ファングロープ。5分経過。

ジャガーツームストーンからアキレス腱固め、執拗な足攻めにブラディーがカットに入るが、ファング「手を出すなーっ!」これはジャガーの思うツボ。その後もジャガー、逆片エビ、アキレス、ヒザ十字と攻め立てる。ファングはかみつきで脱出、そして鎖と鉄パイプを使う(右写真)。レフェリーが制止すると、「うるせーなーっ!勝ちてーんだよっ!」10分経過。ジャガーは旋回式ボディアタックで逆転を図るがファングはひかない。

ファングはジャガーのミサイルキックをかわしてスリーパー。さらにエプロンからスリーパーで吊り下げる。リングに戻ってまたスリーパー。これでジャガーを追い込んだファング(左写真)、雪崩式ブレーンバスター、ノド輪落としと行くがカウントは2。ジャガー鉄パイプを取り上げて逆襲、場外に落としてケブラーダ敢行。リングに戻ってもブファドーラ、コーナーからムーンサルトアタック、すかさずウラカン・ラナで3カウント。ジャガーはマイクで「よくこんな大変な世界に30過ぎてから入ってきたな。私にはマネできない。その点は尊敬します。これからも頂点目指してください。ありがとうございました。」ファングは立ち去るジャガーの背中に向かい、「ジャガー、私はお前に勝つために裁恐軍に入ったんだ!裁恐軍だけど、Jd'に入って良かった・・・今日はありがとうございました!」


ジャガー(15分53秒 エビ固め)ファング

試合内容もマイクも今日のベストマッチ。


ここで休憩。この時点で9時・・・・


第5試合 TWFタッグ王座決定トーナメント1回戦
藪下めぐみ&矢樹広弓(フリー)vs エチセラ&下田美馬(ネオレディース)

先に入場する藪下、矢樹組。続いて下田のテーマ。しかし出てきたのはエチセラのみ。レフェリーのトミー蘭がエチセラに「下田はどうした?」と聞くがエチセラ「知らないね」といったそぶり。するとなぜか赤コーナー側からうれしそうに下田が走って入ってくる。後ろから藪下を襲う。エチセラは矢樹を場外に引きずり出し、観客席に投げ込むとビールの自販機にぶつける。矢樹、復帰後初のラフファイト体験。リングに戻るとエチセラはムーンサルトアタック、矢樹はエチセラのロープワークをワキ固めに取るがエチセラDDTに切り返す。ヒザ十字も切り返してみせる。いい動き。矢樹はコーナーにエチセラを連れ帰り、藪下に渡す。藪下飛びつき腕十字、エチセラはこれを逃れると2回転エビ固め、さらにプラム式フィッシャーマン(右写真)、カウント2。スワンダイブミサイルキックもヒットさせる。下田にタッチ。下田ミサイルキック、2カウント。

藪下をコーナーまで追いかけてきた下田に矢樹ミサイルキック(左写真)。藪下が下田に十字固め、下田ロープエスケープ。藪下がボディスラムを打って、そこに矢樹がトップロープからダイブするが下田は足でこれを受け止める。

下田バック取る。矢樹切り返してランセット・アーチから一旦マウントを取って十字(右写真)に。これはいいなあ。ま、ここまでやらずともどうせ下田に対応する術などないのだが。下田ロープエスケープ。ストンピング、パンチ。矢樹反対側ロープに走ってパンチ。3回はこれを受けた下田だが、4回目にショルダースルーで矢樹を場外に落とす。下田のプランチャコンヒーロは矢樹、藪下にヒットするがエチセラのプランチャは下田に誤爆。逆に矢樹、藪下が連続してプランチャ・スイシーダ敢行。

リングに戻り、矢樹は下田にヒザ十字。エチセラがイスでカット(左写真)。しかしその後もイスで矢樹を殴打しようとするエチセラだが、下田を間違って打ちすえる。5分経過。矢樹と藪下はダブルのクローズライン狙うが下田はランニングネックブリーカーで返し、「何やってんだ?」とばかりにエチセラにビンタ。そのスキに矢樹ジャーマン、2カウント。矢樹ウラカン・ラナ、下田はパワーボム。そして投げっ放しのタイガースープレックス。カウント2。矢樹ジャーマン、下田もジャーマン。下田カカト落とし、矢樹かわす。下田、ピンクの「マイチェアー」受け取り、矢樹に一撃、さらにレフェリーのトミー蘭にも。

