マッスルハウス5 1/3 後楽園ホール大会その4



休憩明け、亜門が「控室A」に入っていくとそこにはNOSAWA、MAZADA、TAKEMURAの東京愚連隊が。なぜかミニテスト回答中(左写真)。

内田取締役が出てきて「いや、昼の全日本の試合が終わってくつろいでたら試験をやれということなので私が僭越ながら試験官を。」右写真

NOSAWAの回答をカンニングしようとするMAZADAとTAKEMURA(左写真)。亜門しかたなく東京愚連隊の解答用紙を回収。

教室セットに「贈る言葉」が流れ、チャイムがなる。入ってきた亜門は金八っぽい格好。出席を取る。「相沢雅!いない。遠藤薫!いない。誰もいないのか!」藤岡、726、酒井、NOSAWA、MAZADA、TAKEMURAが席に着く。再度出席を取る。亜門「あれ、726前半戦いたっけ?」
726「寝坊しました。」
亜門「お前ホント興行遅れる時は電話くらいしろよ。」
そこに坂井のテーマがかかり坂井、アントン、趙雲、ペドロが入ってくる。

坂井「なんで俺たち出席取られないんですか?」
亜門「ああ、お前らか。さっきのミニテストの結果、お前ら物凄く普通だったんだよね。ぶっちゃけ教えることも何もない。それに引き換えこの6人はほんとにひどい点数だったんだよ。特に後ろにいる東京愚連隊の3人なんて100点満点でほぼ0点だったんだから。」
坂井「ほぼって何ですか?」
亜門「とにかく、ここにいる6人はプロレスに関する基礎学力が低すぎて、このままリングに上げるのにはちょっとヤバいくらいの状況なんだよ。まあお前らもどうしても授業聞きたいんだったら邪魔にならないところで聞いてて。」

亜門「じゃあ先ほどやってもらったテスト、これは皆さんがプロレスをやっていく上で最低限の基礎知識に関する問題でしたが、答え合わせをした結果非常に残念な結果が出てしまいました。今日の授業はさっきの答え合わせをしながらおさらいをしていこうと思います。じゃまず解答用紙返します。人の点数見ないでねー。」
亜門「じゃあまず国語の問題の答え合わせから行こうか。歴史上の有名な人物の残したことわざに関する問題だな(右写真)。これは武藤敬司さんの言葉だ。一圭わかるか?」


酒井「ゴールのない人生のようなものである。」
亜門「それだったらゴールとか言わずに『プロレスとは人生のようなものである』って言えばいいよな。そうじゃなくて本来ゴールのあるものだから『ゴールのない』って言ってるの。じゃあNOSAWA。」


NOSAWA「人生ゲーム。」右写真
亜門「人生の後に人生ゲーム。かぶってんじゃん。」NOSAWAは藤岡を殴る。
亜門「はい藤岡のせいにしない。自分が控室で考えてウケると思ったんだろ?ゴールのない人生ゲームね・・・。」

亜門「ヒント出します。マで始まるカタカナ4文字です。次はMAZADA行ってみようか。」
MAZADA「松たか子。」左写真
亜門「松たか子カタカナで書いたら5文字でしょ!ほんと勘弁してくださいよ、違うこと言うの。違うこと言うならせめてウケてください。もうやめ、答えは『マラソン』です!」

亜門「じゃあ第2問、これは馬場さんが残したことわざ。もう一回一圭行ってみるか。」
酒井「やめさせていただきます。」
亜門「おい!馬場さんは亡くなるまでプロレスやめてないからね!じゃあまたヒント。漢字2文字。」

NOSAWA「暴露!」左写真
亜門「してない!馬場さんが暴露したら凄いだろうし、興味あるけど。この問題これ以上続けたらいろんなところから怒られそうなので次行きます。」

第3問に(右写真)。
亜門「じゃあこれはMAZADAから行ってみようか。」
MAZADA「おい、鬼太郎」
亜門「そこには片目の物の怪の名前は入りませんよ。よーく読んだら問題の中に答えありますからね。これはサービス問題。じゃあTAKEMURA。」

TAKEMURA「おい、西村!お前は男の恥だ!」左写真)それって昼の全日での話じゃ・・・速過ぎ。
亜門「まあ、まあ、なるほど。正解でいいです。次の教科行きましょうか。」

亜門「藤岡、わかるか?」
藤岡「沖縄ですよねえ・・・ミミガーを喉に詰まらせた?」
亜門「ミミガー詰まらせて『やれますよ!』・・・言ってないって!藤波さんミミガー控室で食べないから。じゃNOSAWA。」
NOSAWA「ちゃんこがまずいと言っておかみさんを蹴り殺した。」
亜門「それ北尾でしょ!蹴り殺してはないし。藤波さんにとっておかみさんって誰だよ?倍賞美津子さんおかみさんとは言わないし。」

亜門「ここはやっぱりTAKEMURAだな。藤波辰爾は控室で何をやったの?藤波辰爾はどうなの?藤波はぶっちゃけどうなの?」
TAKEMURA無言で立ち上がる、愚連隊が止める(左写真)。
NOSAWA「先生、竹ちゃんが今日なぜここにいるかを理解してあげてください。」
亜門「わかりました。じゃ次数学行きましょう。」

