レッスル夢ファクトリーYF21 9/12芦屋町大会



芦屋は福間(いずれも福岡県の地名)の友人宅からから車で約1時間。会場の近くまで来ると右写真のような手書き看板が。いい味出してる。

会場の芦屋町総合体育館は新しめの体育館。メインアリーナを使用。しかし着いたのが0時半(開場2時)ではあまりに早すぎ。選手がようやくアップを開始。ひとり腕をガチガチに固めた選手が。顔知らない。ディアブロかな?(そうだった。で、当然欠場)

予定の3時を過ぎても始まる様子なし。開場が10分遅れたとはいえ、なんかアナウンスあってもよさそうなもんだが。結局3時10分に「夢をつぐ人」がかかって開始。リングアナは昨日と同じ華☆激の人(?)。選手入場式になぜか神仮面ファラオンが出てこない。(もともと全選手というわけではないが)代表あいさつはもちろん地元出身の豪傑・藤崎忠優(右写真)。


第1試合 ど根性2番勝負第1戦
福田豊(華☆激)vs 泉幸典(華☆激)

ディアブロ欠場によるカード変更で福田が「2番勝負」を行うことになったらしい。「ど根性」とは福田豊の代名詞。左写真は泉幸典。泉ゴング鳴ってすぐにラリアット、カバー、カウント2。スライディングキックで福田を場外に出すとプランチャ。リングに戻りロープに振る。福田切り返してニールキック、カウント2。

どツキ合い、チョップ合戦。福田は張り手で倒す。福田ミドル、ハイのコンビネーションからコーナーに振って串刺しニーアタック(右写真)、ンーザンライトスープレックス、2カウント。福田ロープに振ってラリアット、泉かわしてウラカン・ラナ、カウントは2。

泉飛びつきDDTからブレーンバスターに行こうとするが福田は背後に着地して延髄蹴り(左写真)。最後はみちのくドライバー、これで3カウント。

福田(3分1秒 片エビ固め)泉


第2試合 ど根性2番勝負第2戦
福田豊(華☆激)vs 川内大裕(華☆激)

川内は今日はディアブロとシングルのはずだったが、それが流れて逆に福田主役の企画の相手。それだったら井場とやらすという話はなかったのだろうか?
福田はコール時にドロップキックの奇襲。ロープに振ってニールキック、コーナーに振って串刺しニーアタック、ミドルキックからフィッシャーマンズスープレックス(右写真)、カウント2。

福田ミドル、ハイ、ヒザ蹴りからノーザンライトスープレックス、これも2。福田どんどん蹴っていくが川内唐突なラリアット一発で形勢逆転。ストンピング入れてロープに振ると危険な角度のサイドバスター(左写真)、カウント2。

さらにロープに振っての変形のスクラップバスター(これが「チョコレートサンデー」?)、バックドロップ(右写真)と大技を重ねる。川内背中にパンチ、福田チョップで反撃。川内張り手からブレーンバスター、福田背後に着地してジャーマン、2カウント。福田顔面キック、ギロチンドロップ、回転ギロチン。立たせてエクスプロイダー、カウントは2。

福田張り手からミドルキック、川内はキャッチしてショートレンジのラリアット。ブレーンバスターか、と思ったらジャックハマー(左写真)でフォール。

川内(3分55秒 体固め)福田

時間が短いのは仕方ないけど、2試合とも大技ばっかでグラウンドなしとはがっかり。しかも川内はラリアット(見てて説得力なし)と頭から落とすのばっかり。目指すところはどこ?(コジマ?ゴールドバーグ?)


第3試合 FM-TARO vs 荒くれ海坊主

「荒くれ海坊主選手入場!」しかし曲はTAROの。もちろんTAROが入場。改めて「荒くれ海坊主選手入場!」今度は曲出ない。なんなんだか。
海坊主スタートからローキック連打。足を取るとヒザ十字に。TAROタックルに行くが海坊主うまくコントロールして十字に。一旦ブレーク。海坊主のキックがTAROの腕にヒット。TARO場外エスケープ。しかし場外でも腕を蹴りつけ、鉄柱にぶつける海坊主。リングに戻ると腕折りDDT、腕にギロチン落としてからアームロック、エスケープされると腕を踏みつける(右写真)。5分経過。

