DDwithT NON-FIX "11.5" 1st RING大会その3



第4試合 男色ディーノ&マッスル坂井 vs ミスター雁之助&趙雲子龍

坂井「はじめまして、ミスター雁之助さん。今日この試合が組まれた意味がわかりますか?消化試合だと思っていませんか?員数合わせで呼ばれたと思ってませんか?違いますよ。」右写真
ディーノ「この試合が決まった時からおかしくっておかしくって仕方ないんだけど。」
坂井「雁之助さん、あなたは今年の12月27日でプロレスラーから引退されてしまうそうですね。僕が見るに、雁之助さんはまだまだポテンシャルを出し切ってません。まだまだ伸びしろがかなりあります。こないだのヤス・ウラノ自主興行であのウラノと五分に戦っていたのを見ても、まだまだ伸びしろがあると思います。」

謎の「上から目線」につい笑ってしまう雁之助(左写真)。
坂井「僕はよく先輩方に言われるんですが、お前らのやっていることは全然面白くない、と。FMWのバックステージで行われていたことが一番面白かった、と菊タローさんによく言われます。FMWの道場、合宿所、そこで行われていたことが日本最高峰のエンタテインメントだったと。あなたはそれを出し切っていない。誰もが笑う一発芸を持っていたそうですね?『もうダメだ』って人が、『頑張ろう』って思えるような。」
ディーノ「人前ではやれないのよね。ここだけの話、本人に言っちゃダメよ、この人ゲイらしいわよ。」
坂井「え、だって、雁之助さん結婚されてるじゃないですか!」
ディーノ「それを言ったらMen'sテイオーだって。」
坂井なぜか納得する。

2人のペースに巻き込まれまいと後ろを向く雁之助(右写真)。
ディーノ「ミスター雁之助の『ミスター』、男色ディーノの『男』、Men'sテイオーの『Men』、そうやって必要以上に「男」を強調する人間はたいていゲイ。8:2でそう。」
雁之助「それは藤田峰雄だろ!」おーい。
坂井「にゃんこキッドはネコキッドだったんだ!」
ディーノ「もうちょっとやってたらタチキッドが出てたのかも!」おーい。
坂井「ソルジャーは?」
ディーノ「軍隊でしょ。」坂井納得。
ディーノ「ちょっと無理すれば『雁』も『カリ』って読めるしね。WMFってそういう団体だったのよ。」

ディーノ「そうやって雁之助さんはリングをハッテンバとしてきたわけだから、リングを降りるってことは・・・」
坂井「勃たなくなった?」
ディーノ「ノーGUNよ。」
ディーノ雁之助の方に向き直り、「引退するのはやめろ、なんて言えないけど、ゲイユニットとして一緒にやっていこう、と提案したいわけよ。12月27日までの残りのプロレスラー人生をゲイレスラーとして全うする。」


趙雲が怒りの表情でマイクを取ると「いいでしょう。」と返事(右写真)。
「もしもこちらが負けたら甘んじて参加しましょう。」と勝手に決定。

そのまま趙雲とディーノで試合開始。

パンチ打ち合い(左写真)。趙雲チョップ、ソバット。ロープに飛ぶ、ディーノは男色クロー狙う、趙雲ブロック。

趙雲の打撃をディーノブロックしてまたクロー、趙雲またもブロック。ブレークしてポーズ(右写真)。

趙雲が「趙家に伝わる四千年の力!」と気を溜めているところをディーノ股間掴む(左写真)。その姿勢のままひきずられる趙雲を見て松井レフェリーも噴き出す、ディーノは坂井にタッチ。

坂井固まったままの趙雲をボディスラム、趙雲全く姿勢変わらずに受ける。坂井カバー、カウント2。坂井エルボースタッブ2発(右写真)、コーナーに振って突っ込む、趙雲かわしてソバット、雁之助にタッチ。

坂井逆水平(左写真)、雁之助チョップで返す。坂井の胸があっという間に真っ赤に。雁之助ボディスラム。坂井はディーノにタッチ。

雁之助趙雲にタッチしようとするが趙雲は「靴の紐が・・」と紐のない靴を直す。ロックアップ、ディーノ雁之助にキス迫る(右写真)、雁之助ブロックしてまだかがんだままの趙雲の背中に強制タッチ。

