WWFレッスルマニア2000 4/2 アローヘッド・ポンド大会



会場のアローヘッド・ポンドは横浜アリーナを一回り大きくした感じ。16時25分、突然カート・アングルが姿を現し、今日の2タイトル戦に異議を申し立てる。するとそこに最近アングルに必殺技チキンウィング(フェースロック)を伝授したボブ・バックランドが現れ、アングルの顔にツバがかかりまくる距離で「お前が絶対チャンピオンになるんだ!フットボール野郎だらけのプロレス界でレスリングの価値を高めるんだ!」などとガナりたてると、アングルはこのお説教に辟易したのか(ボブがこの3ウェイを決めた?)伝授されたチキンウィングでボブを絞め落とす。

16時半になり、ジム・ロスと“キング”ジェリー・ローラーが入場。それに先立って「あの」ピート・ローズ(レッスルマニア3年連続出場)がローラーのインタビューを受けている映像が。「今年こそこのバットでケインを・・」と息巻くローズ。

ここでメインの「フェータル4ウェイ」に至った過程を説明するビデオ。やはりつくりがカッコいい。リング上にはいつの間にかラダーが用意されている。今度は「トライアングル・ラダーマッチ」の前振りビデオ。それに続いてハーディーズが入場、インタビューを受ける。そこにエッジ&クリスチャンが乱入、ハーディーズを襲う。4人退場の後ラダーは撤去。

リリアン・ガルシアの国家独唱の後、17時、いよいよ試合開始。


第1試合 ゴッドファーザー&ディーロウ・ブラウン vs ブル・ブキャナン&ビッグ・ボスマン

ディーロウが前半から捕まる。ブキャナンがベアハッグ、キックで攻める。ディーロウはゴッドファーザーをヘルプを得て雪崩式フランケンを決め、ゴッドファーザーにタッチ。ゴッドファーザーは相手組の同士討ちを誘い、ボスマンに集中攻撃を浴びせてディーロウにタッチ。ディーロウはドロップキック打ち込むが、代わったゴッドファーザーがラリアットに行ったところをスクラップバスターに切り返される。そこにブキャナンがダイビングギロチン、3カウント。

ブキャナン(9分4秒 片エビ固め)ゴッドファーザー


第2試合 ハードコア選手権バトルロイヤル

試合前のルール決定会議のもようが流れる。合議の結果、15分闘って、誰かがその時の王者をフォールした時点で王座移動、負けても退場はせず、15分タイムアップ時に王者だった選手がこの日の勝者として王座保持、というルールに決定。参加選手は王者クラッシュ・ホーリー、ハードコア・ホーリー、タズ、ヴィセラ、ミーンストリート・ポッシの3人、TAKA、フナキ、ヘッドバンガーズ、ファールーク、ブラッドショーの計13人。

開始早々タズがタズプレックスからクラッシュをフォール、新王者に。そこからは各種凶器(アルミトレー、イス、リングに上がるステップ、テニスラケット、角材など)での殴り合い。タズが集中攻撃を食らい、最後はヴィセラにフォールを許す。ヴィセラ新王者。体格に勝るヴィセラは圧倒的強さで王座防衛(?)時間を伸ばす。しかしアコライツの2人が合体攻撃でヴィセラを倒し、なぜかその時グロッギー状態だった海援隊の2人をヴィセラの2人に乗せる。カウント3。ヴィセラを直接押さえていたフナキの王座奪取が認められる。盟友のTAKAがフナキに襲い掛かる。あと7分逃げ切れば王座を持ち帰れるフナキは控え室に走って逃げる(笑)。ミーンストリート・ポッシーが控え室前でフナキを捕らえロドニーがフォール、フナキの王座在位は1分で終わる。しかし王座はすぐにガスに移動。ヘッドバンガーズがガスを大流血させる。タズがガスを捕まえリング上に。残り5分でタズがガスをフォール。ホーリー・カズンズとタズのみがリング上、あとの10人は場外で乱闘。ホーリー・カズンズは仲間割れして三すくみ状況。残り2分でハードコア・ホーリーがパワースラム、カバーはクラッシュがカット。残り1分、タズがタズプレックスからタズミッションをクラッシュに決める。このまま終了かと思いきや、残り10秒でハードコアがこれをカットすると同時にタズを押さえ込む、3カウント。そのまま時間切れ、ハードコア・ホーリーが今日のところはハードコア王者に。


