DDT "King of DDT" 6/3 後楽園ホール大会その3
第3試合 DDTエクストリーム級選手権試合
NOSAWA論外(王者)vs マッスル坂井(挑戦者)
「伝説のぐるぐるバットマッチを超えるか?」と銘打たれたエクストリーム級選手権、今日は予想外の「騒音防止マッチ」。
ルール(左写真)。わざとらしいうめき声や大げさなバンプ音も禁止。
お客様へのお願い(右写真)。拍手も笑いもダメなのかあ。
ヒソヒソ声のリンアナコールと小音量のテーマソングで坂井が入場。笑う観客に坂井が「シー」。
王者NOSAWAも入場し、静かに試合開始。静かにロックアップ(右写真)。
坂井ロープに押し込む、静かにブレーク(左写真)。
ロックアップからバックの取り合い、NOSAWAが足をすくう、坂井は音を立てないように倒れる(右写真)。
NOSAWAレッグロック、坂井は静かにロープ(左写真)。観客は音を立てないように拍手。
NOSAWAは坂井をロープに詰めると「イヤアッ!」という気合の声とともに逆水平(右写真)。
当然1ポイント減点(左写真)。
NOSAWAガットショットからスリーパー(右写真)。
坂井はタイツからコショウを取り出すとNOSAWAに向かって振りまく(左写真)。NOSAWAクシャミ、もう1ポイント減。残り1ポイント。
凶器のコショウ(右写真)。
笑う観客にセコンドの安部が「シー」(左写真)。
NOSAWAは「やってられない」といった感じで花道を控室に(右写真)。セコンド陣、レフェリーの説得で何とかリングに戻る。
坂井もNOSAWAをイスに座らせ肩を揉む(左写真)。
ペットボトルの水を飲ませ一息(右写真)。
松井レフェリーはタバコも吸わせる(左写真)。
NOSAWAを必死にねぎらう坂井(右写真)。
坂井が背中を向けるとNOSAWAはタバコを坂井の背中で消す。坂井「あっつっ!」(左写真)。坂井1ポイント減点。5分経過。
NOSAWAロープに振る、坂井切り返してコブラツイスト(右写真)。
コーナーに上る、坂井無音の手拍子要請。しかしNOSAWA立ち上がりデッドリードライヴ、坂井大きな音を立ててマットに落下(左写真)、もう1ポイント減点。両者とも残り1ポイント、次に減点されたら負け。
NOSAWAシャイニングウィザードに行こうとするが突然腹を押さえる(右写真)。
どうやらさっき飲んだペットボトルの水の賞味期限が1997.3.25だったらしい。
坂井エビ固め、これはノーカウント(右写真)。レフェリーがマットを叩く音が騒音になるためフォールは禁止だったらしい。
NOSAWAクリップラー・クロスフェース(左写真)。
松井レフェリーがヒソヒソ声の「ギブアップ」を拾うべくマイクを近づけると(右写真)NOSAWAのおならの音を拾う。NOSAWA減点、3ポイントを先に失う。
坂井(7分42秒 1ポイント残し)NOSAWA
※坂井が第3代王者に。
喜ぶ坂井(左写真)。
ベルトを肩に(右写真)。
NOSAWAはまだ腹痛に耐えていた(左写真)。坂井「NOSAWAさん大丈夫ですか?あっ水!誰だこんなもの置いたのは!97年3月25日・・・奇しくもDDT旗揚げの日じゃないですか!歴史の重みを感じますね。アメリカ文学みたいだ。NOSAWAさん、こんなのいまいち勝った気がしませんよ。もしよかったらまたこのベルト賭けてもう一回勝負してください。」
NOSAWA「もういい。仕事がなくなる。」
坂井「これも仕事でしょう!NOSAWAさんは最高にエクストリームでしたよ。」
NOSAWA持ち上げられて「もう一回」みたいなジェスチュア。坂井「NOSAWAさんが選手会長やってる団体でも・・・」には両手を合わせて「やめてくれ」
「次の挑戦者はレスラーでなくても構いません。」
いやー、観客の素晴らしい協力によりほんとに静かなままだった。でもやりにくかっただろうなあ。次はどんなルールになるのやら。
その4へ。