マッスルハウス 10/2 後楽園ホール



青いビル前の広告塔に貼られていたなんともチープなマッスルチラシ。

開始は15分遅れ。サイモンイズムが生きてない!

まずは2週間前の記者会見映像。演出家の鶴見亜門が意気込みを語るが・・・・。

演出家募集に対し謎の応募があったと封筒を披露する坂井。封筒には「岩手県議会事務局」。

そこで坂井は岩手県議会議員会館を訪ねる。

差出人はやはり岩手県議会議員のザ・グレート・サスケだった。「演出家は鶴見家の血縁者でないと・・・」と言う坂井に「養子縁組をして鶴見佐助になった」とこともなげに答えるサスケ。これにより鶴見亜門は演出家の座を奪われ「総合演出」に格上げ(棚上げ)された。

さらに元ガオレンジャー・ブラックの酒井一圭の参戦が発表。総合演出の鶴見亜門は「今一番流行ってるから」と酒井にゲイになることを命じる。悩む酒井だがその場にいた記者にキス(右写真)、なんとかマッスルでの地位を確保しようと努力する。

しかししかし、これだけの努力にもかかわらず、会見の内容はほとんどのマスコミから黙殺された。「このままでは自分たちの存在が世間から抹殺されてしまう・・・」あせるマッスル戦士たち。

Samurai!の「ニュース侍」に出演し、必死に宣伝活動を行う坂井とアントン。そこに朗報?が。

週刊プロレス、週刊ゴングに続く第三のプロレス専門誌「週刊リング」を来週火曜に創刊する、とツルティモ・ドラゴン校長のいとこ・ターザン鶴見が発表。創刊号ではこのマッスルハウスを巻頭50ページ特集するとか。

そしてオープニング映像。

選手紹介とともにここまでのアオリ映像の一部も紹介される。

え、これが今回のロゴ?

控室映像。後楽園大会ということで武者震いが止まらないマッスル戦士たち。

そこに鶴見佐助が来て「俺が演出するからにはお前らの好きにはさせない」と容赦ない言葉(右写真)。アントン「テレビで見たのと違う・・・サスケさんは身内には厳しいと聞いたことがある・・・」サスケアントンに一撃。
サスケ「今から所信表明演説してくるから、俺の控室きれいにしとけよ!」
マッスル戦士たち「は、はい・・・・・」

鶴見佐助がリングに(左写真)。「マッスルの演出家という大役を任され身が引き締まる思いです。しかし私は12年余りみちのくプロレスをやってきた。今日は自信を持って演出に当たりたい!」

議員バッジ付きのジャケットを着ると「いや、私は岩手県140万人を代表して来た!郵政民営化反対!」と気合入る。

こっちが今回のロゴのようだ。恒例のアカペラはWWEのSmackdown!のテーマかな?

控室の佐助の元に週刊リングの編集長・ターザン鶴見がやってくる(右写真)。

ターザンいわく来週火曜日に創刊する週刊リングで50P特集したいが、火曜日発売なのでもう写真や原稿を入れなきゃいけない、そこで佐助が考えるメインイベントを一番最初にやってもらいたい、と。
佐助の考えるメインイベントはなんとサスケ自身とツルティモ・ドラゴン校長によるマスカラ・コントラ・マスカラであった。

サスケが試合準備する間、ターザン鶴見がリングで時間稼ぎに(右写真)。

「後楽園ホールに密航してきた皆さん、こんにちは。ターザン鶴見です。今プロレス不況と言われていますが、その原因はプロレス団体だけでなく我々プロレスマスコミにもある!本当に面白いものを面白いときちっと書いてなかったことにある!団体のご機嫌伺いの記事、レスラーの意味のないグラビアや、重要なとこに触れてないマンガ・・・面白くもない試合を面白かったと書ける位なら、マッチメークから何からマスコミがやればいいんだ!!!!!!!・・・取り乱してしまいました。今日はメインから最初にやるという形式に戸惑いのお客さんもいるかと思いますが、人間の集中力なんてたかだか45分〜1時間です。その集中力のゴールデンタイムに前座試合をやるなんてもってのほかです!」
藤岡「編集長、そろそろ締め切りの時間です。」

ターザン「それではもうひとことだけ言わせてください。今回我々週刊リングでは創刊に伴いモバイルサイトを開設しました。他社様と違って無料です。しかも読者数が桁違いです。」URLが出る(右写真)。えーとhttp://c-docomo.2ch.net・・・・2ちゃんねるじゃねーか。
藤岡「sage進行でお願いします。」


メインイベント ツルティモ・ドラゴン vs ザ・グレート・サスケ

校長がマッスルのリングで試合をするのは初めてだなあ。

バックブローで威嚇する校長(右写真)。

しかし両者が接触する前にマミーが乱入、サスケを襲撃(左写真)。

マミーがロープに振る、サスケはロープに飛び乗ってトペ・レベルサ(右写真)。マミー場外転落。

サスケは場外のマミーにラ・ケブラーダ(左写真)。いやあ、久しぶりに見た。こんなとこで見れるとは。

サスケがマミーをリングに戻し、セントーン・アトミコを狙ってコーナーに上る。するとマミー増殖、サスケを背後から襲う(右写真)。

2人がかりで攻撃するマミー(左写真)。校長は静観。

マミーはチェーンでサスケを絞首刑に(右写真)。

このシーンをカメラに収めようとするターザンだが、写ルンですの操作に手間取る(左写真)。

その間にサスケが大変なことに(右写真)。レフェリー判断でゴングが鳴らされる。

(3分29秒 マミー乱入による無効試合)

マミーがサスケをリングに上げる。マミーの正体はマッスル坂井であった(左写真)。「今はまだ気を失ってるだけだと思いますけど・・」
ターザン「余計なことをするな!」坂井にバックブロー。
「このまま死なせときゃいいんだよ!創刊号の表紙は『サスケ死す!』これだ!『サスケ16歳に敗れる』以来のインパクトだぞ。追悼号は売れるんだ。」

小さいマミーもマスクを取る。アントンだった。「シャット・ザ・マウス!ファック!お前は人のことをなんと思ってるんジョルノ!」
ターザンはアントンにもバックブロー(右写真)。
「雑誌は売れてこそ、レスラーは雑誌に載ってこそナンボなんだよ!サスケは命を賭けて50Pを獲得したんだ!」
そうこうしてるとサスケが目を覚ます。

「起きちゃダメだろ!」いきなり拳銃で撃つ。サスケ死亡。

もうこれですべてがどうでもよくなった瞬間。

「えー、演出家の佐助さんが亡くなりましたので、これ以降は週刊リングの明確な編集方針と校了スケジュールに合わせて厳格に進行していきます!」

ここでマッスル事務局からのお知らせ。今回後楽園ホール大会開催に際してスポンサーを獲得したらしい。

そのスポンサーとは「ニセ・オーニタ」こと森谷俊之。

資金提供額は20万円。

そこで「森谷俊之さんを輝かせるシナリオ」を一般から公募することに。

応募要綱。



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