トミー、「反則取るぞ!」と警告。下田はブラディーからピンクの鎖を受け取り、足に巻きつけて矢樹の肩口にカカト落とし。しかしトミーはこのカバーを反則としてカウント取らない。怒った下田はトミーをイスで殴打するとコーナーに鎖で固定(右写真)して、矢樹にイスで攻撃を続ける。いかにも「早く反則負けにしてください」と言わんばかりのおざなりな仕事ぶり。すると何とエチセラが下田にストンピング。当然下田は反撃。さらに「なんでこれでも反則負けにしないのよー」とトミー蘭にもイス。ついに反則裁定のゴング。

藪下&矢樹(8分27秒 反則)下田&エチセラ

観客のブーイング(ヒートしたためではない、あまりのやる気なさぶりに)に、勘違いして悪態ついてみせる下田(左写真)。エチセラをイスで殴って退場。

何があったのか理解できない矢樹。「何なんだよっ!」と叫ぶが、若手がマイクを用意すると藪下に「相手にしない。」と吐き捨て、勝ち名乗りを受けてリングを去る。


第6試合 TWFタッグ王座決定トーナメント1回戦
小杉夕子&阿部幸江 vs 尾崎魔弓(Ozアカデミー)&シュガー佐藤(GAEA)

Oz握手しない。背を向けたところにオルレアンはダブルのドロップキック。シュガーを捕まえるが、シュガーは小杉にスタンガンを放って逆転。Oz得意のロープ固定してポーズ。尾崎が入り、ダイビングのサマーソルトドロップを打つが、小杉かわしてレッグボンバー3連発。カバーに行くが尾崎の足はロープに。阿部入り、ダブルのフェースクラッシャー(左写真)。小杉がトップロープからダイビングニーを落とすが尾崎かわしてスリーパー。尾崎裏拳、小杉かわしてノーザンライトスープレックス。阿部にタッチ。阿部突っ込む、尾崎張り手を打って場外に。観客席、ステージをOzの独壇場。

リングに阿部を上げて、シュガーがダイビングエルボー、これは阿部かわす。阿部トップロープに上りアストロシザース、カウントは2。再度トップロープに上がりダイビングプレスを敢行するがシュガーは足を突き立てる。5分経過。シュガー裏拳。阿部かわしてバック取る。そこに小杉が入って顔面キック連発するが、阿部も倒れたシュガーの下敷きに。失笑。阿部ひるまずバックドロップホールド、カウント2。小杉ダイビングフットスタンプ、小杉の肩に阿部が乗ってファンタスティックフリップ、阿部カバー、しかしこれは尾崎がカット。阿部がウラカン・ラナねらい、シュガーはパワーボムに切って取る。小杉が入りキック、シュガー足を捕らえてドラゴンスクリュー。阿部にもドラゴンスクリューからヒザ十字、小杉カット。尾崎がトップロープからウルトラタイガードロップ、シュガーに誤爆。しかし阿部の尾崎へのドロップキックも小杉に誤爆。

尾崎、阿部をコーナーに上げて雪崩式ブレーンバスター、カウント2で自ら引き起こす余裕ぶり。尾崎セントーン、阿部かわす。尾崎阿部を捕まえる。シュガー裏拳、阿部かわして尾崎に誤爆。阿部飛びつきのエビ固め、カウント2。阿部ロープに走って尾崎に突っ込む、尾崎がカウンターの裏拳、これ一発でカウント3。たびたびの誤爆を尾崎に謝罪するシュガー(左写真)。尾崎マイク「今日はOzアカデミーの主催興行にどうもありがとう!」それを言うほど大した試合でもなかったが、少なくともJd'にいいとこがなかったのは確かだ。

尾崎(8分9秒 体固め)阿部

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