長崎奉行所立山役所 2006.10.8



所在地: 長崎県長崎市立山1丁目
最寄駅: 長崎電軌諏訪神社前
現存遺構: 石垣(一部)
再建建物: 奉行所(一部)
区 分: 奉行所
城 主: 寺沢氏、遠山氏ほか歴代奉行
歴 史: 1580(天正8)大村純忠が長崎・茂木をイエズス会に寄進
1588(天正16)豊臣秀吉が長崎・茂木・浦上を天領とし、佐賀城主鍋島直茂を代官に任命
1593(文禄2)寺沢広高に唐津ほか上松浦郡を与えるとともに初代長崎奉行に任命
1603(慶長8)江戸幕府の機関としての長崎奉行制開始、小笠原一庵が奉行に
1673(延宝元)立山に立山役所を作り、一部機能を移転(従来の奉行所は「西役所」に)
1868(明治元)最後の奉行・河津祐邦が戦禍を嫌い奉行所を放棄
2006(平成17)長崎歴史文化博物館内に一部復元


長崎奉行所を「城」に入れていいのか非常に問題はありますが、高山陣屋も入れてることだし、せっかく復元されたので。

長崎県立美術博物館を閉鎖・知事公舎を取り壊し、新たに歴史文化博物館を建設する際に明治までそこにあった長崎奉行所立山役所を復元することになったそうだ。発掘調査で石垣、石畳、濠、庭園跡などが発見され、昨年の博物館オープンに合わせ「奉行所ゾーン」として復元・一般公開されている。

奉行所玄関。

復元されたのは長崎奉行所立山役所の公邸部分。

復元正門。

この玄関からは入れない。

写真や詳細図面が残っていたため復元が可能となったらしい。

廊下。

書院の床の間。

厠。

再度外から。

ちなみに奉行所ゾーンの御白洲で休日にはボランティアによるお裁きの寸劇が披露されていて大好評。

石垣、蔵も復元。売店や体験エリアになっている。

海鼠壁はそれっぽく作ったもの。

ちょっと茶色っぽい部分が現存石垣の遺構。

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