海坊主ワキ固め、TAROロープ。TAROチョップを返していく(左写真)が、海坊主動じず。TAROドロップキックとトラースキックで海坊主を何とか場外に落とす。

すかさずサスケスペシャル2号(右写真)。さらに場外でもトラースキック。鉄柱攻撃お返ししてリングに戻す。

TAROボディスラムからひねりを加えたローリングセントーン(左写真)。飛び技のひとつひとつはきれいだ。エルボードロップ、サマーソルトドロップ、スワン式ダイブプレスと技をつないでカバー、カウント2。ボディスラムからムーンサルトプレスはかわされる。

海坊主ラリアットからムーンサルト、TAROもかわす(右写真)。TAROラリアット、海坊主かわしてキック。

海坊主フィッシャーマンバスター(左写真)、カウント2。バックの取り合い、海坊主急所蹴りから投げっ放しジャーマン。

海坊主はTAROをコーナーに上げて雪崩式フランケンを狙うがTAROは落としてスイングDDTに(右写真)。

そしてムーンサルト(左写真)、ヒザが海坊主にヒット。しかし海坊主はTAROを抱え上げるとマンハッタンドロップから水車落とし。ブレーンバスターの体勢で担いでトップロープに落とす。10分経過。

海坊主コーナートップに上り、TAROの胸板にダイビングダブルニードロップ、TARO3で返せず(右写真)。

海坊主(10分32秒 片エビ固め)TARO

がんばってくれい>TARO。


第4試合 仮面天使フレイア vs 吸血鼠魔女デビラッツ

デビラッツが先に加藤と入場して、後から入ってくるフレイアを牽制。フレイアはリング下からにらみつける(左写真)。髪は金色。

フレイアは「決めのポーズ」は特にないようだ。

ゴング。フレイアはどう動く?探り合いからスタートするが、デビラッツがキックで先制。デビラッツロープに振る。フレイアドロップキックで返す。手四つから力比べ、フレイアが勝つ。フレイアキック、ストンピング。ロープを使って締め上げる。レフェリーがブレーク。フレイアフェースクラッシャー。このへんは「ロゼッタとは違う」ところを見せている。

フレイアキャメルクラッチに取り(右写真)、

さらにフェースロックでデビラッツを痛ぶる(左写真)。

リリースして首4の字(右写真)、デビラッツ脱出するがその後咳き込む。チョーク入ってたようだ。

デビラッツはフレイアを引きずり倒すとロープ際で顔面を踏みつける(左写真)。首投げからスリーパー、と見せかけて頭にかみつくデビラッツ。デビラッツはフレイアを場外に投げ出し、観客席に放り込む。これはフレイアが先にやんないと。フレイア、マスクを気にしながらリングに戻る。

フレイア、コーナーに飛び乗ってミサイルキック行くがデビラッツかわす(右写真)。デビラッツはフレイアを捕らえてロープで目のあたりをこする。さらに顔面ウォッシュ。フレイアにはかなり効いたよう。

デビラッツ「こいつの正体見たいかー!」と叫んでマスクに手を掛ける(左写真)。フレイアは下から顔面にキック。5分経過。

フレイアロープに走ると飛びつき腕ひしぎ十字固めのような入り方から十字架固めで丸め込む(右写真)、カウント2。このへんはロゼッタに似てるもんがあるか?

フレイアストンピングからデビラッツをロープに振る。デビラッツ切り返す。フレイアセカンドロープに飛び乗る。何をするか、と思ったらブファドーラ(左写真)、カウント2。

しかしトップロープからのダイビングプレス(右写真)はデビラッツ足を出してブロック。デビラッツ危険な角度のバックドロップ、カウント2。

デビラッツ「フィニッシュ!」と叫んでもう一発狙う。フレイア切り返してジャーマン(左写真)、カウントは2。

すかさずラ・マヒストラルで丸め込んでカウント3。

フレイア(6分59秒 ラ・マヒストラル)デビラッツ

「衝撃の」デビュー戦とは行かなかったなあ。もうちっとガンガン行くのかと思ってた。まだ「漆黒のフレイア」のビデオ見てないからどんなキャラクターだか知らんのだけど。


ここで休憩。


第5試合 アステカ、コスモ☆ソルジャー、神仮面ファラオン、仮面天使ロゼッタ vs 死神、怨霊、加藤茂郎、吸血鼠魔女デビラッツ(60分3本勝負)