第3試合 テスト&プリンス・アルバート vs アル・スノー&スティーヴ・ブラックマン

控え室前、スノーがドアの向こうの何かと会話。そこにブラックマン。「おいアル、今日は大一番のレッスルマニアだ。変なことはするなよ。」スノーはドアを押さえながら「わかってるわかってる。こないだのはよくなかったと自分でも思ってるんだ。」そして入場。リングに上がるとスノーはマイクをつかんで「スティーヴ、今日は大事な日だ。だから君に友人を紹介したい。」出てきたのはチーズ(のかぶりものをかぶったミジェット)。んー、このへんはよく展開がわからん。

先発はブラックマンとテスト。すぐにスノーが入ってダブルで攻撃。テストは形勢を逆転してアルバートにタッチ。スノーが逆につかまるがスノーはキックで脱出。ブラックマンがペンデュラムで抱えてスノーがスワンダイブのギロチン。2人はテストを場外に落とす。アルバートがスノーをリフトアップ、ブラックマンがカット。ダブルのクローズライン、ダブルのブレーンバスター、ダブルのエルボーからブラックマンがコーナーに上ってダイビングヘッドバット、カウント2。スノーにタッチ。アルバートはスノーにエルボー、ダブルアームスープレックス、両軍タッチ。テストがブラックマン、スノーにラリアット連発してスノーにはパンプスラム、カウント2。アルバート入ってダブルのパワーボム、ブラックマンカット。スノーはアルバートを場外に落としテストに合体ギロチン、カウント2。アルバートが戻ってきてブラックマンを落とす。アルバートはスノーをリスフトアップアンドスラム、テストがエルボードロップ落としてスノーから3カウント。

テスト(7分4秒 体固め)スノー

スノーマイク「スティーヴ、やっぱりチーズを連れて来たのはよくなかった。今からこのチーズを切るよ」と言うとチーズをボコボコに。ギロチンまで浴びせるとチーズは失神状態、担架で退場。


控室のキャットが映る。素っ裸だが、大事なところはファビュラス・ムーラの手がうまいこと邪魔になっている。


第4試合 WWFタッグ選手権・トライアングルラダーマッチ
ダドリー・ボーイズ(王者組)vs ハーディーズ(挑戦者組) vs エッジ&クリスチャン(挑戦者組)


