ZIPANG12/12大田区民プラザ大会



ZIPANG念願(?)の初観戦。開場が遅れ、開始予定時間の1時頃ようやく開場。

入場式開始は1時25分。選手を代表してヘブンがあいさつ(右写真)。

記念撮影。中央が今日デビューのラッキー・ボーイ。


第1試合 柔道vs空手異種格闘技戦3分3ラウンド
石田健次郎(柔道) vs 菅原伊織(空手)

レフェリーはこの異種格闘技戦から全部グレース恵(右写真)。この試合のルールはダウンかKOで決着。ダウンは5カウント、ダウン2回でKO負け、ロープエスケープあり、ということだったのだが・・・。

石田は「せがた三四郎のテーマ」、菅原は「マンピーのG☆SPOT」で入場。1ラウンド、序盤から鋭い蹴りを飛ばしていく菅原。石田は蹴りをさばく、ということはせず、スキを見て捕まえようという作戦。石田が菅原の蹴りをキャッチし、ケサ固めに持っていく。130ポンドvs180ポンドじゃあ、簡単に押え込みは返せない。菅原ロープエスケープ。石田も蹴りを出すが、これはダメージなし。

2ラウンド、菅原がいきなり胴回し蹴り、石田かわしてケサ固め(右写真)、菅原ロープ。

菅原立ち上がるとコーナーに詰めてヒザ蹴り連打(左写真)、石田ダウン。カウント4で立ち上がる。4だとノーカウント?しかし菅原はさらにヒザ蹴り連打からぶん投げる。ダウンと判断され、カウントが入る。カウント5。グレースが菅原の手を挙げ、菅原のテーマが鳴る。試合終了みたい。

菅原(2R ??分??秒 KO)石田

事前の説明では今ひとつルールがわかんなかったが、どうもそういうことらしい。グレースのやることに間違いはあるまい。

菅原会場を一周して観客と握手して回る。こういうのはいい。


第2試合 藤崎忠優(YF21)vs 佐野直(国際PP)

対峙する二人。今日の佐野はどこか違う(どこだろう?)。

ロックアップするといきなり藤崎が強烈な頭突きから片エビ(左写真)、佐野なんとか2で返して場外エスケープ。

藤崎はリングに戻った佐野をグラウンドに引きずり込むとキャメルクラッチからフェースロック(右写真)、

足を取って逆片エビ固め(左写真)と厳しい攻め。佐野返せない。藤崎はリリースしてアンクルホールド、これも外してアームロックに。佐野の口から「ギ・・」と漏れかけると藤崎口を押さえる。

藤崎十字に(右写真)、佐野一旦状態を起こすがまた崩され完璧に極まりかける。藤崎これもリリース。立ち上がってパンチ、キック、ストンピング。佐野に「来い!」と檄。

佐野チョップ打ち込んでいく。藤崎受ける。佐野さらにチョップ、そしてアッパー掌底(左写真)。ロープに振ってすくい投げ(佐野ドライバー?)。

コーナーに上がるとマッドスプラッシュ(右写真)。しかし藤崎すぐに立ってバックドロップ、佐野カウント2で返す。藤崎地を這う頭突き2連発。ボディスラム風に抱え上げて逆に頭側から落とす。5分経過。

藤崎再度バックドロップ(左写真)、カバーには行かず、「立て!」と佐野に叱咤。

佐野立ち上がって張り手、藤崎これをいなすとサイドヘッドロック、佐野ギブアップ(右写真)。

藤崎(5分35秒 ヘッドロック)佐野

藤崎は頭をマットに着けて礼をしようとする佐野を立たせて、観客に「今日佐野ががんばった、と思う人は拍手してください。」会場拍手。


ここで足立知也のトークショー、なんだが足立が席に着く前にニセ大仁田こと森谷登場(左写真)。「ひとつ挑戦状を渡すとこ忘れてたよ。」
足立素直に「その気があるなら、1月23日仙台大会のカードを空けて待っている」と返答。森谷も「それをZIPANGの正式回答として度量を受け取る。」と素直に応える。
足立「ZIPANG内の誰かと接触してるらしいな。」
森谷「ニセ邪道の手の内は最後まで明かさん。」リングから去る。
足立「皆さん、森谷さんに拍手を!」

