みちのく3/27福島大会



福島駅東口のバスターミナルに行くと、国体記念体育館入口を通る「土船・四季の里行き」は西口から出る、と表示。改札口には「バスのりばは東口」とあるのに。地下道通って西口に。時刻表をチェック。1時間に1本!現時刻より後に出るのは2時17分発。その後だと3時47分。時間のつぶしようがないので2時17分のに乗ることにして、バス停で待つ。寒い。待ってるとNさんが来る。話し相手ができた。うれしい。
バスで約10分。「国体記念体育館入口」で降りるが、とりあえず体育館が見えない。去年来た(その時はタクシー)記憶で辺りを見回すとでっかい「国体記念体育館→」の看板。それに従って進むと三角屋根が見える。えらい寒いが、この会場はメインアリーナとサブアリーナの入り口は中にあるので屋内で待てる。入ってみるとすでに何人か列をなしている。5時を過ぎて当日券発売開始。まだデザインが古いが、これは当日券のみそうらしい。

5時45分開場。売店の一番人気はこのシリーズ途中で作られたという「みちプロ3兄弟」のTシャツ。もとネタはもちろん「だんご3兄弟」。残り少ない、というのであわてて買ったが、ブームものだけにあとでちょっと寒くなる可能性大。
6時半開始。まずペロ・ルッソが欠場のあいさつにリング上に(右写真)。ウィリーとの一戦で頭(見るとバンソウコウが)に5針の裂傷を負ったそうで。「再戦して必ずやり返す」と言っていたが、当のウィリーもその試合で指骨折してもう帰京したそうである。


第1試合 コスモ☆ソルジャー(レッスル夢ファクトリー)vs ピロト・スイシーダ

オープナーはピロトとコスモ☆ソルジャー(左写真)。この「半ズボンスタイル」はたまらんもんがある。前に見たのは華☆激の試合でだったかな、あんまりいい印象はないんだけど。握手でスタート。ヘッドロックをヘッドシザーズで返す応酬からピロトが片足タックル、いきなりの4の字固めに。コスモロープ。ピロトまた両足タックルで倒して足を固める。さらにリバースフルネルソンに取る。この体勢のまま立ち上がってフルネルソンで締め上げる。リリースして首投げからスリーパー、首4の字。コスモロープ。ピロト腕取ってホイップ。向かってこないコスモにピロトは「C'mon Baby!」と挑発。

コスモは両腕を取るとダブルリストアームサルト、こちらもリバースフルネルソンに。しかしピロトは足を刈って倒すと逆片エビに。リリースして吊り天井(右写真)。ピロトリリース。両者立ち上がってエルボー合戦、コスモが優勢。コスモスリーパーからドラゴンスリーパー、そのままカバーするが2カウント。コスモドロップキック、ピロト場外転落。ピロトが戻るとコスモはロープに振ってラリアット、さらにエルボー。ピロトはコーナーに振って背面アタック。コスモがピロトを場外に落とす。コスモ、ロープをくぐるフェイントのような動きから思い直したのかトペ・コン・ヒーロ、しかし中途半端な飛びで見事に転落。そこまでちょっと眠かったんだが一気に目が覚めてしまった。ピロト容赦せずに場外DDTで追撃。リングに戻ってもパワーボム、ギロチンドロップカラキャメルクラッチ。コスモもヘッドバット、裏投げで逆転するとスワンダイブ式のフットスタンプ、簡易式(?)トミカゼでカウント2。今度はピロトがコスモを場外に落とし、プランチャ。リングに戻ると風車式背骨折り、ギロチンで2カウント、ローリングセントーンはコスモかわしてエビに丸め込む、カウント2。コスモウラカン、これも2。10分経過。

ピロト腕取ってワキ固め、コスモロープ。ピロトゴリースペシャル。リリースしてリバースゴリースペシャル、前方に放り投げる。コスモを場外に投げ出し、場外でチョップ、キック入れてリングに戻すピロト。なんかこのへん一発一発が厳しい。ピロトパワーボム、雪崩式ブレーンバスター(左写真)。ピロトふらふらしながらもダイビングボディプレスを決め、3カウント。

ピロト(12分56秒 体固め)コスモ


第2試合 望月成晃(武輝道場)vs ゾロ

ゾロは噂通り、「まんま」の格好(右写真)。どうせならサーベルも持ってくればいいのに。望月ローキックで先制。一発ごとに痛がるゾロ。逆にローで返すが弱々しい。こいつはダメ外人なのか?と思ったらいきなりのニールキック。ほほぅ。望月もソバットで返す。ロックアップでリスタート、バックの取り合いに。ゾロが腕を取る。望月倒して足を取ると逆片エビ。ゾロは切り返してヒザ十字に。望月ヒールホールドで返そうとするがあきらめてロープに。ゾロはスライディングレッグシザーズからレッグロック、さらにキャメルクラッチ、弓矢固めと移行。望月外しておおいかぶさる、カウント1でゾロキックアウト。