亜門「このある選手って藤岡のことだよな?藤岡が手売りしたチケットだよな?そういえば前回の北沢3連戦と5月の分のチケット代金10万くらい未納になってないか?どうしたんだ?」

藤岡「いや、そういうわけでは・・・」左写真
亜門「チケット代金って言ったら学校で言ったら給食費みたいなもんだ。どうしたんだ?」
藤岡「なくしました・・・」
亜門「なくした?なんで?」


藤岡は愚連隊をちらっと見る。NOSAWA知らんぷり(右写真)。
藤岡「カバンに入れてたんですけどなくなったんです。」
亜門「じゃあもう一回カバン探しとくように。」チャイムが鳴る。
亜門「1時間目はこれで終了します。」亜門が教室を出る。

休み時間になり酒井は早弁、726は寝る。NOSAWA「メガネこっち来い!お前何だよ、さっきの。あんなことやったら俺が怪しまれんだろ?フザケんじゃねえぞ。お前罰としてパン買って来い。」
MAZADA「俺焼きそばパン、焼きそば大盛りで。あとコロナ。」
NOSAWA「じゃ焼きそばパン焼きそば大盛り3つ、コロナ3本。今から30秒以内に帰って来なかったら殺すからな!10・・・9・・・8・・・」

藤岡「あの、お金いただいてないんですけど・・・」
NOSAWA「そんなのお前が払えよ!」
藤岡「手持ちないですし・・・」
NOSAWA「チケット代があんだろ?」
藤岡「いや、それは団体に払わなきゃいけないんで・・・」
NOSAWA「持ってんだろ!出せよ!」タイツを脱がそうとする。

酒井と726も入ってもみ合いに(左写真)。そこに亜門。
亜門「何やってんだ!お前ら!全員席に着きなさい。休み時間中ですがホームルームを行います。このクラスであってはならないことが起こってしまいました。いじめです。イジメだけではない、万引き、弁当の早食い、猥褻物陳列未遂、学校闇サイトににモンスターペアレント。もうこのクラスは腐っている!お前らは腐ったミカンじゃない。そもそもお前らはミカンじゃない。お前らは腐った人間です。」

亜門「藤岡、『正』という漢字があります。この『正』という字は『一』度『止』まると書きます。どうか一度止まって正しい判断をしてください。藤岡、お前はNOSAWAたちにいじめられてるのか?」
藤岡「・・・いいえ。」右写真
亜門「わかりました。アントンと趙雲、ちょっと手伝ってもらえるかな。」

趙雲とアントンがリングに。亜門「アントンが趙雲にヘッドロック掛けてみてください。」アントンが趙雲にヘッドロック(左写真)。
亜門「見てください。『人』という字は人が人にヘッドロックを掛けてできています。人間はみなプロレス技を掛け合って生きているんです。イジメ、不登校、闇サイト、モンスターペアレント、冗談じゃない!なんでみんなもっとプロレス頑張らないんですか!プロレスをやれば人と人はわかり合えるんです!」
藤岡「先生・・・僕は、プロレスがしたいです!」
亜門「726、お前はどうする?」
726「眠いけど、やります。」
亜門「一圭、お前はどうする?」
酒井「骨折してて試合できないですけど、やります。」


第4試合 藤岡典一、726、酒井一圭 vs NOSAWA論外、MAZADA、TAKEMURA

6人タッグが開始(右写真)。

いきなりMAZADAが酒井、TAKEMURAが726を場外に出す(左写真)。

孤立した藤岡に3人で交互にチョップ(右写真)。さらにNOSAWA張り手、ストンピング。

3人でストンピング、タイツを脱がせようとする(左写真)。ここで暗転、スローモーションに。しかし曲は中島みゆきの「世情」

タイツを脱がされた藤岡はピンクのパンティー。その中からカッターナイフを取り出す(右写真)。

愚連隊を刺そうとする藤岡(左写真)、愚連隊必死にかわす。

NOSAWAがカッターナイフを取り上げる(右写真)。

MAZADAとTAKEMURAが藤岡を羽交い絞めに(左写真)。

726が入って藤岡を救出、しかしNOSAWAが場外に出す(右写真)。

ペドロが入って藤岡にイスを渡す(左写真)。

しかし藤岡は振り上げたイスをペドロに(右写真)。

酒井にも一撃(左写真)。

愚連隊が藤岡を捕まえる(右写真)。

そしてピンクのブラを装着(左写真)。

藤岡ポーズ(右写真)。

(4分5秒 無効試合)

NOSAWA「東京愚連隊の新メンバー、藤岡メガネ!」左写真

4人で手を上げる(右写真)。藤岡「お前らのままごと遊びに付き合うのはもううんざりなんだよ!これからは東京愚連隊の一員として自由に、好き勝手に悪いことをやらせてもらうからな!バーカ!」

亜門「まあ仕方ないかな。これは藤岡が自分で決めたことなんだからな。」左写真

え。いいの?



その5へ。