改めてトークショースタート。聞き手は寺田朋宏リングアナ。足立最初は「なんか聞きたいことある?吉田七瀬のことでも話そうか?」と言うが観客の反応薄くやめる。あとは寺田リングアナの質問に従って答える。興味のある団体は「メキシコならAAA、アメリカからWCW、日本なら大阪プロレス」だそうで、来年中には行動を起こすとかなんとか。
プロレスマスコミについては「お世話にはなっているが、一部私情が入り過ぎていて公平を欠く。かと思うと旗揚げ戦がデビュー戦なんて団体のリリースを載せたりする。見てから判断しろ。プロレスマスコミがそうだから、一般マスコミに見てもらって判断してもらう場が欲しいくらい。インターネットで観戦記書いているファンの方がよっぽど公平だ。」と。(要約)ZIPANGの一件はともかく、「私情が入っている」というのはまあ、そう感じること多いなあ、と同感。特に質問コーナーとかはなく終了。


第3試合 トーカイブシドーV3 vs ラッキーボーイ

ブシドーも会場を一周回って観客とハイタッチ。

並木ちゃんがカメラを持ってラッキー・ボーイの入場を待ち構える。

ラッキー・ボーイ入場。セコンドに足立とヘブン。テーマはTVアニメの「ラッキーマン」の主題歌?ちっとヤバいっちゅーか、バレたら集英社は怒りそうな感じがするぞ。

ゴング。ブシドーロックアップするとロープに詰める(右写真)。ラッキー・ボーイの背中には「777」。ブシドーがクリーンブレーク。逆にラッキー・ボーイがロープに詰める。ラッキー・ボーイはチョップ入れる。

手四つからラッキー腕をひねり上げる。ブシドー返してコーナーに詰めてチョップ。対角線コーナーに振って側転エルボー(左写真)からフェースクラッシャー。

ブシドーヘッドロック、ラッキー振る。ブシドーショルダータックルで倒してロープに飛ぶ。ラッキーは寝っ転がってブシドーをかわす。ブシドー往復して戻ってくる。ラッキーまだ転がってる。ブシドー仕方がないのでまた飛び越えてロープへ。戻ってくる。まだ寝てる。飛び越す。5回目くらいでブシドー疲れて足が止まる。そこを首固め(右写真)、カウント2。

ブシドーチョップ、ラッキーネックスプリングで起きる。なぜか四つんばいに。リング上で100円玉を見つけたらしい。「ラッキ〜」ブシドー突っ込む。ラッキー抱え上げるがよろけて腰砕けに。しかし位置がよくちょうどスタンガンのような形でブシドーはロープにノドをぶつける(左写真。)「ラッキ〜」

ブシドー「反則じゃないか」とレフェリーに抗議。レフェリーのグレース押し返す、四つんばいになっていたラッキーにつまづいてブシドー転ぶ。「ラッキ〜」ラッキーエビ固め(右写真)、ブシドーカウント2で返す。5分経過。

ラッキーミドルキック連打から延髄蹴り、さらにブレーンバスターを狙うがこれはワキ固めに切り返される。「ラッキーじゃねえ〜。」ロープエスケープ。ブシドー頭の「茶柱」にチョップ。ブレーンバスター(左写真)、カウント2。ロープに振ってフライングクロスアタック、ラッキーが立ち上がるところにもう一発。カウントは2。

ブシドーエプロンに出てスワン式ライダーキック(右写真)、カウント2。ミドルキック2発からソバット、ラッキー「効いてねーぞ!」と立ち上がる。

ブシドーDDTから足を固めに行くが、ラッキーは下から崩してアキレス腱固めに(左写真)。しかしブシドーはクロスヒールホールドに。ラッキーロープ。チョップ合戦、ラッキー途中でまた100円玉かと思いひざまづくが、今度はゴミ。しかしこれによりブシドーは大きく体勢を崩す。