ゾロ手四つと見せかけてローキック連打。今度は高速。首を取ってネックチャンスリードロップ、さらにDDT、エルボードロップ。飛行機投げから前方に投げ落とし、エプロンに出てトペ・アトミコ、2カウント。いっこいっこの技はきれいだ>ゾロ。5分経過。望月ミドルキック、ゾロキャッチするがそれを利用して延髄蹴り。望月スワンダイブミサイルキック、ジャーマン、カウント1で返すゾロ。望月ブレーンバスター狙い、ゾロ切り返してストレッチボム(左写真)、カウント2。ギロチンドロップ、これも2。コーナーから開脚スプラッシュに行くが足が先に付いてしまうゾロ。これは×。

ゾロコーナーに振る。望月突っ込んで来たところにカカト落とし。エプロンに出てスワンダイブニールキック、カウント2。望月は旋回しない垂直落下式ブレーンバスターから「フィニッシュ」と叫ぶと三角飛び延髄蹴り(右写真)、これで3カウント。

望月(6分13秒 片エビ固め)ゾロ

悪くはないと思うんだが、今の望月は強いしねえ・・・・。


第3試合 ザ・グレート・サスケ vs パブロ・マルケス

サスケ、人生から「まだ着てろ」と言われたらしい白装束で登場(左写真)。パブロがゴング前に奇襲仕掛ける。パンチ、ヘッドロック、ロープに振ってタックル。パブロロープに走る。サスケリープフロッグでかわし、戻ってきたところをホイップ。パブロも腕取ってホイップ。アームロックに取る。サスケ倒立してのコークスクリューシザーズでパブロを舞わす。サスケ十字狙い、パブロロープ。

サスケ投げっ放しジャーマンからフェースロック(右写真)。ブレーク後、パブロがコーナーに振って串刺しラリアット。再度ロープに振る。サスケかわす。パブロエプロンに出る。近づくサスケにショルダータックル入れてコーナーに上るとミサイルキック、カウント2。パブロはチンロックに捕らえる。サスケロープ。エルボースタッブ、パンチ。コーナーに上げて雪崩式フランケンシュタイナー、最初は失敗するが2度目で成功。カウントは2。スイングネックブリーカードロップ、これも2。

パブロボディスラム打ってコーナーに。中途半端なダイブ、サスケ足出して迎撃。サスケはドロップキックで場外に落とすと助走を付けてサスケスペシャル(左写真)。

リングに戻るとすぐ卍固め、パブロギブアップ。

サスケ(5分51秒 卍固め)パブロ

うーん、そりゃねーべだよなあ。もうちょい活かしようがありそうなもんだが、ダメだったんだろうか?


ここで休憩。


第4試合 グラン浜田 vs スーパーボーイ

おとっつぁん、今日も調子良さそうである(左写真)。ちょっと長州入ってるか(近くに座っていたSさん・談)

ロックアップでスタート、浜田バック取る。ボーイ切り返す。浜田腕取ってホイップ。ボーイはタックルで倒して足殺しに。浜田切り返してワキ固め。ボーイ立ち上がるが浜田はつぶぢてワキ固めに。ボーイ足取って倒し、ニースタンプを入れてレッグロック(右写真)。

ボーイ場外に連れ出す。観客席に投げ込みストンピング(左写真)、チョップ、壁にぶつけ、リングに戻す。ボディスラム、倒れ込みヘッドバット2発、セントーンからカバー、カウント2。スリーパーに捕らえる。5分経過。ボーイロープに振る。浜田切り返す。ショルダースルー。今度はボーイがロープに振ってショルダースルー、浜田着地、ボーイ突っ込む。浜田スカしてボーイ場外転落。浜田は壁にぶつけさっきのお返し。リングに戻るとエルボー2発から串刺しラリアット。コーナーに座らせて雪崩式フランケンシュタイナー、カウントは2。

両者座った状態で浜田がラリアット、そのまま押え込み2カウント。コーナー振る。ボーイはサルト・モルタル、着地したところに浜田ラリアット、ボーイ場外転落。浜田プランチャ。リングに戻りコーナーに振るが、ボーイは切り返してボディアタック。ブレーンバスター、ローリングセントーンでカウント2。ボーイドロップキックで浜田を場外に出すとトペというかフライングショルダーアタックというか凄い飛び技(右写真)。10分経過。