ロゼッタいつものポーズ(右写真)。反対側に座るんだった・・・。
加藤マイク「4人とも変なカッコしやがって!何のつもりかなぁまったく!」それが終わるや否やマスクマン軍団はNMCを場外に叩き出す。

ファラオンが捕まえるNMC勢に向かってコスモがトペコン、アステカがプランチャ(左写真)、そしてロゼッタもプランチャ・スイシーダ。

エプロンでストレッチするロゼッタ(右写真)。死神がエプロンに戻る。そこにファラオンラリアット、死神大きく客席まで吹っ飛ぶ。ファラオンプランチャ。これは凄い。

死神ようやくリングに戻る。ファラオンラリアット連発(左写真)。死神倒れずに、逆に突っ込む。ファラオンパワースラムで投げる。得意げにポーズを決めた後アステカにタッチ。怨霊が背後からパンチ。死神は加藤とタッチ。

死神と加藤がダブルで振るがアステカは2人にキックを入れ、まとめてホイップ。加藤をロープに振ってフライングクロスアタック(右写真)。ドロップキックからブレーンバスター狙うが加藤は背後に着地してフルネルソン。アステカがブレークして振りかえると目突き。うまい。アステカはロゼッタにタッチ。加藤は怨霊にタッチ。

怨霊ロープに振る、ロゼッタ切り返す。怨霊すべりこんでリング下に消える。今度は何を持って出てくるか?

自分のTシャツだ。(爆)

怨霊、ロゼッタに「ぜひ着てくれ」とTシャツを差し出す(左写真)。

笑いをこらえきれないロゼッタ(右写真)。
ついつい受け取ると、それで首を絞められてしまう。しかし毎度毎度(物は違うが)騙されるロゼッタちゃんも若い(高校生!)せいか、人(?)を疑うことを知らないというか・・・・。

当然その後はドロップキック、フライングエルボー(左写真)。怨霊ロープに振る。ロゼッタコルバタに行くが怨霊の体を回しきれず、足の上に落ちられる。ファラオンにタッチ。5分経過。

ファラオン怨霊をコーナーに振る。ロゼッタをハンマースルーで投げつけるとロゼッタは浴びせ蹴り(親娘連係!)。ファラオンはコーナースプラッシュ。さらにエルボードロップ(右写真)。

怨霊はドロップキックでファラオンを場外に落とすとスワンダイブのトペコン。リングに戻ってドロップキック、ファラオンすぐに起き上がってラリアット(左写真)、カウント2。コスモにタッチ。

コスモドロップキックからロープに振ってフランケンシュタイナー(右写真)、片エビ、3カウント。

コスモ(7分42秒 片エビ固め)怨霊
※アステカ組1本先取。

2本目開始。コスモと怨霊でスタートだがすぐに死神が入りチョークスラム。加藤が超滞空時間の長い垂直落下式ブレーンバスター(左写真)、カバーはファラオンがカット。

死神が入り、フェースイレイザー(逆パワーボム)の形に持ち上げる。加藤は首を取ってエースクラッシャー、怨霊は後ろから飛びついてフェースクラッシャーという強烈な三者合体技(右写真)。怨霊投げっ放しタイガードライバー。

死神がネックハンギングからフロントスープレックスで投げる(左写真)。そこに加藤がトップロープからダイビングエルボー。

なぜかデビラッツが片エビでコスモをフォール(右写真)。

デビラッツ(3分7秒 片エビ固め)コスモ
※1−1に。

コスモとデビラッツでスタートするが、ダメージから回復してないコスモはデビラッツにも対抗できない。すぐにアステカにタッチ。デビラッツは加藤に。ロープワークからタックルで加藤を吹っ飛ばすアステカ。ロープに飛んでフライングボディシザーズドロップを狙うが、加藤はキャッチしてマンハッタンドロップに。死神入って急所ヘッドバット、怨霊も入って股裂き。加藤さらに急所攻撃。ロープに磔にしてチョップ連打(左写真)。

アステカはキックで脱出図るが加藤は背後から低空ドロップキック、死神にタッチ。死神パワーボムの体勢、コスモがミサイルキックでカット。アステカウラカン・ラナ、カウント2。ファラオン入ってラリアット。ロゼッタはファラオンの肩からフライングボディアタック(右写真)、カウント2。

