玖島城 2003.10.12



所在地: 長崎県大村市玖島1丁目
最寄駅: JR大村線大村駅
別 名: 大村城、九島城
現存遺構: 曲輪、石垣、穴門、御船蔵跡
再建建物: 板敷櫓、土塀
区 分: 平山城
城 主: 大村氏
歴 史: 1599(慶長4)大村喜能が築城、以降代々大村氏の居城
1614(慶長19)大村純頼が改修
1871(明治4)廃城
1992(平成4)板敷櫓再建



玖島城は現在は大村公園として整備されている。JR大村駅からバス停4つ分、空港からでもバスで30分ほど。この池は角堀跡とのこと。

野生化した?ニワトリが数羽。

大村公園の大手道を進んでいくと石垣が。

石造りの穴門。

これは往時の遺構?

さらに行くと大手門跡。ここから二ノ丸に入っていく。

本丸に入る枡形跡。

台所門跡から本丸へ。

本丸は現在大村氏代々の領主を祀った大村神社に。大村神社はもともと三城城の城跡にあったらしいが、明治の玖島城廃城後にここに移された。本丸にはもともと天守はなく、藩主屋敷と多聞櫓などがあっただけらしい。

こちらは別の本丸入口・虎口門。

武者走り。土塀はすべて再建されたもの。

土俵?

搦手門跡。

搦手門跡を外から見上げる。

貝吹石。別名・ほら石。戦の際にほら貝の代わりにしたという伝説が。小さいほうの穴から息を吹き込むと音がするらしいが試さず。

本丸の角。四角いスペースになってるが別に隅櫓があったわけでもないらしい。

二ノ丸と三ノ丸の間の空堀。

本丸石垣。

二ノ丸石垣。

玖島城の西面は大村湾に面している。これは御船蔵跡。全国の城の中でも御船蔵が残っているのは珍しいのでは?

大村湾。近くには大村競艇場がある。

御船蔵跡を手前から。

波止跡。

三ノ丸をぐるーっと回ると(大手道を大手門入らずにまっすぐ行っても行けるが)1992(平成4)年に再建された板敷櫓が。しかしこの櫓は「こういう櫓があったと考えられる」ということで史実に基づいた再建とは言えないらしい。ちなみにこの櫓、地元出身の元レスラー・長与千種の寄付から再建が始まったとか。

加藤清正に教えを乞うたと言われる武者返しの石垣。

夏のように暑かった。だがしかし、この城に来るのは桜の季節か花菖蒲の季節がベストと思われる。




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