マッスルハウス3 1/3 後楽園ホール



試合開始直前、中村由真の「Dang Dang 気になる」(美味しんぼのOP曲)が大音量で。なんで?

映像。12月某日、扶桑社「SPA!」編集部の織田さんと太田出版「Quick Japan」編集部の梅山さんが坂井に呼び出される。織田「今日は一旦何なんですか?」
梅山「僕ら一般紙の編集者は年末進行や忘年会、作家との打ち合わせで忙しいんですよ。」
坂井「今日、お二人にはあるものを召し上がっていただきたいんです。」

織田「あるもの?」
坂井「趙雲、早速そのあるものを持ってきてくれ。」
趙雲「是了。」(はい)

梅山「こ、これは・・・」
坂井「これは担々麺です。今日はお二人にこの担々麺を召し上がっていただきたいんです。」
2人食べる。
2人口々に「なんだこれは!」「こんな不味い担々麺は初めてだ!」
織田「我々にこんな不味いものを食べさせるためにわざわざ呼び出したんですか!」

坂井「まあまあ、お2人とも。次に、こちらの担々麺を食べてください。」
趙雲がまた2つのどんぶりをもってくる。
2人試食。

織田「何だこのスープは!もはや中華のスープじゃない!イタリア料理だ!」
梅山「ひき肉と麺の絡まり具合。これはまるでボロネーゼ。じゃあこのスープはさしずめ地中海を現しているのか?」
坂井「この2つの担々麺の違いがおわかりになりますか?皆さんが美味しいと感じた担々麺にはこれが入っているんです。」

趙雲がゴマを摺る鉢をもってくる。
坂井「お二人が食べて美味しいと感じた担々麺には我々マッスル戦士が一所懸命に摺ったゴマが入っています。」

趙雲「日本では『ゴマを摺る』というのは目上の人に媚びへつらうという意味があります。しかし我々が丁寧に時間を掛けてすったゴマはさらに八角、桂皮、陳皮、月桂樹、山椒、唐辛子の個性の強い食材をひとつの作品として纏め上げる力があるのです。」

坂井「SPA!-エッジな人々に取り上げていただいて以来、マッスル後楽園の前売り券は完売、取材依頼もたくさん来ました。こうしてクイックジャパンにも今後特集を組んでいただけることに。」

坂井「扶桑社さん、太田出版さん、2007年、来年も私どもマッスルを何卒ひとつ宜しくお願いします。」
織田「これは坂井さんに一本取られましたね。」
梅山「ゴマ摺って地固まる、とはこのことですね。」

このネタのためか>「Dang Dang 気になる」

みんなでゴマを摺りまくる。そこに鶴見亜門。
亜門「騒がしいなあ、おい一体どうしたんだ?」
坂井「今日はマスコミの一般誌の方をお呼びして大々的にゴマを摺るという、そういうアレを。」

亜門「何でまた?雑誌に載ったの?」
坂井「ええ、SPA!の方で4ページも。表紙にも名前が。」

亜門「そうだ忘れてた、ちょうどこの事でお前に言いたい事があったんだよ。」

亜門が「SPA!」12月5日号の「エッジな人々」インタビューの一部分を読み上げる。「プロレス専門誌ではほぼ黙殺状態になっています。専門誌の記者の方ってプロレスをスポーツと思い込んでるじゃないですか。それがそもそもおかしい(笑)」

亜門「お前なんだよこれ!専門誌にどんだけお世話になってると思ってるんだよ!しかも(笑)って!」
坂井「いやそのほうが喜ぶと思って。ちゃんと(笑)もついてるし・・」
亜門「喜ぶかよバカやロー!」ゴマを投げつける。
亜門「お前らさ、専門誌の最新号読んでないのか?」藤岡に持ってこさせる。


亜門「週刊プロレスでは座談会で編集部一同でマッスルを絶賛してくれてるんだ!高木伸剛記者に至ってはだな、『2007年はマッスルには注目してましゅ。』と言い切ってくれてる。」

亜門「週刊ゴングさんにもこんなに載ってる。」

亜門「kamiproには古田新太が載ってるよ!『マッスルは大人計画や劇団☆新感線になれる可能性を持っていると思います。』劇団☆新感線って、てめーんとこの劇団じゃねーかよ。」

亜門「とにかく、こんだけ絶賛されてるのに何でそういう言い方ができるんだって話だよ!」

亜門「そんなに一般誌に載りたいのかよ?そんなにテレビに出たいのかよ?一般誌に載りたきゃ作家になればいいんだよ!テレビに出たきゃタレント事務所に入ればいいんだよ!」

亜門「特に趙雲、お前は稲川素子事務所に入ればいいんだよ!」(注:稲川素子事務所は外国人タレントに強い)

亜門「それよりもっとガッツワールドを大事にしろ!」

亜門「いいか、お前らはそもそもプロレスラーになりたかったんじゃないのか?」

坂井「あ、そ・・・そうだ!俺たちプロレスラーになりたくてツルティモ・ドラゴンジムに入ったんだった。」

亜門「だったらこんな所で油売ってないで、イヤ、ゴマ摺ってないでさっさと練習しろよ。」

亜門「俺は今まで培ってきたエンターテメント敵演出でマッスルを引っ張ってきた。おかげで次の後楽園もチケット完売だが、俺の役目はここまでだと思ってる。」

亜門「今まであえてプロレスっぽく無い手法でお客さんの目を引き付けてきたけれど、これからはお前ら自身がプロレスをやってお客さんを喜ばせるべきだと思ってる。」
坂井「じゃあ、今までやってきた展開とかは?」

亜門「何より俺自身が、お前らが一所懸命闘ってる姿が見たいんだよね。」
坂井「あ、亜門さん!」

梅山「次のマッスル楽しみにしてますよ。」
織田「こんなにおいしい担々麺が出来たんだ、プロレスだって出来ますよ!」

坂井「ありがとうございます!俺たち、1月3日後楽園ホールに向けてそんなに時間がありません。だから今すぐ一所懸命練習だ!」
すると亜門「何か忘れてるんじゃないのか?」

全員で並んでプロレスマスコミに対する謝罪文読み上げ。「えー、プロレスの専門誌の皆さん、ファンの皆さん、プロレスはスポーツじゃないとかマスコミ批判みたいなことを言って本当にすいませんでした。」

「2007年は私ども立派なプロレス団体として選手スタッフ一同、一丸となって頑張っていきますので今後とも応援のほどよろしくお願いします!じゃあ、みんな練習頑張るぞー!」

そしてオープニング。みんな練習中。

亜門も練習中。

大会ロゴ。撮るのに失敗。

メインキャスト紹介。「エッジな人々」マッスル坂井

「燃える毛根」アントーニオ本多

「中国人留学生」趙雲子龍

「カポエラサラリーマン」ペドロ高石

「下島車掌」Mr.マジック。それはもうオープンなのか!

「プロ万引きスト」726。あとの人のは撮れず。ちなみに鶴見亜門は「元・マッスル総合演出」になっていた。




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