飛騨〜名古屋旅日記



3月18日

5:30出発。50分の中央線に乗るつもりが小田急の駅員の不手際により間に合わず、57分ので東京に。東京駅では駅弁「春小町」を買って6時26分発ののぞみ171号に乗車。当然爆睡。気がつくともう岡崎。今回の主目的はDDT名古屋大会だが、試合は明日19日。18日休めるなら、という前提で立てていた計画は飛騨の城巡り。

名古屋駅で8時44分発高山本線特急ワイドビューひだ1号に乗り換える。岐阜までは進行方向と逆を向いて座る形。名古屋−岐阜間が10数分だから回すのもめんどいてか。高山本線は2004年の台風被害で名古屋−飛騨古川の間だけ運転、そこから富山方面には代行バスという体制になっている。1年半を経ても復旧していないのだから、おそらくこのまま部分廃線になっていくのだろう(翌年復旧された)。そういう線、知らないだけで全国にありそうだな。その高山本線、途中から木曽川の支流・飛騨川に沿って北上するのだが、車窓から見た「飛水峡」は凄かった。峡谷というのはたいていそうだが「なんでそんな形になるの?」みたいな奇岩がごろごろ。で、不思議なことにそこ過ぎるとまた普通になるんだよね。写真を撮り損ねたので帰りに撮ることを決意。

高山には10時44分の着。東京から4時間以上。なかなか来れないよなあ。気温は低く、吐く息が白く見える。駅前で観光案内マップをもらい、まずは高山陣屋目指して歩く。高山はもともと金森氏が築いた高山城の城下町だが、江戸幕府が金森氏を東北に転封して飛騨を天領にしてしまったため高山城は廃城、その後は陣屋が置かれていたのだ。駅から歩いて約10分、高山陣屋に到着。朝市らしきものもあり、そこそこの観光客。

陣屋のうち役場は大部分が現存だが、役宅は復元らしい。しかしそれを感じさせない見事な復元ぶり。現存の蔵を資料館に使うという方法もよい。ぐるぐる回って陣屋を堪能。

日本でも最大規模の陣屋だ。これは「城」ではないが、来る価値あり。萱葺きの屋根からは湯気が上がっていたが寒いせい?雪解けのせい?

高山陣屋からちょっと歩いたところに高山城(現在は城山公園)に上る遊歩道の入り口がある。上っていくと二の丸に到達。ここから本丸までは遊歩道をぐるーっと回らなければならない。途中「大手」石垣があったが、この石垣は昭和44年に積まれたもので遺構ではない、と説明板が。親切ではある。この説明板新しいからどこからかクレームがあって付けたのかな?遊歩道はさらに続く。ショートカットしようと旧大手道を登ることに。途中で道がなくなっていた。しかし上の方から人の声がするのでそっちまで行けばいいだろうということで斜面を登る。そんなに大変ではない。こっちで正解なのかも。本丸まで行くと石垣の跡らしき石が。そして本丸入り口に回ると石垣!しかしこれも表示を見ると「平成8年に復元されたものです」。うーん、今残ってるのは曲輪だけかあ。ちょっと残念。

なんか残ってないかと本丸の周りを一周。何もない。昔はこんなだったらしいのに。

東北曲輪の方に行くと二の丸に下りる歩道が。なんか知らんけど「危険だから入らないでください」の札。来た道を下る方がよっぽど危険な気がしたので突破。水の手に出る。見るとここにも石垣。これは遺構か?mixiで鮎さんに確認するとこれは唯一の現存遺構らしい。こっち来てよかった。二の丸方向に下りる。途中また石垣。このノミの跡は遺構っぽい。中段屋形跡の曲輪を過ぎ、まだ雪の残る登山道を降りると二の丸に。しかしさっき通ったところと違う。どうも二の丸跡は寺になっていて、さっきの上り口は寺の右手、こっちは寺の左手で、突っ切ることはできないようだ。二の丸には遺構なし。

ここで案内マップを見ると「北山公園」に「鮎崎城跡」の文字。事前情報全くなしだが、ここからは1km弱。いけない距離ではない。時刻を確認すると12時40分。帰り乗る予定の電車は高山13時40分発。あと1時間。北山公園に行って、一周して、駅に戻っても十分時間はある。もともと土産買ったり飛騨牛食ったりしたいなと思って設定した時間だが、そんなものはまたの機会、だ。歩いて北山公園に向かう。途中三の丸の堀が。見落とすとこだった。これも北山に向かって正解だった。実際10分ほどで公園の遊歩道には到着。ここからちょっとした丘に登る。しかし登れど登れどなんの表示もない。上まで行くと確かに城の曲輪の跡のような気もしなくもないが、公園としてそういう風に整備しただけだ、といわれればそうかも、という感じ。石垣などの遺構は全くなし。ぐるぐる回ったが結局何も発見できず。13時10分、北山公園を後に。牛食いに行った方がよかったかな?