趙雲がまたも気を溜めているところをディーノ股間掴む(左写真)。

趙雲その姿勢のままで男色ベアハッグを喰らう(右写真)。

そして男色クロー(左写真)。

バックから蹂躙(右写真)。5分経過。

ディーノはリリースするとコックボトム(左写真)、

雁之助に見せ付けるようにナイトメア(右写真)。雁之助がエルボースタッブでカット、ディーノ趙雲の顔面に座る、カウント2。ディーノは坂井にタッチ。趙雲も雁之助にタッチ。

雁之助ガットショットからスイングネックブリーカードロップ(左写真)、さらに河津落とし、カウント2。趙雲を呼びこんでダブルでロープに振ると雁之助がエルボー、趙雲が水面蹴り。さらに雁之助がエルボードロップ、趙雲がコーナーからダイビングフットスタンプ、趙雲カバー、カウント2。趙雲は雁之助にタッチ。

雁之助ブレーンバスター(右写真)、カウント2。

雁之助バックドロップ(左写真)、ディーノが尻を触ってカット。雁之助妙にいい反応を見せる。趙雲にタッチ。

趙雲正拳、ソバット、ロープに飛んで追い越しざまにソバット(右写真)。さらにロープに飛ぶ、坂井肩に担ぐ、趙雲着地、ヒザ立ちの坂井にバックスピンキック(旭志織の「阿吽」の逆バージョンみたいな感じ)、カウント2。

趙雲打撃連打、しかし坂井は肩に担ぎ上げるとヴァーディクト(左写真)。

雁之助カットに入る、ディーノも入りついに雁之助の唇を奪う(右写真)。

雁之助が釘付けになっている間に坂井はマッスルロック(左写真)からマッスルスープレックス、趙雲頭から落ちる。

立ち上がった趙雲に坂井マッスルボンバー(右写真)、カウント3。

坂井(7分54秒 マッスルボンバー)趙雲

ディーノ「さてと、結果が出たわね。」
雁之助趙雲を気遣う(左写真)。特に問題ない様子。
ディーノ「今からGUN'sテイオーで残りのレスラー人生送ってもいいのよ?何なら我々もGUN'sクラブでもいいわよ。」
坂井「GUN'sクラブ!自主興行とかやりましょう!」

雁之助「俺は負けてないから。」
嫌がる雁之助に趙雲「ミスター雁之助!俺たち負けました!潔く提言を飲むべきです!」右写真
雁之助「お前が負けたんだよ!」

雁之助はディーノに「おう、お前とシングルやって、それで負けたら入ってやるよ。」
ディーノ「アンタとアタシがやるのなら後楽園級のカードね。」左写真
雁之助「後楽園でシングルやって、負けたらカミングアウトしてやるよ!」

ディーノ「負けたらカミングアウト!ある意味すでにカミングアウトしてるとも言う。」

ディーノ「アンタとアタシがやるのに普通のルールじゃ面白くない。どうせまたいろいろ言い訳するだろうからあの決闘方法で。アンタも学生プロレス出身なら知ってるでしょ?あのラストガンスタンディングルール。あまりに危険すぎて誰もやろうとしない、昔から誰もやってない。雁之助のガンとアタシのガン、どちらかがエクスタシーに達したら終わり。サーモグラフィーかなんか付けてわかるようにして、振り切ったら終わり。」右写真
雁之助「ちょっと待て。それを後楽園でやるのか?」
ディーノ「じゃあちょっと整理しましょう。まず11月30日は空いてますか?空いてるのね。じゃあ後楽園決定。そこでアタシとシングルをやる、そこまではOKね。」

ディーノ「で、ラストガンスタンディングルールだけど・・・・まさかミスター雁之助がケツまくって逃げたりはしないわよね?アタシは強要はしないわよ?」左写真
雁之助「やってやるよ!」
ディーノ「アンタがアタシの土俵に降りて来たってことは、アタシにも勝機が出たってことよ。」

両者互いの股間を指差してにらみ合う。雁之助も引退までのわずかな時間にやり尽くすつもりなのだろうなあ。方向性はともかく。



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