関宿城 2003.12.13



所在地: 千葉県野田市関宿三軒家
最寄駅: 東武野田線川間駅
現存遺構: なし
区 分: 平城
城 主: 簗田氏、北条氏、松平氏、小笠原氏、板倉氏、久世氏、牧野氏
歴 史: 1457(長禄元)簗田満助が築城と言われる
1576(天正4)北条氏照が攻略
1590(天正18)小田原の役後、松平(久松)康元が入城、関宿藩興す
1617(元和3)康元の子・忠良が大垣転封、代わって松平(能見)重勝入封
1619(元和5)重勝横須賀に転封、小笠原政信入封
1640(元和5)政信の養子・貞信が高須転封、北条氏重が入封
1644(正保元)氏重が田中転封、牧野信成入封
1656(明暦2)信成の子・親成が田中転封、板倉重宗入封
1669(寛文9)板倉3代・重常が亀山転封、久世広之が入封
1671(寛文11)天守破損のため江戸城富士見櫓を模して御三階櫓を築造
1683(天和3)広之の子・重之が庭瀬転封、牧野成貞入封
1705(宝永2)成貞の子・成春が三河吉田に転封、久世重之戻り以降明治まで久世家の居城
1870(明治3)外曲輪焼失
1872(明治5)廃城
1875(明治8)民間払い下げ、破却
1995(平成7)関宿城博物館完成


東武野田線川間駅からバスで30分。バスは関宿城博物館のまん前まで連れてってくれる。

この門から入る。中は(無断)撮影禁止。展示物は主に川や治水に関するもので、あまり城に関するものは多くない。

遠くに利根川。関宿という町は利根川と江戸川の別れるところで日光東往還(裏街道)の宿場町でもあったそうだ。

外に出て模擬天守の撮影。

この模擬天守は昔の関宿城御三階櫓が江戸城の富士見櫓を模して作られたという記録に基づいて富士見櫓風に再建された。場所は関宿城跡からはちょっと離れている。

外を一周。

真裏。

横から。

あんまり富士見櫓に似てるという感じはしない。江戸城富士見櫓の写真はここ

江戸川の土手の上から。

江戸川。

江戸川に架かる橋の上から。御殿風に見える建物はすべて展示室。天守自体には展示物は少ない。

関宿城址に向かう。

歩いて200mほど行ったところに植え込みがある。ここが関宿城址(本丸跡)

「関宿城址」の碑。

本丸跡から博物館。

ちょっとズーム。

この土塁は遺構?この本丸跡以外は現在ほとんど江戸川の改修により川の下になってるらしい。

帰りは博物館前からのバスがなかったので一つ先(と言っても約1km先)の新町バス停から。

途中で振り返りながら。3時なのにもう日が傾いている。近くの実相寺(鈴木貫太郎元首相の墓あり)に久世氏の建てた御殿が移築されている、とのことだが、それを知ったのは帰った後。残念。

逆井城に移築されている薬医門は関宿城の遺構と言われている。。




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