富山城 2003.11.24



所在地: 富山県富山市本丸
最寄駅: 富山地方鉄道市内線桜橋駅
別 名: 浮城、安住城
現存遺構: 石垣、堀
再建建物: 模擬天守
区 分: 平城
城 主: 佐々氏、前田氏
歴 史: 1581(天正9)佐々成政が富山に入り城郭を整備
1585(天正13)成政領土没収、富山城破却
1597(慶長2)前田利長が富山城に入り大改修
1599(慶長4)利家死去に伴い利長が金沢に。その後は城代が城を管理
1605(慶長10)利長が隠居して富山城に戻り城を修築
1609(慶長14)火事により全焼、利長は高岡城に移る
1640(寛永17)利常(加賀藩3代藩主)の次男・利次が分家して富山藩立藩
1661(寛文元)利次が城の修築を行う
1675(延宝3)城類焼
1714(正徳4)本丸御殿全焼
1831(天保2)本丸全焼
1863(文久3)諸役所焼失
1871(明治4)廃城
1885(明治18)建物が取り払われた後に富山県庁が置かれる
1930(昭和5)県庁全焼
1935(昭和10)県庁が新庁舎に移転
1954(昭和29)多聞櫓跡に犬山城をモチーフとした模擬天守(郷土博物館)を建造


富山駅側から歩いていくとまず目に入るのがこのお城風の建物。でもこれは美術館。

こんな感じ。天守とは全然違うデザイン。

この辺の石垣は遺構なんだろうか?

これも。

ようやく天守。立入禁止?近寄ってみると「長期休館のお知らせ」として2005(平成17)年まで工事のため休館という告知が。耐震補強工事だそうだ。2年あったら今の鉄筋コンクリート解体して新たに復元できそうだがそういう目的ではない、と。

堀の側に回ってもネットが張ってある。

せっかくだからこの薄汚れた壁はきれいにしてほしいものだ。

一応一回りして写真撮っておこう。

犬山城をモチーフとしたこのデザイン、嫌いではないが、工事が終わった後また見に行くかと言われるとちょっと躊躇するな。

この角度だとあんまり工事中には見えない。

石垣。

また天気がよくなってきた。

周辺の古地図・現在地図の比較図。当時は神通川が城の後ろを流れていたのか。それで「浮城」と呼ばれたわけだ。

今はこんな感じの松川(ほとんどただの放水路)が流れているのみ。

最後にもう一枚。




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