みちのくプロレス 93/6/20三沢市体育館大会



第1試合 新崎人生 vs 米河彰大

見るのが楽しみだった「極悪坊主」新崎人生と「闘う営業」米河の一騎打ちで三沢大会はスタート。元モンゴリアン勇牙の新崎、一見して「体ができている」ので見てても面白い。しかもキャラクタまで出来上がっている。こいつぁみちプロのヒット作だね。試合は2分少々で墓石落としからのダイビング頭突きを決めて新崎の圧勝。


第2試合 獅龍 vs 木村吉公

一方こちらの2人は体ができてないからいわゆる「学生プロレスに毛の生えた」にしか見えない。それでも得意のフランケンシュタイナーを出せば獅龍の勝ちだろう、と思ってたら全く決定的なチャンスを作れないまま15分時間切れ引き分け。まずいねー。


第3試合 テリー・ボーイ&獅龍 vs 新崎人生&木村吉公

当初はテリーvs新崎のシングルマッチだったのだが、前の試合を不満として木村が急遽参戦を主張、タッグマッチになってしまった。もともと「延長戦」をやりたそうだったのだが客の支持を得られなかったのでこうした?ということで獅龍と木村の2人の闘いで始まる。今度は木村が気迫を見せる。ミスター・トヨタもうまくちょっかい出す(ラリアットも場外パイルドライバーも出してたぞ。元々レフェリーじゃないのか?)新崎2試合目なのに絶好調。が、問題はテリー・ボーイ。しょせんはモノマネというか本家に比べて気が入ってない。最後はスピニングトーホールドでテリーが木村からギブアップ奪うが「それがどうした」つー感じ。


第4試合 スペル・デルフィン vs TAKAみちのく

「みちのくひとり旅」の入場テーマはやめたのだろうかTAKAみちのく?メキシコ遠征でもしたら違ってくるかも知れんが現状ではただの若手二枚目レスラー。このクラス相手では二冠王・デルフィンは強すぎる。垂直落下式ブレーンバスターからダイビングヘッドで余裕のピン。


第5試合 ザ・グレート・サスケ&ケンドー vs ビジャノIV&ビジャノV

サスケの哀しいところは「実力」が伴う前に凱旋帰国するハメになって、さらに伸ばす前に団体からの独立を余儀なくされたところだ。一個一個の技は美しいんだけど。試合のほうはビジャノIVがケンドーの反転式ボディアタックを受けた際に肩を脱臼、2対1になったところでデルフィンが乱入、「ケブラーダをイスで撃墜」をまたも披露。ビジャノ組が反則負けに。が、ここからが面白い。ビジャノVはケンドーのマスクをはぐわ、サスケとデルフィンは一騎打ち始めるわ(デルフィンがすぐに逃げたが)最後は盛り上げてサスケの「みちのくプロレスは永遠に不滅です!」のマイクで締め。

いろいろ難しいこともあるだろうし、ただでさえ層が薄いのにグラン浜田は参戦しない、SATO、レオパルド・ネグロが負傷欠場ではねえ。毎度毎度サスケvsデルフィンってわけにはいかないし、「ルチャ」をちゃんと見せられる人は少ないし、もうちょっと団体が安定しないと苦しいかな。

それにしても、三沢基地から来たのか軍人風のアメリカ人観客の盛り上がりは凄かった。興行全体の盛り上げにも大いに寄与していた。



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