通路にはラダーが3つ。リング上からはタッグの2本のベルトがぶらさがっている。ババ・レイ・ダドリーがマイク。「今夜ダドリーズがラダーマッチを『暴力の一段新しいレベル』まで引き上げる」エッジ&クリスチャンがさっきの仕返しとばかりにハーディーズに襲い掛かり、6人による乱闘で開始。早くもイスがリング上に投げ入れられる。ババ・レイがジェフにフルネルソンバスター。ラダーがひとつベルトの真下にセット。クリスチャンがベルトを狙ってラダーを上るがハーディーズが落とす。マットがエルボードロップ。さらにディーヴォンがラダーをクリスチャンに乗せてギロチン。ババ・レイがテリーのようにラダーを首にかけて回転、人間ヘリコプターで4人を吹っ飛ばす。しかしエッジ&クリスチャンがババ・レイをダブルのドロップキックで場外に落とす、ディーヴォンもラダーにぶつける。ロープにラダーを立てかけるとそこからクリスチャンが場外にプランチャスイシーダ。ジェフがラダーに上る。クリスチャンがコーナーから飛んでタックル!クリスチャン上る。マットが途中で捕らえてスプラッシュマウンテン。マットが上る、ディーヴォンが投げ捨てる。ラダーがついに3つ持ち込まれ、リング上にセットされる。ハーディーズが上る、ババ・レイ目掛けてニードロップ+プレス。ババ・レイ場外エスケープ。再びハーディーズ上る、エッジ&クリスチャンが落とす。ディーヴォンが上る、エッジ&クリスチャンはダブルの雪崩式ブレーンバスター。エッジ&クリスチャン、ハーディーズが上る。ラダーの中段でかわづ落とし掛け合い、4人とも落下。ここでババ・レイが復活、ラダーをまた3つセットアップ。6人がそれぞれのラダーを上っていく。頂上で6人が鉢合わせ。ディーヴォンがラダーを揺らして倒すとジェフとエッジは場外まで飛んで行き、マットとクリスチャンはトップロープに股間から激突。 ダドリーズ、マットにはラダーでサンドイッチ、クリスチャンには3D。しかしベルトは取りに行かずリング下に降りる。何かを期待して観客がヒートアップ。テーブルが出た!2脚のラダーにテーブルをセット。ラダーをもうひとつ立て、ディーヴォンがテーブルの上にマットを寝せる。ババ・レイは場外にテーブルセットしてクリスチャンを連れて行く。ディーヴォンのダイビングプレスはかわされて自爆になったが、ババ・レイはクリスチャンをテーブルの上にパワーボム。ババ・レイが今までに出てたラダーより一回りデカいのを持ってくる。ジェフを捕らえてテーブルに寝せるがエッジがイスでカット。ジェフ逆にババ・レイをテーブルに寝せてハシゴに上るとスワントーン・ボム!凄すぎる。リング上には2つのラダーとその上にテーブル。ディーヴォンが上る。マットが途中で捕まえてツイスト・オブ・フェイトで落とす。エッジ&クリスチャン、マットの3人が上る。テーブルに先に着いたのはマット。しかし殴り合いの末にバランスを崩して落下、エッジ&クリスチャンが2本のベルトを獲得。

エッジ&クリスチャン(22分26秒 ベルト獲得)ハーディーズ、ダドリーズ


ミック・フォーリーのインタビューが挿入。そこまでどんなに試合が面白かろうと(つまらなかろうと)メインの4人がインタビューに出るとぜんぶ持っていかれる。


第5試合 キャットwithメイ・ヤング vs テリーwithファビュラス・ムーラ

スペシャル・レフェリーのヴァル・ヴィーナスがまず入場。腰に巻いたバスタオルが「レフェリー仕様」の白黒縦じまだ。
キャットファイトというよりはヴァル誘惑合戦。メイ・ヤングが脱ごうとするとヴァルが泣いて止める。するとメイ・ヤングはヴァルにキス。長いのなんの。ようやくヴァルが解放されるとここでゴング。メイのキスが反則に取られたのか、と思ったら実はこの試合リングアウトルールでキャットがいつのまにか落ちてたようだ。どっちでもいいんだけど。

テリー(2分25秒 リングアウト)キャット

納得行かないキャットはテリーの下半身をひんむく。ま、WWFの女子はこんな感じで。


第6試合 トゥー・クール&チャイナ vs エディ・ゲレロ、ディーン・マレンコ、ペリー・サターン

エディはいつものチャイナへの求愛。チャイナが怒ってリングインするとエディはマレンコにタッチして場外に逃げる。エディがセクセイを攻撃するとチャイナがカット。セクセイとチャイナがダンス。セクセイがエディにバックドロップ、コーナーに上る。サターンが落とす。ラディカルズはクイックタッチでセクセイ攻める。セクセイはなんとかスコッティにタッチ。エディがスタンガン、バックドロップ、エプロンに出てトペ・アトミコ。エディが踊ってみせる。サターンにタッチ。スコッティはフェースクラッシャーからワームを決める。観客大盛り上がり。スコッティロープに振る、サターンカウンターのトラースキック。コーナーに上ってダイビングエルボー。続いてエディがフロッグスプラッシュ狙うがこれはスコッティが雪崩式ブレーンバスターに。チャイナにタッチ。エディはやっぱり逃げる。サターン入る。チャイナはコーナーに振って側転→バク転エルボー、マレンコにも。ついにエディとチャイナの一騎打ち。エディ腰振りパイルドライバー狙うがチャイナ切り返してパワーボムに。チャイナは急所クローからリフトアップアンドスラム、最後はスリーパーに捕らえてそのまま後頭部から落とす荒業でエディを完全フォール。