このチャンスにラッキーはブシドーをロープに振ってニールキック、ボディスラムからムーンサルトプレス(右写真)、カウント2。

そしてオリジナルの「ラッキークローバー」に(左写真)。ブシドーロープ。

ラッキーミドルキック連打、ブシドーキャッチ。一旦ラッキー倒れるが、ブシドーは起こしてドラゴンスクリュー、足イタイイタイ固め(腰もね)に決めギブアップ勝利。

ブシドー(11分12秒 足イタイイタイ固め(腰もね))ラッキー・ボーイ

なんとなく疲れたような試合後のブシドー。しかし休憩時間は親切に売店で客対応。試合再開は3時。


第4試合 イリミネーション6人タッグ
足立知也、ヘブン、ハルコン vs コンゴ・ザ・ダークナイト、ジークフリート、ジェット・フリーザー

6人がひとりずつの入場。ジェット・フリーザー。なんだか一部の客に妙に反応する。

ジークフリート。

ヘブン入場。ヘブンも場内回ってハイタッチ。

コンゴ・ザ・ダークナイト。なかなか立派な体格だが・・

足立入場。

先発はハルコン(左写真)とジーク。ロックアップからジークがロープに詰めてパンチ、ハルコンかわして足を取る。ジークしたから蹴り上げる。ハルコン腕取ってハンマーロックで寝せてストンピング。スリーパーに取るがジーク切り返す。ジークレッグロックに。ハルコンアキレス腱固めに切り返す。ハルコンはヘブン、ジークはコンガにタッチ。

ヘッドロックから振ってショルダータックル、という動きだが、微妙にタイミングが合わない2人。ヘブンは腕を取って(右写真)強引にホイップ。ヘブンDDT、ロープに飛んでニードロップ。足立とフリーザーにタッチ。

足立バック取ってフリーザーの上でくるくる回る(左写真)。これ、よく見る動きだが意味が分からん。足立はフリーザーの背中に乗ってスノーボードのような格好に。

さらにカンパーナに固め、コーナーに持っていって頭を鐘突きのごとく何度もぶつける。客から「ゴーン、ゴーン」の声。しかし108回は行かず。フリーザーはボディスラムからカンチョー攻撃、ジークにタッチ。足立も尻を押さえてハルコンにタッチ。

ハルコン足取って逆片エビ。ヘブンがエプロンで「これで決まるかもしんねーぞ。」しかしジークはロープエスケープ。ハルコンはアームロック(左写真)。立たせて腕をひねるとジークはロープをつかむ。

ハルコンが放さないのでフリーザー入ってハルコンの腕をひねる。ヘブンが入ってフリーザーの腕を(以下略)、コンゴ(以下略)、全員つながったところで足立が入ってコンゴの腕を大きくひねる。ウェーヴのようにうねりがジークにまで伝わる。素晴らしい。

ハルコンがジークをリバースチキンウィングに捕らえてコーナーに。足立がフリーザーをジークの股間に押し込む。ヘブンはコンゴを2人の上に横にして乗っかる。これ(左写真)が「オートバイ」という技らしい。ブレーク後、ハルコンがジークにSTO、カウントは2。足立とコンゴにタッチ。

足立コンゴをアームホイップ。フリーザー入る。フリーザーもホイップ。ジーク(以下略)ヘブンが入るヘブンもなぜかホイップ。ハルコン(以下略)。全員ホイップした足立は最後にグレースをホイップしようとするがグレースは断固拒否(右写真)。全員を場外に投げ出してしまった足立、ロープに飛んでトペに行こうとするが途中で止まり、「ここは飛んじゃダメなんだよ。あそこで職員の人見てるんだよ!」そういう話は聞いたことあるが(でもこないだ夢ファクは飛んでたなあ)、試合中に言わなくっても・・・

コンゴをリングに戻し、ヘブンがロープ越えのトペ・アトミコ(左写真)。その場飛びのムーンサルトプレスから逆片エビ、フリーザーがカット。

ヘブンがコンゴをエル・ヌドに固め、そこに足立がアトミコ。その後ヘブンと足立が向かい合って踊ってる(右写真)間にコンゴはコーナーに逃げ帰ってジークにタッチ。ヘブンもハルコンにタッチ。

しかしコンゴとジークがハルコンを捕らえ、フリーザーが氷袋で攻撃(左写真)。ジークロープに振る。ハルコンドロップキック。クロスアタック2連発からハルコンクラッチ、カウント2。

