桑名城 2004.2.28



所在地: 三重県桑名市吉之丸
最寄駅: JR関西本線桑名駅
別 名: 扇城、旭城
現存遺構: 石垣、堀
区 分: 平城(水城)
城 主: 一柳氏、氏家氏、本多氏、松平氏
歴 史: 1513(永正10)伊藤武左衛門実房が城館を構える
1591(天正19)一柳右近が築城開始
1595(文禄4)右近が伊勢神戸城から天守を移築するが同年豊臣秀次に連座し改易、氏家行広が入封
1601(慶長6) 行広は関ヶ原の戦い後に改易、本多忠勝が入城し城郭を拡張整備
1617(元和3)本多氏姫路に転封、松平(久松)定勝が入城、以降松平家が城主
1701(元禄14) 大火により天守をはじめ建物の大部分焼失
1868(慶応3) 戊辰戦争の際降伏の証として辰巳櫓などが焼かれる
1873(明治6)廃城
1875(明治8)建物払い下げ
1896(明治29) 城跡に桑名紡績の工場が建てられる
1928(昭和4)城跡を九華公園として整備
2003(平成15)蟠龍櫓跡に水門管理所を建てるに当たり櫓の外観復元で建設


多聞橋から三の丸堀。

舟入橋から二の丸堀。

本多忠勝像。

九華公園到着。現在は「きゅうかこうえん」と読むが、昔は九華と書いて「くはな」(=くわな)と読ませていたらしい。

鵜。

筏橋。

吉之丸堀にかかる橋(名称不明)。

吉之丸とニ之丸を結ぶニ之丸橋。

本丸跡。残念なことに石垣はすべて後年作られたもの。

この土塁は天守がなくなった後のシンボル・辰巳櫓跡。

辰巳櫓跡の表示板。

現在辰巳櫓跡には大砲が。しかしこの大砲の由来は不明だそうだ。

梅。

本丸跡の中心には現在鎮国守国神社ほか神社が数柱。

その脇に小さな石垣、そして戊辰殉職招魂碑。

ここには昔天守があったらしいが?

この規模だから天守台をそのまま使ったというより天守台の石垣の石を再利用した、という感じだろうか?

招魂碑。

全景。

ちょっと歩くと揖斐川。工事中。

桑名城古図。地形は現在とあまり変わってないようだが。

この建物は2003(平成15)年にできた水門管理所。一応蟠龍櫓の復元らしい。

正面から。

斜めから。

縦で。

三之丸堀脇の石垣。これが桑名城唯一の遺構。

その上には普通の住宅。

保全されているとはいえないなあ。

七里の渡しの渡し場跡は現在川口水門。

七里の渡し跡の目印。




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