死神ヘッドバット入れてデビラッツにタッチ。デビラッツが怨霊に向かってロゼッタを振る。ロゼッタ切り返す。怨霊のエルボーがデビラッツに誤爆(左写真)。ロゼッタミサイルキック(今日は両足だったと思う)からジャックナイフでデビラッツをフォール。

ロゼッタ(4分58秒 ジャックナイフ固め)デビラッツ
※アステカ組、2−1で勝利。

しかしまだまだ元気なデビラッツ(2試合やっても)がロゼッタを襲う。そこにフレイア乱入、デビラッツを撃退。

加藤「お前のやってることは意味不明なんだよ。最終的な目標はロゼッタなんだろ?だったら手を組もうや。」
フレイア手を出すが、握手と同時に掌底かまして逃げる。加藤「だからマンガの世界はイヤなんだよ。大人には理解できねえ。」


第6試合 藤崎忠優 vs 青柳政司

試合前に花束贈呈。学校での恩師、空手の先生、プロレス研究会での仲間、中学校の同級生に続き、「命の恩人」の人から。なんでも(後から聞いた話)藤崎は4歳の時すごい病気にかかって死線をさまよったことがあるそうだ。それが25年後にはこうしてプロレスラーとして凱旋だから関係者はうれしかろう。

そして青柳入場。空手着がどんどんボロボロになっている。

藤崎はタックル狙っていく、青柳入らせない。青柳キック、藤崎さばいて中に入る。腕を取る。青柳スリーパーに行くが藤崎は外して上になる。

藤崎アームロック(左写真)、リリースしてフェースロックに。青柳は下から蹴ってブレーク。両者立ち上がる。青柳の上段蹴りが藤崎の顔面にヒット。藤崎ダウン。カウント6で立ち上がる。青柳中段蹴り、藤崎キャッチするが青柳はヒザ蹴り。またダウン。今度も6で立つ。

青柳ヒザ蹴り、藤崎キャッチしてグラウンドに引きずり込み、十字に(右写真)。青柳ブロック。藤崎グリップ切る、青柳ロープ。5分経過。

藤崎タックル、青柳見切って上からチョーク。藤崎は下から腕を取って十字に。ニアロープ。両者立つ。青柳下段蹴り、藤崎キャッチする。青柳ロープつかんで抵抗。一旦離れ、ロックアップで再スタート。藤崎は飛行機投げからケサ固め、そしてアームロックに。青柳ロープ。手四つ、しかしすぐに青柳は中段蹴りの連発に(左写真)。

藤崎が組み付く。青柳がぶる。藤崎タックルで倒しバック取ってスリーパーに。青柳ロープ。藤崎突っ込む、青柳カウンターで正拳。中段蹴り2発から後ろ回し蹴り(右写真)、カバー、2カウント。もう一発。10分経過。

さらにもう一発。立ち上がってくる胸板に下段蹴り連発する青柳。ダウンカウント入る。立ったところに中段蹴り、藤崎キャッチしてヒザにヘッドバット、ラリアット入れてバックドロップに(左写真)、カウント2で足ロープ。四つんばいヘッドバット2発、立ち上がってさらにヘッドバット。

青柳は手刀を打ち込んで形勢逆転すると中段蹴り連発。倒れたところにさらに蹴りを連発する(右写真)。レフェリー永山明弘が制止すると「止めるな!オレは藤崎と当たるのが楽しいんだ!」と突き飛ばし、さらにボコボコ蹴りまくる。

青柳浴びせ蹴り、藤崎2発目をかわしてスリーパー、一旦ロープに逃げられるが再度スリーパー(左写真)。15分経過。

青柳下から蹴り上げて脱出。ロープに走って藤崎の頭に正拳ぶち込む(右写真)。

青柳、上着を脱ぐと下段から上段蹴りのコンビネーションを決めて片エビ固め、3カウント。

青柳(15分58秒 片エビ固め)藤崎

青柳は藤崎に自分の道着をかけてやる(右写真)。その顔はすでに柔和に戻っている。

藤崎マイク「夢は、かなうんだよーっ!だから、オレは、青柳を倒せるようなレスラーになって、また、この町に帰って来る!」
このマイクはポイント5くらいアップかな。自分がいいとこどりするようなカードを組まなかっただけでもえらいと思うし、何より試合が見ごたえあった。

夢ファク正規軍恒例記念撮影。BGMは「夢をつぐ人」。



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