マッスル15 9/5 北沢タウンホール大会その4



休憩後、さっきと同じポーズから再開(左写真)。

しかしレフェリーは松井さんに替わり(右写真)、飯伏はいなくなっていた。

亜門「お前、プロレスは引退したんじゃなかったのか?」
ニラ「確かに俺は4月の試合で引退した。だが、プロレスを嫌いになったわけじゃない。どんな形でもいいからプロレスに関わっていたくて、すべての経歴を隠し、Samurai!の制作会社ジャパン・テクニカル・アートに入り、長く辛く厳しい2ヶ月の研修を受け今ここにいる。」左写真

ニラ「最初の仕事が偶然にもマッスル北沢大会と聞いて俺は本当にうれしかったよ。またお前らと一緒に作品が作れる、俺は第二のプロレス人生をスタートできると思ってな。それが何だこのザマは?プロレスの得意な連中を集めてプロレスをやる?どの会場行っても、どの興行見ても、プロレスの範疇超えてないじゃないか。見たことあるような奴が同じことやってるだけじゃねえか!お前らの戦いが何も変わってなくて退屈だから、それがスタッフにも伝わってんじゃないのか?見ろ!」

こっちのカメラマンも居眠り中(左写真)。
亜門「正論のような正論じゃないような・・・」
ニラ「この俺が言ってること、頭のいいマッスルの皆さんなら理解できると思うけどな。それともまさか練習のし過ぎでおつむまでプロレスラーになっちまったのかな?」
ディーノ「確かに、今の私たちじゃあんたが今言ったような長いセリフを覚えられるようなキャパシティを持ち合わせちゃいないわ。」

アントンとディーノがふらふらとニラの方へ。
亜門「ダメだ!こいつの言ってることに耳を貸すな!せっかく今までいい感じにやってきたのに!」
アントン踏みとどまり「あー、危ない。危うく口車に乗せられるところだったぜ。」左写真

ニラ「俺がマッスルに出てた2年前から、確かにお前らはレスラーとしては成長したかもしれない。マッスルが観客にここまで支持されるようになったのは、プロレスなんていっこもできないお前らがそれでもお客さんを楽しませるためにアイディアを一所懸命振り絞って常に新しいことにチャレンジし続けてきたからじゃねぇのか?」
「また長いセリフ・・」ディーノ泣く(右写真

趙雲「で、あんたの要求は一体何なんだ?ジュニアタッグのベルトに挑戦しようってのか?」
アントン「趙雲が普通にプロレスっぽい挑発をしたー!」
ニラ「挑戦するのはこの俺じゃねえ。さっきお前らにプロレスができないとバカにされ、リングを追放されたこいつらだ!」右写真

ペドロとマジックがリングに(左写真)。
ニラ「このペドロ高石とMr.マジックの年収合計2000万マネーズがお前らの相手をする。異論はないな?」
趙雲「いいだろう。こんなアルバイト感覚でプロレスやってるようなレスラーに、俺たちプロのプロレスラーが負けるわけがないだろ!」


ディーノ「え、趙雲もうバイトやってないの?」
アントン「明治記念館のウェイターやってないの?」右写真
ニラ「口は災いの元とはこのことだな、趙雲。プロレス一本で生活することの何が偉いんだ?何が尊いっていうんだ?ディーノ、アントン、聞けば随分長いことアルバイト生活してねぇみたいじゃないか。24時間365日大好きなプロレスのことばかり考えられてさぞお幸せでしょうな。」

ディーノ「アンタのその長いセリフは聞き飽きたわ!」左写真)まだ長ゼリフにこだわってる。
アントン「所詮お前の言ってることは負け犬loser dogの遠吠えに過ぎないんだよ!やっちまえ!」
新藤「只今より2vs3ハンディキャップマッチを行います。」


第2試合 3vs2ハンディキャップマッチ
男色ディーノ、アントーニオ本多、趙雲子龍 vs ペドロ高石、Mr.マジック with Djニラ

乱闘でスタート(右写真)。

趙雲とマジックがリングに戻る(左写真)。

マジックロープに振る、趙雲切り返す、マジックはコルバタ(右写真)。アントンとペドロがリングイン。

ペドロバックスピンキック4連発(左写真)。アントンはディーノにタッチ。

年収2000万円マネーズはディーノをロープに振ってトータル・イリミネーション(右写真)。

2000万円マネーズのポーズ(左写真)。

ディーノをコーナーに振ると久々のDJタイム(右写真)。しかしスロー。

3人でカバー(左写真)、カウント2。

趙雲がペドロを場外に落としプランチャ・スイシーダ(右写真)。

DJタイム2はマジックに誤爆(左写真)。

ディーノはマジックのマスクをまくり上げてディープキス(右写真)。

そして男色ドライバー(左写真)、カウント3。

ディーノ(3分3秒 漢固め)マジック

ニラ「プロレスでは勝ったかもしれない。しかしあれを見ろ!問題は解決していない。」スタッフはまだ寝たまま。
ディーノ「何か目の覚めるような面白いことやって!アントン!」

アントン「物まねシリーズ!初めて南の国の空港に降りたロシア人。」右写真

「・・・暑いな。」左写真

全くウケず。つーかどこが笑いどころなのだろう?

今度は亜門さんの番。いやがる亜門さん(右写真)。

亜門「コント本能寺の変。俺の名前は明智光秀。織田信長はどこに行った?」

時計を見て(右写真「・・・遅いなー?」

これまた滑る。

亜門はアフロヅラを脱いで股間にあてると「ヘアヌード!」左写真

寒っ!
ディーノ「こうなったら力ずくでも起こすしかないわよ!」

そこに坂井のテーマ。入ってきたのは何やら機械の体になった坂井(右写真)。

亜門「ひえーっ!化け物ー!さ、坂井、いったいどうしたんだその格好?わけわかんないけど、やっちまえ!」
4人が坂井に襲い掛かる。

坂井はリモコンを取り出すと「ストップモーション!」右写真)、4人止まる。
ニラ「間に合ったようだなマッスル坂井、いや、Mr.VHS。お客さんは何のことだかわからないと思うから経緯を説明したビデオを見ていただこう。」

控室V。電撃復活を果たしたニラを囲んで談笑。
ニラ「久々だからすごい緊張しましたよ。オファーが急すぎるんですよ。」
坂井「いや、直前になんないと思いつかないから。おいメガネ、さっきのニラさんの出てきたとこ見れる?」

藤岡VHSテープをデッキに突っ込もうとするが入らない(右写真)。

「こんなのは叩けば直るんだよ!」叩く坂井(左写真

無理矢理突っ込もうとすると手を挟まれる坂井(右写真)。
ナレーション「このようにプロの映像屋でありながら機材への配慮を欠いたマッスル坂井はビデオデッキの怒りを買い、このような無残に変わり果てた姿になってしまった。日本には古来より年季の入ったものには八百万の神が宿るという信仰があるが、これはそれを逆手に取った極めて理論的なハイブリッド肉体改造法なのだ。」

ストップモーション解除。いつの間にかリングにはラダーが(左写真)。

誰が使うのかと思ったらSamurai!のカメラマンだった(右写真)。

アントン「あーもうなんだかわからないけどとりあえず3vs3でプロレスやってやるよ!」
新藤「只今よりキャプテンフォールイリミネーション6人タッグマッチを行います。なお両チームの強い要望により、オーバー・ザ・トップロープありとします。」



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