チャイナ(9分37秒 体固め)エディ


今度はシェインとビッグショーがスクリーンに出てくる。シェイン自信満々。


第7試合 インタコンチネンタル&ヨーロピアン選手権
カート・アングル(王者)vs クリス・ベンワー vs クリス・ジェリコ


この試合のルールがまたややこしい。3ウェイで、最初に誰かにフォール勝ちした人間はインタコンチネンタル王者に。2つ目のフォール勝ちした人間がヨーロピアン王者になり、そこで試合終了というもの。
ベンワーがアングルに先制攻撃。ジェリコもアングルにラリアット。ベンワーはジェリコにチョップ、バックドロップ、ジェリコ着地してドロップキック、ベンワー場外転落。アングルがジェリコを捕らえてロープに振る、ジェリコ切り返してドロップキック。ベンワーがリング復帰、ジェリコは2人に続けてミサイルキック。ジェリコは場外に落ちたベンワーにスライディングキック。アングルがジェリコを場外に出しステップにぶつける。リングに戻しフロントスープレックスからカバー、ベンワーがカット。ジェリコはアングルにチョップ連打からダブルアーム式バックブリーカー。コーナーに上るがベンワーが場外に突き落とす。ベンワーは返す刀でアングルにラリアット、カウントは2。バックドロップ、これもカウント2。ジェリコがベンワーにドロップキック。アングルがジェリコをロープに振る、ジェリコカウンターキック、コーナーからミサイルキック、カウント2。アングルがベンワーにブレーンバスター、カウント2。さらにバックドロップ、ジェリコがカバーをカット。ジェリコアングルにブレーンバスター、カウント2。アングルはジェリコのパンチをキャッチしてかんぬきスープレックス、ベンワーがジェリコに回転エビ、アングルがカット。ジェリコがダブルアームの体勢、アングルは切り返してチキンウィングに、ベンワーがカット。ベンワーはジェリコをダイビングヘッドバットからフォール、インタコンチ王者に。

ベンワー(7分54秒 体固め)ジェリコ

ベンワーさらにカバーに入り、2王座連続奪取を狙うがジェリコはキックアウト。アングルがベンワーにブレーンバスター、カウント2。コーナーに上る、ジェリコが落とす。今度はジェリコがコーナーに。ベンワーが雪崩式ブレーンバスター、ベンワーにもダメージ。アングルがムーンサルトプレスを初公開するが落下地点には誰もいず壮絶な自爆。3人ダウン状態。カウント9でアングルがベンワーをカバーに行く、カウントは2。ジェリコがアングルをカバー、これも2。アングルがジェリコにラリアット、ジェリコかわすとタックルからウォール・オブ・ジェリコに。ベンワーがカット。ベンワーがジェリコにキチンシク、アングルがベンワーにボディスラム。ジェリコがベンワーにトペ・アトミコ。ジェリコはベンワーにドロップキック、アングルに餅つきパワーボム。ベンワーはジェリコにジャーマン、アングルにはドラゴン。ベンワーがジェリコをロープに振ってカニばさみ、ジェリコレフェリーに激突。ベンワーはジェリコにクリップラーフェースロックかけるがレフェリー不在。ベンワーリリース。ジェリコがウォール・オブ・ジェリコで逆襲。アングルがベルトでジェリコを殴ってカバー、カウント2。ベンワーがアングルを場外に出し、ジェリコにボディスラムからダイビングヘッドバット、ジェリコかわして自爆。ジェリコがライオンサルトでベンワーをフォール、ヨーロピアン王者に。