ハルコンボディスラム打ってコーナーに上ろうとするがコンゴがエプロンからクロー(右写真)。ジークが復活してハルコンをコーナーに振りフェースクラッシャー。

ジークDDT。コンゴ入ってダブルの腕決めDDT(左写真)、これで3カウント。(ハルコン退場)



ヘブンリングイン、チョップ合戦からラリアットかわしてトラースキック。フィッシャーマンバスター、ヘブンズストーム(右写真)決めて3カウント(ジーク退場)。

コンゴリングイン、ヘブンは低空ドロップキック。ボディスラムからトルニージョに行くが、レフェリーのグレースがフリーザーに捕らえられており(左写真)カバーしてもカウント入らず。ヘブンバック取る。コンゴ急所蹴り。15分経過。

コンゴはヘブンをコーナーに乗せ、バックドロップの要領で一回転させ、ヘブン腹から落ちる。カバーはカウント2。コンゴはノド輪落とし(右写真)2連発でヘブンフォール(ヘブン退場)。

ZIPANG軍は残り足立ひとり。フリーザーが入って氷攻撃。2人でストンピング打った後フリーザーが氷袋の上にDDT。首投げからスリーパー、さらに氷袋を押し付ける。コンゴにタッチ。コンゴキック入れてブレーンバスター(左写真)。フリーザー入って足立、グレース、野次る客に氷投げまくり。ダブルのブレーンバスターからカバー、カウント2。20分経過。

コンゴバックドロップの体勢、足立がDDTに切り返す。首投げからエルボードロップ、カウント2。フィッシャーマンバスター狙うがコンゴがブレーンバスターに切り返す。カウントは2。フリーザーにタッチ。フリーザーネックロック、ロープに振ってエルボー、パイルドライバー(右写真)。コンゴにタッチ。

コンゴストンピング、足立突然キレたようにコンゴを蹴りまくる。カカト落し入れてバック宙キック2連発(左写真)。フリーザー入ってパンチ、コンゴクロー。ダブルでクローズライン、コンゴカバー、カウント2。

コンゴのバックドロップをつぶして逆に足立がバックドロップ(右写真)。足立キック、カカト落とし、抱え上げてコンサドーレドライバー、3カウント(コンゴ退場)。

いよいよ1vs1。フリーザーロープに振る。足立ブファドーラ、カウント2。足立「シューティングスタープレス!」と予告してコーナーに上る。ジークがエプロンから足をつかむ。その間にフリーザー復活して雪崩式ブレーンバスターに(左写真)、カウント2。さらにもう一発ブレーンバスター、これも2。

フリーザーボディスラム打ってコーナーに上る。足立はアッパー掌底からアイコノクラズム。丸まった状態でフリーザー落下、カバーは2で返したが変な咳を始める。

足立ボディスラム打ってエプロンに出る。フリーザーの咳続く。足立位置を確かめて、もう一度ボディスラムで位置修正。そして三角飛びのムーンサルトに行くが飛び過ぎて足立の頭がフリーザーに当たる感じに。足立すぐにフリーザーを立たせるとドラゴンスープレックス、3カウント。

足立(28分11秒 ドラゴンスープレックス)フリーザー
※ZIPANG軍、一人残し勝利。

フリーザー、リング下に降りると血を吐き出す。どこ傷めたんだろうか?2人に肩を借りて退場。


ヘブンマイク「今日はやっとの思いで暗黒軍団倒したけど、まだまだZIPANGの力はこんなもんじゃねーぞ!これから、広く一般に向けてのエネルギーを全放出するぜっ!来年見てろよ2000年!ZIPANGの力はこんなもんじゃねー!」

暗黒軍団戻ってくる(フリーザーも)。

足立マイク「みんな、オレの力はこんなもんじゃねーぞ!とりあえず暗黒軍団とは一区切り決着付けたと思ってる。オレはもっと上を目指してる。暗黒!お前らも力付けたらまたかかってこい!」
「みんな、笑いたきゃ笑えばいい!こんなどうしようもない団体でもオレたちは命かけてんだよ!絶対付いて来て後悔させないから、また見に来てくれ!」



「楽しい」のと「上目指す」ののサジ加減がいまひとつ、こう、何つうか。ZIPANG軍が暗黒に「死闘」の末勝っても「やったー!」とはならんもんなあ。思い入れがないからだ、と言われればそれまでだが。



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