さすがの浜さんもこれを食らってはたまらん。

リングに戻りチョップ合戦から一本足頭突き。ロープに振る。ボーイ切り返す。浜田得意のウラカン・ラナ、ボーイはパワーボムに切り返す。カウントは2。ボーイはセカンドコーナーから美しいムーンサルトプレス(右写真)、これも2で返す浜田。浜田パワーボムを空中で切り返し、ボーイの頭をつかんでフェースクラッシャー(ブロンコバスター風)に持っていく。

浜田コーナーに振る。ボーイ切り返す。浜田コーナーに飛び乗ると、反転してスイングDDT。これって娘の方が先に披露したような気もする。カバーはカウント2。浜田バックドロップ、これはカバーに行かない。コーナーに上げる。また雪崩式フランケン?浜田自分も上がるとボーイの首を取ってジャンプ、雪崩式のカッターに!(左写真)浜田カバー、カウント3!

浜田(11分27秒 浜さんカッターからの体固め)ボーイ

おおおこれがTAKAが「あのオヤジ40過ぎてから新しい技に挑戦しやがる」と書いていた浜さんカッターか!カッコいい!Sさんこのネーミングに大喜び!

Nさんと一緒にボーイを応援していた我々(って、Nさんほどじゃないんだが)に近寄って、握手してから帰るボーイ。なんていい奴なんだ。次は俺も真剣に応援するからな!(って、いつだよ?)


第5試合 TAKAみちのく、愚乱・浪花、タイガーマスク vs シーマ・ノブナガ、ジュードー・スワ、スモー・フジ

まずはクレイジーMAXが入場。一部ファンはすでに狂喜。

代わって「兄弟」の入場、なのに、音楽はクレイジーMAXのテーマ。あれ?篠塚リングアナのコールは「クレイジーSEXの入場です。」テーマも「FUCK YOU!」が入ってTAKAのテーマに変わる。相変わらず下ネタ好きなネーミングだ。浪花の手にはいかにも手描きな旗(左写真)。クレイジーMAXのマークを逆に描いて、その下に「兄弟」と書いてある。

TAKAもその旗をコーナー上で振り回す(右写真)。一見いつもの格好のTAKAだが、このガウンを脱ぐと、3兄弟は黒に白でクレイジーMAXのマークを逆に描いたTシャツ。さらに背中にはやっぱり「兄弟」の2文字。(と上に小さく「CRAZY SEX」とあったらしい)

3兄弟、得意満面なポーズ(左写真)。このメンツなら負けんぞ、と言わんばかり。先発はタイガーとフジ。タイガーのローキックにフジ「あぶねーじゃねーかよ!」と抗議する。コーナーに戻るとシーマがフジに「YOU ARE SEXY!」うーん、なんでここで"sexy"って言葉が出てくるんだろう?それよりどうやったらフジが"sexy"なのか?さらに浪花までがマネして「YOU ARE SEXY!」もうわけわからんが、とりあえず理屈を求めてはいかんようだ。タイガーキック、フジやっぱり嫌がる。フジ腕を取る。タイガー回転して切り返す。タイガー絞り上げるがフジは回転したりはせず、力で返す。両腕取ってサーフボードストレッチに。タイガーすかさずカンガルーキック。浪花にタッチ。フジもスワにタッチ。浪花相手を無視してポージング繰り返す。浪花ロックアップからスワをコーナーに押し込むがクリーンブレーク。スワ足取る。浪花返す。単なるルチャのこかし合いをは違ってちゃんとアレンジしてある。浪花腕取る。スワ切り返す。浪花グラウンドに持ち込むがスワは立ち上がってホイップ、5分経過。

TAKAとシーマが入る。浪花「アイコノクラズムー!」と叫ぶ。TAKAタックルからグラウンドヘッドロック、シーマはヘッドシザーズで返す。手四つから力比べ、これはTAKAの勝ち(右写真)。シーマ立ち上がってキック、倒れたTAKAの上でジャンプして顔を踏みつける。TAKA立ち上がって首投げから後頭部目掛けてドロップキック。シュミット流バックブリーカーから逆片エビ固め、頭を踏みつける。TAKAロープに詰めて地獄突き。シーマ突進をかわして場外に落とす。他の4人も下りて場外乱闘。フジはクレイジーSEXの持ってきた旗を凶器に使う。

スワと浪花が戻る。スワはトップロープにギロチンホイップ。シーマが入って首投げからストレッチ技。TAKAがゆっくりリングに入るとコールドスプレーでカット。さらにロープに固定して「頭冷やせ〜」とコールドスプレー浴びせる(左写真)。

