マッスルハウス7 1/3 後楽園ホール大会その6



亜門がウラノにインタビューしようとするとまた控室の奥から「何で集中できないんだ!どうして本気出さないんだよ!この誤爆は唯一無二の誤爆なり!」という怒声。

仕切りカーテンを開けてみると説教しているのはアントンとGENTAROだった(右写真)。
アントン「長井さんがシャワー浴びてる間に説教しようと思って」
亜門「もういい加減許してやってもいいんじゃないの?たいした誤爆じゃなかったじゃん。」

アントン「お前、プロレスをナメてんのか!お前はプロレスを知りたいか!俺の電流爆破が見たいか!」

亜門「私は、電流爆破が、見たいです!」


第11試合 ワンデータッグトーナメント2回戦
ヤス・ウラノ&澤宗紀 vs アントーニオ本多&GENTARO

しかしリングに立つとアントンは「普通のタッグマッチじゃあ!」先発は澤とアントン(左写真)。張り手の打ち合い。澤ロープに飛ぶ、アントンテーズプレス、しかしその後のエルボードロップは澤かわす。

澤ドロップキック(右写真)、アントン吹っ飛んでGENTAROにタッチ。澤もウラノにタッチ。

ウラノ首投げ、澤がサッカーボールキック(左写真)、

そしてウラノは顔面ドロップキック(右写真)。

ウラノがGENTAROの腕にレッグドロップ落としてアームロック、GENTAROロープ。ウラノ腕折り(左写真)。

ウラノコーナーに上る、GENTAROロープにぶつかって揺らす(右写真)、ウラノ足を踏み外す。

GENTARO雪崩式フランケンシュタイナー(左写真)、カウント2。

アントンウラノをロープに振ってショルダースルー。ボディスラムで投げてコーナーに上る、澤が足にしがみつく(右写真)。

アントンマットに降りてウラノをロープに振る、ウラノブロックして延髄蹴り(左写真)、澤にタッチ。

澤ソバット、張り手、ハイキック、アントンかわすが澤はもう一回転してジャンピングハイキック(右写真)。

GENTAROには投げっ放しジャーマン(左写真)。

澤ロープに飛ぶ、アントンコブラツイストに捕らえる(右写真)。アントン卍に移行、体勢崩れる。ウラノがカット。

澤切り返して卍固め(左写真)、GENTAROがカット。

澤はウラノを踏み台にGENTAROにシャイニングウィザード(右写真)。

ウラノGENTAROを場外に落としプランチャ(左写真)。

澤が伊良部パンチの体勢に入ったところで場内暗転(右写真)、「エトピリカ」が流れる。

澤のモノローグが始まる。「俺の名前は澤宗紀。格闘探偵団バトラーツ所属の闘う変態レスラー。意外と知られていないかもしれないが、俺はマッスル旗揚げメンバーの一人だ。」

スローモーションで戦いは続行中(右写真)。

「デビューしたてでキャラの薄かった俺にマッスル坂井はイタリア人なのにイタリア人に見えないレスラーというキャラクターを考案してくれた。」

「俺はイタリア人になりきるために昼夜を忘れイタリアについて勉強したが、」

「待てど暮らせどマッスルからのオファーは無かった。」

「理由は簡単だった。俺よりもイタリア人らしい男の登場・・・」

「アントーニオ本多。すべてにおいて奴はパーフェクトだった。そして今日・・・」

しかし警告音とともにスクリーンには「ニュース速報」の文字(右写真)。

「水道橋の後楽園ドームシティ内後楽園ホールに」

「30歳前後の男性立てこもり事件が発生」ええーっ!!

亜門「ちょっと止めて!止めて!」もう試合どころじゃなくなって強制終了。

(6分24秒 無効試合)

亜門「何?後楽園ホールで立てこもり事件ってどういうことだよ?控室誰かいませんか?」控室前には清野茂樹アナ(右写真)。
亜門「あ、清野さん、レポートしてもらってもいいですか?」
清野アナ「控室の前で立てこもりが行われている模様です。犯人・藤岡典一、30歳・無職の男性です。人質・村田晴郎、年齢は不明でフリーアナウンサーです。同じく人質・鈴木健、年齢と職業は不明です。犯人は凶器のようなものを手に持って何か大きな声で要求をしています。」
亜門「清野さん、そこ開けてもらっていいですか?」


カーテンを開けると先ほど藤岡の下敷きになって退場した村田アナ&鈴木健編集長が人質に!(左写真

清野アナ一旦カーテン閉じる(右写真)。

再び開けると藤岡「キンキンに冷えたビールジョッキ一杯のプロテイン持って来い!人質がどうなってもいいのか!」

こっちで要求を聞いている亜門が「キンキン?ケロンパはいらない?」などとまぜっかえすので藤岡の興奮は収まらない。

なぜか自分の足を叩きながらイスを蹴る振りをする藤岡(左写真)。
亜門「人質に危害を加えるな!」
藤岡「刺してねえよ!」

藤岡「俺にもう1試合プロレスをさせろ!」
亜門「無理だよ、トーナメント負けたんだから。」
藤岡「いますぐにやらせろ!俺は本当にプロレスがやりてえんだよ!」
亜門「いったいどうしたらいいんだよ・・・」

その時もうひとつ奥の控室から出てきた大鷲、藤岡を張り倒す(左写真)。事件解決。

大鷲「お前、本当にプロレスがやりたいのか?」右写真
藤岡「やりたいですよ!」

大鷲は自分のタイツを差し出すと「これをはいて試合しろ。俺たちさえ黙ってたらバレないだろう。」左写真

大鷲「お前が大鷲で、俺が映像班の藤岡だ。」
藤岡「ごっちゃんです!」右写真



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