ジェリコ(13分46秒 片エビ固め)ベンワー

アングルは本人の危惧通り自分が負けたわけでもないのに2冠を失う羽目に。


ビンス、HHH、ステファニーのインタビュー。いよいよメインへの機運盛り上がる。が、その前にもう1試合。


第8試合 ケイン&リキシ・ファトゥ vs X-Pac&ロードドッグ

D-Xが先に入場。「Suck It!」はあったが、ビリー・ガンがいないので「Ladies & Gentlemen, Boys an' Girls,.....」はなし。合唱したかったなあ。
ファトゥはロードドッグにケツ攻撃。X-Pacはファトゥにソバットからブロンコバスター、ロードドッグにタッチ。ロードドッグエルボー、ニースタンプ、カウント2。X-Pac再度入場、大「X-Pac Sucks!」コール。ファトゥ反撃に転じてケインにタッチ。X-Pacに串刺しラリアット。ファトゥがケツ攻撃に行くがX-Pac逃げる。D-Xのマネジャー、トーリーがベアラーに捕まりそうになるがビンタで反撃。するとケインがトーリーを捕らえてファトゥのケツ攻撃のエジキに。ケインはX-Pacを捕らえてツームストーンでフォール。

ケイン(4分14秒 体固め)X-Pac

トゥー・クールがやって来る。ファトゥ最初は踊りを拒否するがいつものグラサンをもらうとついノってしまう。ケインは踊らず。そこに去年ケインにチョークスラムをくらった鳥(去年の中はピート・ローズ)がまたケインを挑発。ケインの神経がそっちに向くと今度は本物のピート・ローズがリングに乱入、バット持ってケインに襲い掛かる。しかしケインは察知してローズにチョークスラム。ファトゥもローズにケツ攻撃。メジャーの元ヒーローも形無し。


最後の最後にザ・ロックのインタビュー。会場盛り上がる。しかしロックのインタビューは決め台詞と決め台詞(「Finally....」から「If you smell....」まで)をうまくつないでるだけであんまり意味はなかったりしないか?


メインイベント WWF選手権・フェータル4ウェイ
HHH(王者)vs ビッグショー(挑戦者) vs ザ・ロック(挑戦者) vs ミック・フォーリー(挑戦者)


4人とそのサポーターのマクマーン家の人々がリングイン。ゴングが鳴るとフォーリーとHHH、ロックとビッグショーが殴り合いを始める。ビッグショーはロックを圧倒するとフォーリーとHHHの2人にもラリアット。ビッグショーはロック、HHHにリフトアップスラム、フォーリーにはヘッドバット。ロックとフォーリーがビッグショーを前後から攻撃、ビッグショーは後ろに倒れこんでフォーリーを押しつぶす。ロックパンチ連打、ビッグショーサイドスラム。HHHコーナーから飛ぶ、ビッグショーキャッチしてチョークスラムに行くがフォーリーが急所蹴りで未然にカット。ビッグショー相手に3人が力を合わせて(?)攻撃。ロックがラリアット3連発でようやくビッグショーを倒す。最初は3人でストンピングやってたが、そのうちHHHとフォーリーがモメ出す。2人場外へ。ロックがビッグショーにキック連打。シェインがエプロンから介入しようとするがロックが一撃。そしてビッグショーにロックボトム、これでカウント3!早くもビッグショーが姿を消した。