タイガー入り、ロープに振ってドロップキック。シーマは場外に落ちるがフジとスワが入ってタイガーを捕らえる。フジがトップロープで目潰しした後、セカンドロープに固定するとリング下にいたシーマが突き上げるドロップキック(右写真)。すげえすげえ。10分経過。

タイガーなかなか脱出できかったが、タックルでフジを倒すと浪花にタッチ。浪花両足取って急所攻撃。フジはサミングで対抗する。シーマにタッチ。ロープに固定し、スワが馬飛びアタック。シーマは横からスワンダイブ式で浪花の腰に攻撃。浪花の急所にヘッドバット。しかし浪花は目突きでTAKAにタッチ。

シーマはTAKAのラリアットをかわすとブロンコバスター。スワにタッチ。シーマがコーナーに逆さ吊りにして顔面ドロップキック(右写真)。さらにロープに固定してスワがヒッププレス。シーマ「死ねTAKAバカ!」ガキだよそれじゃ。シーマがまたTAKAをコーナーに逆さ吊り、今度は2人でスライディングキック。

シーマがコーナーに座り、フジとスワが上げて(左写真)雪崩式のフェースイレイザー、シーマがランニングギロチンからカバー、カウントは2。15分経過。シーマがトップロープにギロチンホイップ、それを受けてスワがもう一発フェースイレイザー、カウント2。シーマが浪花とタイガーを場外に落とし、TAKAをコーナーに振って串刺し3連発。
TAKAをコーナーに振る。スワとフジが股裂きしてシーマがスライディングのカカト落とし?(右写真)TAKAはフジとスワの同士打ちを誘うがシーマはその手には乗らず。しかしロープに振られるとTAKAは2人目掛けて開脚ドロップキック、浪花にタッチ。

浪花ラリアット3連発、フジを落として垂直落下式プランチャ(左写真)。タイガーが入り、スワに輪廻(というより初代タイガーは「これが本当のローリングソバットだ」とか言ってた)、ロープに振って風車式バックブリーカー。ボディスラムからラウンディングボディプレスに行くがかわされ着地。スワをこれを捕らえてパワーボム。スワボディスラム打ってコーナーに上がる。タイガー下からドロップキック打って落とし、トペ・スイシーダ。

TAKAとシーマが入る。シーマジャーマン、TAKAは回転して着地。シーマ顔をつかんでチンクラッシャー。コーナーに上げて掌底を打ち込むと「アイコノクラズム!」(右写真)。さらに「マッドスプラッシュ!」しかしカウント2でTAKAを引き起こす。TAKAシーマを場外に落としてトルニーヨ。浪花とフジがリングイン。フジパワースラム、カウント2。チョークスラムからシーマが低空のムーンサルトプレス。さすがにこのへんC-MAXに「攻め疲れ」が見える。タイガーがカットに入る。シーマが落とす。20分経過。

フジが持ち上げてシーマがスイングDDT、カウントは2。シーマとフジが持ち上げて、スワがスーパーパワーボム(左写真)、TAKAとタイガーがカット。

TAKAとタイガー、フジにサンドイッチミサイルキック。シーマにはみちのくドライバー(右写真)、タイガーがフジにダイビングヘッドバット、浪花ダイビングプレス、浪花ドクターボム、これで決まるかと思ったがカット入る(誰が誰だか覚えてない)。タイガー、フジにムーンサルトかと思わせておいて場外のスワにプランチャ。TAKAはシーマを落として宇宙人ケブラーダ。その間に浪花がドクターボムでフジをフォール。

浪花(21分18秒 エビ固め)フジ

シーマが先にマイクを取る。「今日は負け惜しみ言わせてくれ。みんな、仙台に来たいかー!(2回)明日、スワが新チャンピオンだ。そして俺とフジでTAKAとタイガー、やっつけてやるから。」

浪花「バーカ」

TAKA「お前らもう帰れ。締めさせろ。」

(ファンに)「お前らのおかげでみちのくプロレスは7年目に入ることができた。いろんな奴が出ていったけれど、あーいう風に闘って、いい試合できる奴らもいる。どんどん闘って、いいもの見せてやる。出てった奴等が後悔するような、大きな団体にする!お前らも、みちのくを捨てるんじゃねーぞ!俺達がみちのくプロレスを面白くする!俺達がみちのくプロレスを変える!俺達がみちのくプロレスだ!」
みちのくプロレスのテーマがかかる。いいなあ、この締め。

交通費かけて来るだけの価値はあった。事前には知らなかったが、今日のメインはベストカードだったし。「また来たい」という気にはさせてくれた、な。



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