また歩いて駅に。ちょっと余裕があるのでいろいろ寄り道を。なんか城っぽい民芸品店。

「高山」と言えば高山祭で屋台がこの赤い橋の上を通る写真が必ず使われてる気がする。あんまり陣屋とかの写真は見ないよね。

「地元に就職しましょう」って・・・うーん。商工会議所の横断幕。

駅前のコンビニにもさるぼぼ。顔が書いてあるのもある。

駅に戻る。指定席を取ろうと思ったら満席。やはりツアー向けの観光地はそうかあ。駅弁だけ買って早めに並び、1両しかついてない自由席を狙う。入線。自由席ガラガラ。そんなもんか。高山で買った「牛しぐれ弁当」が本日の昼食。暖めるやつはいいねえ。今日は寒いし。

高山本線を名古屋方向に30分、第二目的地の飛騨萩原下車。次の電車は15時43分。1時間半ほど時間あり。飛騨にも遺構の残る城はいくつかあるが、萩原諏訪城は駅から近いので今回入れてみた。駅前の通りを3分ほど歩くと石垣。その上には神社の建物。ぐるっと回ってみる。城の遺構か神社の構造物かはっきりしないが一部堀に囲まれたほぼ正方形の曲輪が。とりあえず一周、搦手を往復。鳥居の脇の縁起を見ると、もともと諏訪神社があった場所に金森氏が萩原城を建て、金森氏移封、萩原城廃城後にまた諏訪神社を戻したのだそうだ。規模は大きくないのであっという間に見終わる。

駅に戻るとまた15時前。どうしよう。時間があったら下呂温泉にも寄りたいな、とは思っていたが、電車が50分もないんじゃ仕方ない。でもぼーっと待つのも何なので駅前に一台だけいたタクシーに下呂温泉までの値段を聞く。2500円、と。それ以上かかっても取らないとまで言ってくれるのでタクシーで行くことに。下呂までは車で約10分。50分待って電車で7分よりはやはり正解かな。途中どうでしょう班の泊まった「川上屋花水亭」の看板があったので「あそこは日帰りやってないですかね?」と運転手さんに聞くと「あそこは料理旅館だから日帰りはやってない」と。さすがヤスケンが「一番うまかった」と今でもいう宿、それなりのところだったようだ。いつか行ってやる。結局運転手さんの勧めで源泉湯元のやってる日帰り温泉センターに行くことに。運賃は2500円以上は明らかにかかっていたが、途中でメーターを止め、ほんとに2500円しか取らなかった。温泉センターの入浴料は400円。城巡りで疲れた足を癒すには最高。雨が降り出してたのであんまり露天満喫とはいかなかったが。

小雨の中、下呂駅まで移動。500mはあったか?川上屋は1km以上ってとこか。みやげもの屋で傘を買う。次の電車は16時26分。ちょっと時間をつぶすべく河原の噴泉池に。雨の中入ってる人いるよ。写真だけ撮って退散。駅に着き、傘をたたむと骨が折れた。耐用使用回数わずか1回!ひどすぎる!下呂からまたワイドビューひだに乗車。今度はさすがに自由席が埋まっていた。しかし寝てたおっさんが下呂に着いたのに気づいてダッシュ、そこの席が空いたので座る。ラッキー。

何度かうつらうつらしたが、飛水峡到着前には車内アナウンスがあったので起きる。デッキの窓から写真を撮ろうとするが先ほどのような景色が見当たらない。雨で水量が増えたからかな?

名古屋には18時9分着。東横インにチェックイン。疲れたので栄に出るのは断念し、その辺で夕食食べることに。居酒屋でえびふりゃあ。城のレポートだけ書く。テレ朝系で草g剛と広末涼子による「愛と死を見つめて」のリメーク版(前編)やってたので見る。実はオリジナルは全然知らない。草gと広末、まだ十分「学生」と言い張れる顔だなあ。もっとベタベタな恋人同士のやりとりかと思ったら、今日の前編ではまだほとんど心が通じていなかった。「ミコ」は「マコ」と最初に会った時からもう発病していたわけだし、マコはその病気について何も知識がないから無理もないが。脚本・鎌田敏夫、監督・犬童一心はそういう淡々とした描写の中にもきっちりと泣きポイントを入れてたが。うまいなあ。



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