マッスル坂井自主興行 10/6 1st RING大会その3



第1試合 インサイダールール
男色ディーノ vs ペドロ高石

レフェリーはタノムサク鳥羽(右写真)。適任。

パンチの応酬からディーノはコーナーに追い込んで飛びヒザ蹴り(左写真)。

ダウンしたペドロにディーノはパンチを振り下ろす(右写真)。

アツくなったマジックがつい介入(左写真)。

試合再開。ディーノローキック(右写真)。

ペドロもローキック(左写真)。

ペドロバック取って脇腹にパンチ連打(右写真)。

ペドロアキレス腱固め(左写真)、ディーノなんとかブレーク。

ペドロヒザ蹴り連打でダウンさせるとマウントパンチ(右写真)。

ペドロ十字、726が入ってカット(左写真)。

726とマジックが乱闘(右写真)。

マジックはマスクが脱げたのも気にせずに監獄固めに(左写真)。監獄固めといえばマサ斎藤、マサ斎藤といえば・・・

海賊男。しかし海賊男はマジックではなくレフェリーの鳥羽を襲う(右写真)。

そのまま鳥羽を拉致(左写真)。

不慮の事態によりここまでの採点で判定することに(右写真)。

3人のジャッジの採点は96-98ペドロ、95-94ノーコンテスト、ノーコンテストで結果ノーコンテスト(左写真)。

(1ラウンド2分22秒 無効試合)

結果にかかわらず4人は抱き合って健闘を讃え合う(右写真)。

再戦を誓うディーノとペドロ(左写真)。


坂井と亜門が花道で会話。
坂井「第1試合からノーコンテストって歯切れ悪くないすか?」
亜門「お前総合ナメてんのか?両方とも本気で戦ってるから不慮の事態も起きるんだろうが!」
坂井「すいません。」
亜門「俺に謝るな、プロレス界に謝れ。」
坂井「どうもすいませんでした。」

亜門「第2試合はすごいタッグマッチだから。」



第2試合 タッグマッチ
アントーニオ本多&趙雲子龍 vs ヤス・ウラノ&大家健

入場してきた4人を見て坂井「これのどこがすごいタッグマッチなんですか?僕の自主興行なんですよ?なんか僕が面白くないみたいに思われるじゃないですか!」
亜門「みんなお前の大事な仲間じゃないか。不満か?」
坂井「あまりにも普通というかノーテーマ過ぎるというか。」

亜門「自主興行にテーマなんかいらないだろ?お前にゆかりのある選手が出てきたらそれで十分じゃないか。強いて言うなら全員学プロ出身。」
坂井「そんなことどうでもいいですよ。」
亜門「別に普通の試合でも、会場に実況流せばいいんだよ。今日も村田さんと鈴木さん来てるんだろ?あの2人の実況解説流せばどんな凡庸な試合でも見違えるほど面白くなるんだから。面白きこともなき世を面白く。」


坂井「高杉晋作の辞世の句じゃないですか。でも今日実は予算なくて実況解説入らない予定だったんですよ。」
亜門「あー、そうか。もともと10万だもんなあ。じゃ今日2人来てないの?」
坂井「村田さんは普通に仕事あると思って来られてたからさっきもぎりやってもらいました。今頃その辺でスネてんじゃないですか?」

村田アナは本部席の横に座っていたが、名前が出たので立ち上がる(左写真)。

坂井が村田アナに実況をお願いする(右写真)。ただし解説は鈴木健ではなくリング上のアントーニオ本多。引退したレスラーが解説やって面白いんだったら現役レスラーはもっと面白いだろうという目論見。

スタッフがアントンにピンマイク付ける(左写真)。
亜門「アントン、感じたままそのままを頼んだよ。俺たちはストリートに根付いた血の流れとか吐く息だとか肌触りとかをありのまま感じたいんだよ。」
アントン「あ、リングが泣いている。ガムテープが剥がれている。」
亜門「そうそう、そんな感じ。」

アントンはついつい下ネタを口走って村田アナに注意される。
アントン「大家さんは小さい高山さんみたいですね。」
村田アナ「どうして金髪にしたんですか?」
アントン「会社にやらされたみたいですよ。」

先発は趙雲と大家。手四つでスタート(左写真)、すぐにブレーク。ロックアップ、腕の取り合いから足をすくってリバースデスロックに。ブレークして両軍タッチ。

ウラノがアントンの腕をひねる(右写真)。アントン切り返そうとするが返せない。
アントンの顔がウラノの腹に着くと「あっ、蹴った!」
村田アナ「ウラノ選手のお腹には新しい命が!」
アントン「元気な男の子ですね。」

アントンは先に「前転して返そうと思います」などと解説してしまったため動きを読まれ切り返される(左写真)。大家にタッチ。

大家足をすくってアキレス腱固め(右写真)、アントン「この選手、ヘタクソ過ぎます。ちっとも痛くない。アキレス腱固めというのは腕の骨で・・・」大家その通りにする、アントン激痛。「急にうまくなりました!」
アントン「とても孤独です。趙雲も助けに来てくれません。彼はいつも助けない。プライベートでもそうです。」
アントン「サードロープが僕を笑っている。」なんとかロープエスケープ。大家はウラノにタッチ。

ウラノ首投げからスリーパー、アントン落ちかける(左写真)、カウント2でなんとか腕を上げる。「川の向こうにジミヘンとおばあちゃんがいました。でもおばあちゃんがまだ来るなって。」

アントンラリアット(右写真)、ダブルノックダウン。ウラノが大家呼び込む。

アントン2人交互にパンチ(左写真)。

2人にダスティ(右写真)。

そこに海賊男が乱入(左写真)。

アントンに手錠をかける(右写真)。アントン「これは拉致ですね。体型的に木村健吾かブラック・キャットですね。」と解説しながら連れて行かれる。ゴングが打ち鳴らされる。インタケ「ただいまの試合はノーカウント、いやノーコンテストとなります。」

(7分40秒 無効試合)

趙雲「勢いに任せてアントンに実況させるからこんなことになったんだ!村田さん!実況としてこの試合どう責任取るんですか?こんなんじゃ納得行かねーよ。延長戦やらせてください。」

村田アナ「2対1で延長戦は・・・」
趙雲「アンタがここに来て実況すればいいんですよ!」
村田アナ「な、何を言ってるんでしょうか?」
趙雲「アンタの実況は確かに面白い。しかしプロレスを面白おかしく実況することに何の意味があるのか?村田さん、アンタが本気で実況と向かい合うならばリングに上がってください。そしてリングから見える景色を、自らが体験するプロレスのすばらしさをあなたはお客さんに伝える責任があるんです!」

村田アナ意を決する。「わかりました。次の試合の実況、やらせてください。」

ついにリングに足を踏み入れた村田アナ(右写真)。



村田アナのデビュー戦はその4に。