マッスルハウス4 2007/5/4 後楽園ホールその6



亜門とマッスル戦士たちがリングに。
坂井「なんですか亜門さんいきなりリング上って。」
亜門「ちょっと控室で話せない話をしようと思って。」
坂井「控室でできない話がお客さんの前でできるんですか?」
亜門「ディーノとマジックも上がってくれ。さっきの高木さんの話、おかしくないか?」え?
坂井「僕も意味わかんなかったです。」
亜門「そうだよな。おかしいよな。俺も高木さんに言われて『そうですか』ってつい言っちゃったんだけど、そもそもDDTってそんな金ないのか?」
ディーノ「ぶっちゃけ我々大してもらってないし、経費はそんなにかかってないし、お金ないってのはおかしいと思う。」


亜門「だよなあ。なんでそんなお金ないお金ないって言ってんだろ?最近高木さんの周りで変わったことあった?」
ディーノ「そういえばあの人最近時計に凝ってるのよね。」
坂井「この半年くらいで何個も買ってるんだよな。先週も海老名のSAで『日本に一つしかない時計を買った』とか言ってドン引きさせてましたよ。」

亜門「あー、それやっちゃってるよ。売上。」
ディーノ「あの人が会社の売上を自分の趣味のために使ってるわけないでしょ?」
坂井「高木さん家ってお父さんは元毎日放送の役員だし、お母さんは陶芸家だし、金がないって事はないと思うんですよ。」
亜門「金持ちほど金に汚いんだって。金への執着心が強いから金持ちになるんだろ?」
坂井「じゃあリングに高木さん呼んで『やってません』って言わせましょうよ。」
亜門「ダメダメ!高木三四郎はプロのプロレスラーだから、すぐ『じゃあリングで決着を付けよう!』というに決まってる。そしたらオマエらアマのプロレスラーが勝てるわけがない。」

亜門「ちょっと高木さんの控室の映像見せてくれ。」
高木時計を磨いている(右写真)。
亜門「見たか?今さっきリング上での出番を終えた高木さんは最高にリラックスした状態にある。ここを狙えば俺たちにだって勝機はあるぞ。今まで俺たちはKAIENTAI-DOJOとか大日本とか他団体とやってきたけど、本当に倒さなければいけないのは、実はDDTじゃないかと思うんだよね。」

坂井「興行権とか一番身近なDDTから行けばいいですもんね。」
亜門「控室の高木三四郎を倒して腕時計を奪った者を新生マッスルのエースに任命するぞ!エースになりたい人!」アントンが手を上げる。

アントン「自信はないですけど、変装とかしていけば大丈夫なんじゃないかと・・・。」

「行ってきます!ポッポー!」

掃除夫に変装して高木の控室に入ったアントン(右写真)。
亜門「あー、掃除夫だったら控室に入っても不自然じゃないしね。」

接近するアントン(左写真)。
亜門「あ、通りすがりの魔法使いですってね。」

見つかる(右写真)。アントン撤退。
亜門「何やってんだよ?全然ダメじゃん。」
アントン「ああ見えて全然スキがありません。」
坂井「スキだらけだったじゃん!」
亜門「どうすればいいかな?」
坂井「控室を兵糧攻めとか水攻めとか。」戦国か!

そのまま控室映像を見てると大家らしき幽霊が映る(左写真)。
亜門「今の、どう見ても大家だよなあ。そう言えば休憩前に大家って首吊ろうってしてなかったっけ?」
坂井「そういえばそんなことがあったような・・・助けに行った人?」
アントン「自分は休憩入ってすぐにトイレに。」
亜門「俺は後半の台本を確認・・・って誰も大家のこと助けに行ってやらなかったのかよ!」

亜門「完全にこの世に未練持ってるじゃん!あのままじゃ高木さん呪い殺されちゃうよ。誰か霊感の強い奴?」坂井が手を上げる。
亜門「よし、大家を除霊してやってくれ!」坂井が高木の控室に向かう(右写真)。

控室映像を見守る亜門とアントン(左写真)。

再び現れた大家の幽霊(右写真)。

坂井は塩で除霊を行おうとする(左写真)。

坂井が塩をかける(右写真)、しかし効き目なし。
ディーノ「塩に塩は効かないか。」

ペドロとマジックが救援に向かう。まずペドロはカポエイラ攻撃(左写真)、効き目なし。

そしてマジック。マスクを半分取るとそこから強い光が(右写真)。

除霊成功!
亜門「凄いなーマジック。あんな特技持ってたんだ。オマエひょっとしてどこかの星の王位継承権とか持ってんじゃないか?試合で使えよ。」

坂井「でも今ので高木さん怪しんじゃってると思うんですよ。」
亜門「そうだな。今更マッスルの人間が行くよりDDTの選手が奇襲をかけるっていうのは?ずっと会場に残ってタダ見してるのいるだろ?あそこにタノムサク鳥羽がいる。鳥羽さんちょっと上がってください!」

鳥羽がリングに。
亜門「見てたんなら流れわかりますよね?」
鳥羽「闇討ちとか。」
亜門「マッスル軍に加わってもらえないでしょうか?」
鳥羽「いやー。」

亜門「鳥羽さん今DDTで1試合いくらもらってます?」
鳥羽「言えるわけないじゃないですか。」
亜門「2倍の2万円出します。永遠に2本で使います。」
鳥羽「やります。」
亜門「そこのカーテンの裏通ると自動的に着替えられますから。」

再度控室映像。しかし高木は試合コスチュームに着替えていた(左写真)。
亜門「気付かれてるよ!」

こっそりと控室に入る鳥羽だが(右写真

高木にスタナーくらう(左写真)。

そして「Fire」が流れ、高木はリングに(右写真)。

全員整列(左写真)。

高木「おいお前ら時計とか時計とかさんざん好き勝手に言いやがって。会場の様子は控室のモニターですべてお見通しなんだよ!こうなったらリングで決着付けようじゃねえか!お前ら全員かかって来い!」右写真

全員棒で殴りかかる(左写真)。
亜門「おい待て!高木さんの腰にゴングの形をしたアザがある・・・(今回のポスターのネタ)まさか」
坂井「みんなの体にも同じゴングの形をしたアザが?」
全員「ないない」
坂井「じゃあ関係ない」また殴る。

亜門「おい待て!高木さんのタイツから手紙が落ちた。何何?『三四郎さん、いつも僕たちみなしごハウスにたくさん寄付してくれてありがとう・・・』高木さん、もしかしてDDTの売上から施設の子供たちに寄付してたんですか?」
高木「してました」


全員「順番が違うだろ!」また殴る。
高木「ちょっと待て!さっきのなし!お前らの中から代表者を出せ。1vs1でやってやる!」

アントン「さっきのフィギュアでもう体力ない。」右写真
亜門「それじゃあ今日1試合もしてないの・・・坂井!」
坂井「えーっ、そういうプレッシャー無理です!」

亜門「みんなで助けるから大丈夫。自信持って行け。鼻狙えばいいんだよ。」



その7へ。