マッスル11 9/29 北沢タウンホール大会その6



亜門がリングに上がりマッスル勢に説教(左写真)。「何やってんだよ!全員負けちゃったじゃないか!お前ら全員追放だ!」
坂井「全員追放したら明日の追加公演どうするんですか?」
亜門「そもそも明日飯伏君が道場破りに来てくれるかどうかわからない。」
坂井「飯伏は大丈夫ですよ。こういうの好きだから。」
亜門「ああ、そうなの?明日大丈夫?」
飯伏「はい。」

坂井「今負けた奴らに明日もう一度チャンスを与えてください。今日で飯伏の癖はつかみました。明日必ずこいつら飯伏をやっつけますから。」
亜門「じゃあお前ら明日は絶対勝てよ!飯伏君、明日もまた来てくれるかな?」
飯伏「いいとも!」飯伏退場。

亜門「しかしおめーら弱いな!がっかりだよ。普段何練習してんだ?」
坂井「お言葉ですが毎回毎回の興行でエンターテインメント性を追求するあまり、プロレスっぽい試合をさせてこなかったのは亜門さんじゃないですか!ちゃんとしたプロレスの試合をしないとレスラーだって強くなれないんです!」

亜門「そうだな。まぁ確かにプロレスをおろそかにし過ぎたかもしれないな。もうエンタメの時代じゃないしな。これからはドキュメンタリーの時代だし。エンタメの対極はドキュメンタリーだろ?」
アントン「エンタメの反対はノンフィクションでは?」
亜門無視して「今さ、アメリカではドキュメンタリー映画が流行ってるんだよ。ボーリング・フォー・コロンバインとかマイケルなんとかとかハンバーガーを食べ続ける奴とかなんとかムーアとか。」

亜門「実は俺さ、プロレスを題材にしたドキュメンタリー撮ってるんだ。」
坂井&アントン「いつの間に?」
亜門「最近アメリカのレスラーを中心にあるドラッグが流行ってる。」
アントン「ドラッグ?それはまさかステロイド?」
亜門「ステロイドは筋肉増強剤だろ?筋肉を増強しても強くなるわけじゃない。今流行ってるのは座薬なんだけど、とにかく使えば強くなるんだよ。しかし副作用も強くて、何人もの選手が命を落としている。」

亜門「俺はそんなリスクを冒してでもプロレスをやろうとするレスラーを取材することでこの業界の光と影を浮き彫りにしようと思ってるんだ。面白そうだろ?賞とか取れるんじゃない?」
坂井「自分たちはドキュメンタリーのためならどんな役でもやります!」 亜門「お前らじゃ知名度ないからなー。とりあえず予告編。」

その座薬とは「アナロイド」というものらしい。

30日間連続でアナロイドを実験するのは男色ディーノ。

タイトルは「スーパーストロング・ミー」。

ルールは毎日3回、朝・昼・晩入れること。

メイドキング医師に「最近入れると気持ちいい」と告白するディーノ。副作用の経験者としてM・大塚氏は「勃たなくなるのよねー」と証言。

18日目、ディーノの体には異変が!

医師の警告。

予告編終了。坂井「道理でさっきディーノが強かったわけだ!」
亜門「男色ディーノがトリプルスレッドで勝ってベルトを取れたのは完全にあの薬の作用だよな。あんな高ぶっちゃって。」
アントン「ちょっと待って。さっき飯伏君が試合前に座薬らしいものを持ってたけど、あれは・・・?」
亜門「あー、飯伏もやってるかもなー。最近勝ち続けてるからなー。初代タイガーにも勝っちゃってるしなあ。」

坂井「待ってください。この予告編見て思ったんですけど、ディーノにしても飯伏にしても、インディーでは知名度のある選手ですよ?」
亜門「そうなの?」
坂井「だからアイツらが薬使って強くなったかどうかわからないですよ。」
亜門「じゃこれは人選ミス?」
坂井「プロレスラーが薬を使って強くなってもわかりづらいから、素人が薬で強くなって、プロレスラーを倒して行った方がわかりやすいんじゃないですかね?そもそもハンバーガー食べる奴だって、監督自ら実験台になって話題になったんですよ。」


亜門「素人で・・・監督で・・・・、あ、俺かぁ!よし俺やるよ!俺が今から薬屋って、強くなったところ撮ってもらえばいいんだろ?藤岡、アナロイド持って来い!」

これがアナロイド座薬。

亜門「藤岡入れてくれ。そう、そこ、もっと右。そっちの穴じゃないよ。なんつって。よし入った!」
「よーし、誰でもいいぞー!藤岡、やるか?」
アントン「藤岡は亜門さんが強かろうが軽く蹴散らせます。」

亜門「それじゃ大家!お前来い!」
アントン「大家さんは最近一般人以下の生活です。とても人前に出せる状況じゃあありません。」
亜門「じゃ、誰とやればいいんだよ?」
坂井「自分やります。」
亜門「お前はダメだよ。お前ヘビーだろ?俺ジュニアヘビーだもん。」
アントン「じゃ僕が。」
亜門「ダメダメ。お前の親父さんには世話になってるから。世話になった人の息子は殴れねぇよ。」

亜門「だいたいこれ、アメリカで上映する映画のクライマックスだぞ?お前らみたいな一山いくらの大部屋レスラーじゃなくて、スターが必要なんだよ!」
坂井とアントン考える。「ジュニアの階級で・・・知名度があって・・・ムービースターのレスラーが道場破りに来てくれたらなあ・・・。」

その条件にぴったり合うレスラー・AKIRAが「頼もう!」とリングに。

コーナーでポーズ(左写真)。

亜門「チーム2000のAKIRAが!JJ JACKSのAKIRAが!」AKIRA複雑な表情(右写真)。

AKIRAやる気満々(左写真)。

一方亜門はビビりまくり(右写真)。

試合開始。亜門がエルボー打って行くがAKIRA意に介さず(左写真)。

AKIRA素早いタックルで倒しバック取る(右写真)。

亜門切り返す(左写真)。

AKIRA腕をひねる(右写真)。

亜門切り返してハンマーロックに(左写真)。

亜門ダブルレッグロック(右写真)。

そしてリバースデスロックに。カツラは飛ぶが効き目はなさそう(左写真)。

それでも亜門は必死に鎌固めに(右写真)。

亜門低空ドロップキック連発(左写真)。全く効き目なし。

逆にAKIRAはニークラッシャーから亜門の足を殺す(右写真)。

AKIRAはSTFに(左写真)。

いつの間にかAKIRAの入場コスチュームを着込んでいた坂井(右写真)。

STFの体勢から腕を固めるAKIRA(左写真)、亜門必死にロープ。

亜門逆水平(右写真)。

AKIRAもチョップ返す(左写真)。亜門ダウン。しかし亜門「こんなところで負けられねぇんだよ!俺、あさって結婚するんだからな!」



試合の途中ですがその7へ。