マッスルハウス6 2008/5/6 後楽園ホール大会その9



休憩明けは控室映像から。オフィス北野の東京ダイナマイト担当マネジャーがハチミツ二郎のギャラの請求書を亜門に渡そうとする。
亜門「そんな請求書なんて・・・終わったときに取っ払いでお渡ししますから。」
マネジャー「いえ、あの一応こちらも結構売れっ子ですんで月末に会社の方に振り込んでいただければと。」請求書渡す(右写真)。
請求書を見た亜門「ひぃぃーーーーー、ハチミツ選手の出演料が600万円って!どういうことですか!ギャラの件でお電話したときには一本でいいって言ってたじゃないですか!」

マネジャー「ですから1試合一本、100万円で先ほど5試合、この後もう1試合あるとお聞きしましたので6試合で600万円。」
坂井「亜門さん、芸能界で『一本』て言えば100万円ですよ!プロレス界の1万円じゃないです!」
亜門「そんなの知らないよ〜。さっきのも5試合扱いになるの?」
ディーノ「アンタがシングルだって言ったんじゃないの!」
亜門「1試合100万円なんて払えるわけないよ!どうすんだよ!」
坂井「しょうがないですよ。。そこそこ有名な芸人さん呼んだらそのくらいかかりますって。怖いっすよ芸能界は。」

亜門「すいません急で申し訳ないんですが二郎さんバラシでいいですかね?対戦相手の予定の子がもうエーマーのアイシーでビークーガーケーしちゃいまして。」
マネジャー「ビークーガーケーですか!」
亜門「ガイラーのテーショーでもうビークーガーケー。」
マネジャー「それはしょうがないですね。それではお大事に。」マネジャー退席。
坂井「対戦相手の子が前の試合でライガーの掌底で首を怪我した、と。」
亜門「危なかった。でもどうすんだよ500万円?月末だからバックれるか。飯伏の相手は誰でもいいや。すぐコスチュームに着替えてグーリンにゴーシュー!」


亜門リングに。「えー皆さん、只今より行われる予定のIMGP世界ヘビー級選手権試合ですが、挑戦者のハチミツ二郎選手が先ほどのアイシーでザーヒーをガーケーしてしまいましてクタドートップスが掛かってしまいました。ビョウジーのシーコーのアニヘルもクハツバゼンスンでレワレワとしてもリームーはさせられないという苦渋のダンツケでございます。代わりのアイシーとして今からバームシとニョウトウでアイシーやりーの、チャンケツつけーの、イーブシーノ、チャンカン・・・ああもう早く出て来いよ!」

ディーノと坂井がリングに(右写真)。
亜門「じゃあお前らこれからアイシーだから。勝った方がイブシーノとシアイシーノで。」


坂井「だから俺はバームシータイイーでアイシーはできないですってば。いくらアミツルのモンちゃんでもそんなリームー言わないでくださいよ。」
ディーノ「アタシもニョウトウドイヒーでメーアーメーナーしながらじゃないと。」
亜門「どいつもこいつもポンイーテンツー野郎だな!おい、とりあえず今まだ控室に残ってるワンフーたち!グーリンにゴーシューしろ!」

選手たちがぞろぞろと出てくる(右写真)。しかしなかなか集まりが悪い。

ディーノ「で、このメンバーでもう一回飯伏への挑戦者を決めるってわけ?どうすんのよ今さら試合って感じでもないわよ。」
亜門「そうだよなー。いくら試合時間短くしたところでプロレスじゃ何にも決まらなかったもんなあ・・・エース選びってなんでこんなに大変なんだろうな?」
坂井「もう科学の力じゃ無理ってことじゃないですかね。」
亜門「プロレスどころか科学の力でも無理なのか?」
坂井「なんかこう結局エースになるべき器って、理屈で割り切れるもんじゃないでしょ。オーラとか、こうもっとスピリチュアルなものっていうか。」

亜門「確かに占いで決められたらそれに越したことはないよなあ・・・すいませーん!お客さんの中に良く当たる占い師の方はいらっしゃいませんかー!」
そんなんおらんだろうと思ったら南側最前列から吉本興業所属の小笠原まさやが挙手、リングに呼ばれる。
亜門「小笠原さん、なんでこんなとこにいるんですか?」
小笠原「私昔からプロレスファンで、マッスルの興行もずっと会場で見させていただいてます。」

亜門「ホントですか!チケットとかどうされてんですか?」
小笠原「坂井さんに取り置きしてもらってて。」
坂井「去年のお正月から毎回来ていただいてますよ。」
亜門「じゃあ坂井の手売りした8枚のうち1枚が小笠原さんってことだ。」
小笠原「いや、1枚じゃなくてもうちょっとなんですけど。」
亜門「じゃあ小笠原さん、早速ですけど事情はおわかりでしょうからこの中から2008年に一番売れるプロレスラーを占ってもらっていいですか?」