ロック(4分49秒 片エビ固め)ビッグショー

レフェリー軍団によりビッグショーとシェーンは退場。残った3人がリング上で対峙するがなかなか3人とも動けない。HHHがロックに共闘を持ちかける。ロックは握手と見せかけてパンチ、キック。HHH今度はフォーリーに共闘を持ちかけるがフォーリーもパンチ。3人とも場外に出る。2vs1の状況は続く。本部席のゴングをフォーリーがロックに渡してフォーリーはHHHを羽交い絞め。しかしゴング攻撃はフォーリーに誤爆。HHHがロックにラリアット。2人リングに戻る。フォーリーも有刺鉄線棒を持ってリングに。しかしHHHは急所蹴りから凶器を取り上げると逆にフォーリーの腕に一撃。2発目はロックが妨害。フォーリーがHHHにダブルアームDDT。Mr.ソッコ取り出す。HHHだけでなくロックにも素手のマンディブル・クローを見舞うフォーリー。HHHが2人に急所攻撃。ここに来て三つ巴状態に。フォーリーがロックにパンチ、ダブルアームDDT、カウント2。HHHがロックにラリアット、2人でロックにストンピング。フォーリーニードロップ、ダブルのブレーンバスターからHHHもニースタンプ、カウント2。ロック場外へ。2人追う。ロックがフォーリーをステップにぶつける、HHHはロックをカメラケーブルで首絞め。フォーリーがステップで殴りつける。HHHが押さえるところにフォーリーがコーナーから場外目掛けてダイブ。ちょっと浅い。HHHも実況席からエルボードロップ2発。フォーリーとHHHがリングに戻る。HHHペディグリー、カウント2。HHHイス攻撃からイスの上へのペディグリー、これでフォーリーは退場。

HHH(19分40秒 片エビ固め)フォーリー

この瞬間、アリーナは「メインがどうなるか」の興味より「Goodbye, Foley」一色に。フォーリーは拍手に送られ静かに退場。と思いきや有刺鉄線棒を手に走って戻ってくる。HHH不意を突かれモロに食らってしまう。そしてこれで本当にフォーリーはリングを去って行く・・・・・。
ロックがようやくリング復帰。倒れているHHHを見てカバー、しかしカウントは2。ロックとHHHはパンチ打ち合い、ロックが打ち勝つ。HHH場外に逃げる、ロック追う。ステージまで行く2人。HHHがステージ上でブレーンバスター。2人は客席に。ようやくリングサイドまで戻ってくる。HHHはイス攻撃からステップの上でパイルドライバー。リングに戻してカバー、カウント2。HHHペディグリーの体勢、ロックがショルダースルーで返す。HHH場外に。また客席で乱闘。アリーナ席の中段まで行く。リングサイドに戻りロックはHHHをフェンスに振ってタックル、場外で両者ダウン。HHHが場外でカニばさみ、ロックはステップに激突。HHHがロックをリングに戻す。ここでビンス介入、HHHにパンチ。シェインがリングサイドに現れビンスを襲う。実況席のモニターで一撃。ビンスはシェインに急所蹴り、シェインも急所で返し、イスで一撃。主役の2人はそれが終わるのを待つかのようにリング上でダウン。ブリスコ&パターソンがビンスを救出、控室に連れ帰る。ビンスの額からは血。リング上の2人はゆっくり立ち上がってパンチ合戦。ロック打ち勝ってロープに振る、HHH切り返しキック、DDT、カウント2。HHHロープに振ってパンプホールドスラム、カウント2。ロックが形勢を逆転するとシェインがイスを手にリングに。ロックがシェインをタックルからシーソーホイップでシェインにぶつける。すかさずロックボトム、シェインがイスを持って近づく。そこにビンスが復帰、シェインを場外に落としてイスを奪い取る。しかしそのイスはロックの頭に振り下ろされる。ステファニーもびっくり!HHHがカバー、しかしロックはカウント2で返す。ビンスもう一発イス、HHHがカバー、今度は3カウント入る。

HHH(36分25秒 体固め)ロック
※HHH王座防衛。

ビンスとステファニーが仲直りの抱擁。シェインは仲間はずれ。ロック怒りの表情で戻ってくる。まずはシェインにロックボトム、ビンスにもロックボトム。残されたのはステファニー、しかし容赦なくロックボトム、観客大盛り上がり。ロックはステファニーにピープルズ・エルボーも決め、自分のテーマに乗って悠々と帰っていく。後に残されたマクマーン一家とHHH。ステファニーようやく立ち上がりおんぶされて退場。

例年ハッピーエンドでそこまでの流れを締めくくるはずのレッスルマニアがこんな終わり方とは意外も意外。イベントとしては面白かったが。


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