小笠原「じゃあ全員の名前と生年月日ありますか?」
亜門「あ、試合用に作ったものがあります。」渡す。
小笠原占い開始(右写真)。
その間話でつなぐ。坂井「小笠原さんは吉本の芸人さんですけど占いが凄くて、千原ジュニアさんとか水玉れっぷう隊さんとかが改名する時はみんな小笠原さんに相談してんですよ。」
亜門「じゃあ僕がなんて名前に改名したら売れますかね?」
小笠原「・・・宮本とか?」
亜門「宮本亜門。売れそうですねー、コーヒーのCMとか。おい!」
小笠原「冗談ですよ。」
亜門「冗談言われちゃった!」
小笠原「出ました!ずばりこの人しかいません。発表します。2008年一番売れるレスラーはこの人、サソリ選手です!」
亜門「サソリ選手、リングに上がってください!」
サソリ大喜びでリングに上がる(左写真)。
亜門「この喜びを一番誰に伝えたいですか?」
サソリ「ダンプさんと極悪同盟のみんなに。」
亜門「ですよね〜。じゃあこの後飯伏幸太の持つベルトに挑戦してもらいますからよろしくお願いしますよ。お前らもエースがベルト獲れるようしっかりサポートしろよ。この試合でセコンドとしていい仕事が出来たら『サッソの世界』に入れる権利を与えよう。」


第46試合 IMGP世界ヘビー級選手権
飯伏幸太(王者)vs サソリ(挑戦者)

見るからに凄い対決だなあ。中身はサソリの方がまともなんかもしれないけど。

王者・飯伏がリングインするとセコンドの汁レスラーが一斉に大ブーイング(左写真)。こういう時は松ちゃんが一番ノリがいい気がする。

試合が見えないくらいのセコンドども(右写真)。さすがにサソリがリング下に降りるよう指示。

ロックアップ、飯伏がロープに押し込む(左写真)、ブレーク。

再度ロックアップ、今度はサソリがロープに押し込む。するとセコンドが手を出すがレフェリーのニラは見て見ぬ振り(右写真)。

サソリがエルボー、ガットショット。首投げからカバー、ニラは高速カウント、2で飯伏返す。飯伏が逆にカバーするが低速カウントでカウント1。サソリスクールボーイ(左写真)、カウント2。サソリもう一度スクールボーイ、これも2。飯伏ボディスラムからカバー、ニラ無視。

飯伏逆エビ固め(右写真)、セコンドがカット。

大家がパワーボムに行こうとする、飯伏ロープを越えて場外に(左写真)。

セコンドが一斉にストンピング(右写真)。

飯伏は次々に蹴りまくる(左写真)。こういうのも飯伏が光る変なシチュエーションかもなあ。

その間サソリはイスに座ってセコンドに扇いでもらったりマッサージしてもらったり(右写真)。

飯伏はリングに上がるがセコンド勢に向かってラ・ケブラーダ(左写真)。

飯伏がようやくリングに戻るとレフェリーのニラがロケットパンチ(右写真)。

さらに串刺しラリアット連打(左写真)。

サソリに「さあ、どうぞ」(右写真

満を持してサソリが串刺しエルボー(左写真)。

サソリイス攻撃、飯伏はかわしてドロップキック(右写真)。カバーはサシミがカット。

サシミが一斗缶攻撃、飯伏かわしてサソリに誤爆(左写真)。ニラが飯伏を羽交い絞めしてもう一回、飯伏かわしてニラにも誤爆。

飯伏はサソリにハイキック(右写真)。

そしてジャーマン(左写真)、グレースが入ってカウント2。

飯伏ドラゴン狙う、サソリは体を沈めて丸め込む(右写真)、カウント2。エビ固めの応酬はいずれもカウント2。

飯伏立ち上がるとソバット(左写真)。

そしてエクスプロイダー(右写真)、カウント2。

コーナーに上ろうとするが坂井がコーナーに抱きついて妨害(左写真)。

逆側のコーナーに上るとディーノがディープキス(右写真)。

動きの止まった飯伏を坂井がパワーボム(左写真)。

最後はサソリクランプ(右写真)、カウント3。

サソリ(8分15秒 サソリクランプ)飯伏
※第4代王者が2度目の防衛に失敗、サソリ第5代王者に

みんなでサソリを胴上げ(左写真)。

ベルトを抱えてポーズ(右写真)。

亜門「この喜びを一番誰に伝えたいですか?」
サソリ「・・・ダンプさんに。」
亜門「ですよね〜。じゃあ虫歯、糖尿、お前らよく頑張ったからサッソの世界にバックダンサーで入れてやるよ。」
坂井とディーノは不満そうな顔。
亜門「どうした?あんまり嬉しそうじゃないな?」



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